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異世界を救った高校生  作者: T_Sora
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元大魔道士ベル(後編)

城の前には屈強の騎士と、

知的な魔道士が待ち構えていた。


「クラン!ロウ!久しぶりですね!」

レインが目の前の騎士と魔道士に

手を振り駆け寄った。


「レイン様じゃねーか!

こりゃ懐かしいなぁ!なぁ、ロウ?」


「クラン、、レイン様に対して言葉を選べ。

改めてレイン様、お待ちしておりました。

そこの少年が例の?」


「はい、異世界より招いた神崎蒼空さんです。

ここへは師匠に挨拶と蒼空さんの魔道教官を師匠に依頼に来たんです。」


「へぇ〜このガキが異世界のねぇー、、」


クランが俺を試すような目で見る。


「今言った通り、俺は神崎蒼空。蒼空でいい。

そんで俺を舐め回すような目で見て何なんだ?」


「果たしてお前が本当に世界を救う力があるか知りたくてな。」


「なら試してみるか?」


俺とクランは睨み合い今にも飛び掛りそうな所で、


「お前達、、、いい加減にしないか、、、」


一瞬で俺もクランも足を凍らされていた。


「ジョークだよ!ロウ。」


「蒼空さんもですよ!

剣も魔法も無しにクランに挑もうなんて。

無謀過ぎます!

彼等もパラレルナイツの一員何ですよ?」


パラレルナイツか、、


ロウが指を鳴らすと足回りの氷が砕け散った。


「次は命も凍ると思え。

レイン様、ベル様は奥でお待ちです。

先へ行ってください。

私はクランにお灸を据えてから参りますので。」


そ言い終わると同時に

クランの首から下が氷漬けになり、

説教を始めたのだった。


俺とレインは城内へ入り、

ベルの待つ部屋に向かった。


「さっきは悪かったな?」


「え?」


「いきなり喧嘩腰になってさ、

ちょっとイラついて。」


「うふふ、

蒼空さんにもそんな事あるんですね。」


レインは微笑しながら言った。


「俺は自分の居た世界では、

喧嘩も勉強も負けた事がなかったんだよ。」


「動きを見たらわかります。

蒼空さんの身体能力の高さは

この世界の人間にも届くと思います。

ですがそれは生身の範囲です。

魔法や剣術といったものを併用して戦うこの世界の人間には敵いません。」


確かに、、俺は初めてあったレインにも、

一撃も入れられなかった。


「俺強くなりたい、

この世界を救うとかは今は実感が無いけど、

せめてこの手が届く範囲のものは守りたい。」


「蒼空さんなら大丈夫です。

私も力になります。」


話している間に

俺達は一際大きな扉の前にたどり着いた。


ノックをして扉を開け放つと、

深紅の髪の綺麗な女が大きな椅子に座っていた。


「師匠!お久しぶりです!

レイン・シーズン帰還致しました。」


「良く戻ったわね、レイン。

貴方が強く賢い魔道士なのはわかるけど、

大変心配してたのよ?」


レインはそのままベルに駆け寄り抱きついた。


「コラコラ、、それでレイン?

彼が異世界人、この世界の命運を握るモノなのね?」


「はい!師匠も感じてらしてると思いですが、

蒼空さんには内に秘めた力、

この波動は魔力だと思います。」


「そうね、確かに魔力だけど、、これは、、」


そうベルが言い、俺の傍にやって来た。


「自己紹介がまだでしたね、

私はベル、ベル・ミリオンよ。」


「はじめまして。神崎蒼空です。」


ベルが握手を求めたので、

俺はその手を握った。

そこでベルは驚愕の反応をした。


「あなた、、ホントに人間なの、、?」


意味がわからず俺が困惑してると

続きを語り始めた。


「あなたの中に秘めてる魔力は、

天空神ウラノスのモノなの。

そして古い文献では、

この世界の神々は数千年前に神魔戦争で肉体を失い、

その魂すら散り散りに消えたとされてるの。

そしてその後神々の魔力を秘める

神に選ばれた人間が産まれたと、

でもね、、

天空神ウラノス、大地母神ガイアの神体、魔力は、

その文献より遥か昔に無くなってるの。

私の知る限り神の魔力を持った人間の中に、

ウラノスとガイアを秘めた

そんな人間は存在した事がなかったわ。」


そこまでベルが説明してくれるけど、

俺は自分で考えても神々とか良くわからない。


「神だとか何とかわかんないけど、

俺に秘められた力がある事は理解したよ。」


「それもそうね。

この世界とは違う世界から来たあなたに

こんな歴史や経緯を話しても理解し難いわね。」


ベルがイタズラな微笑みを見せ、

自分の椅子に座る。


「師匠、、

蒼空さんに魔法の修行を付けて頂けませんか?」


レインは先程のテンションはなりを潜め、

真剣に頼み頭を下げた。

俺もレインに習い頭を下げた。


ベルは微笑み、

「良いわ、可愛い弟子の頼みですしね。」


こうして俺の魔法の修行が始まった。

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