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第71話 ローガン

皆さん、遅くなって本当にごめんなさい!!

「……さて、いよいよ今日はアーノルドたちが帰る日。そして、傭兵さんとの待ち合わせの日です!」

リーンはベッドから立ち上がり、言う。


「なんだ、その、説明口調は……」

アーノルドは眠そうに目を擦りながら言う。


「いやぁ、傭兵さんは今後、アーノルドとも仲間になるかもしれない人だからね〜」


「そうだな、俺もちょっと、顔見てみてぇ……」

「あれ? 今日はもう、仕事は……」


「ないはずだぞ、昨日2人がやってくれたからな」


「本当それだよ! まったく!! なんであーゆー時に限って寝ちゃうかね〜!」


「悪かったって」


すると、アイラさんがやってきた。

「おはようございます」

「あ、おはよ」

「おはようです!」


「なあ、アイラ、今日ってもう、すぐに城、戻る感じか?」

「ああ、まあ、そうしようかと考えていたところだが……?」


「そうか……あのさ、お前は先帰っててもいいから、俺、ちょっとここに残ってもいい?」

「え、いいけど……なぜだ?」


「いや、なんか、知り合いが来るらしいからさー、会いたいなって〜」

(本当は会ったことなんてねぇけどな……)


「まあ、今日中には帰るからさ、」

アーノルドは言う。


「……そうか、なら、僕も残ろう」

アイラは言う。


「…………え?」

「どうした?」

「ええ!? あ、いや、それは別に大丈夫かなぁ〜、だって悪いし、な!」


「そ、そうか……なら僕は先に帰っていよう」

「そうだな! それが一番だ!」


「……そんなに僕は邪魔か……?」

アイラは小声で言うと、

「では、僕は先に朝食としよう……」

といい、部屋を出て行った。


「ん? あいつさっき、小声でなんか言わなかったか?」

アーノルドはリーンに言う。


「……え、あー、うん……なんて言うか、鈍感だよね……」

リーンは頬杖をする。


「?」


「じゃあ、私たちも食べに行こっか」

リーンは扉を開ける。

「いや、ちょっと待てよ、鈍感ってなんだ? ……おい!」




***




「一昨日と昨日はありがとうございました。貴女がいなければ、僕はとっくに倒されていたでしょう。深く感謝を」

アイラは荷物を背負う。


「あ、いえ、大丈夫ですよ〜」

「……そうですか、では、機会があったら……またお会いできる日を心待ちにしております」

アイラはそう言うと、宿を後にした。この後、あの3人を迎えに行くらしい。


「……いい子だったね、アイラさん」

リーンは手を振り終えたところで隣にいるアーノルドに言う。

「…………そうだな、道を踏み外すこともなかったし、よかったよ」

「うん……」



そのまま、2人は待ち合わせの場所に向かうことにした。

「やっぱりここってさ、治安悪いよね……」

リーンは地面に座り、集団で話しながらタバコを蒸している、ムキムキのお兄さんたちを横目に、小声で言う。


「そうだな、姉さんが言ってたみたいに、剣闘場みたいな賭け事をする場所があったくらいだから、治安は悪いんだろうな」

「うん……」


すると、隣を通って行った、1人の人と目があった。

鎧を着た、長い金髪に赤い瞳の綺麗な人。中性的で、性別がどちらかはわからない。けれど、ただそこにいるだけで美しいような人だった。


(うわぁ、すごい綺麗……)

他の人たちもその人に見惚れていた。


すると、その綺麗な人は振り返り、私たちの方にやってきた。


「探しましたよ、リーン様」

そう言って、その人は笑う。

「…………え?」


「え、うそ、姉さん、この人知り合いか?」

「いや、全然知らない」

リーンは首を振る。


「私はローガンという者ですが……」

「ろ、ろーがん?」

「知ってるのか?」

「全然知らない」


「……ああ、そういえばこちらの姿をお見せしたことはありませんでしたね。私は貴女の言うところの『傭兵さん』です」

その人は笑う。


「……えぇぇぇぇえ!!??」




***




「まさか、傭兵さんが、こんなに美青年だったとは!!!」

リーンは叫ぶ。


(鎧のせいでこもってたのか、もっと声が低かったし、口が裂けても言えないけど、もっとゴリゴリガテン系のおじさんかと思ってた……)


「ははは、青年という歳ではありませんが……」

傭兵さんは照れる。


(いや、側から見たら、どう見ても10代後半から20代後半ぐらいまでには入ると思うよ!!)

リーンはツッコミを入れる。


「え、一応聞くが、あんたは男、だよな……?」

アーノルドは言う。

「はい。私は正真正銘の男です」


「…………では、改めまして、私はローガンと申します」

傭兵さん、もといローガンさんは言う。


(傭兵さんってローガンさんって言うんだ、初耳……)


「私も貴女とともに戦い、貴女の剣となることを誓いましょう」

ローガンさんは笑う。

「……ってことは?」

「私も反乱軍に加わります」


「や、や、やったぁぁあ!」

リーンはアーノルドとハイタッチをする。


「よろしくお願いします、ローガンさん!」

「はい、よろしくお願いします!」




***




「じゃあローガンとも会えたし、俺帰るわ! またな、2人とも!」

そう言って、アーノルドは帰って行った。


(アーノルド、ローガンさんのこと、もう呼び捨てで呼んでるし……)


「そうだ、ローガンさん、私、あるところに行きたいって言ってましたよね?」

「ああ、別れた時ですね、おっしゃっていました」

「実はかくかくしかじかで、まだ行けてないんですよね……。もしも、ローガンさんがいいと言ってくれるなら、行きたいなぁって……どうです?」

リーンは言う。


「もちろん、いいですよ」

ローガンは笑う。

「ありがとうございます!!」


「じゃあ、多分、行きだけでも、早くて3日かかるので、そのつもりでお願いします」

「了解です」

「じゃあ、今日はここに滞在します。明日から3〜5日ぐらいかけて、旧ガルシア邸宅まで行きましょう!」

『おー!』

ありがとうございました。次は明後日です!

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