30歳 ニート
カチ カチカチ
薄暗いその部屋にはパソコンのキーボード音が響く。そのパソコンでゲームをしている竹中真志は課金と書かれた場所にカーソルを合わせる。
そしてゲーム内の預金残高がなくなっていることに気づく。
「ちっ イラつかせやがって」
ブツブツと小言を言いながらも外へ出るため準備をする。
プルル
そんな時、電話がなった。外との繋がりを切っている真志にとって電話をかけれる人間など一人しかいない。
「もしもし」
真志が電話に出てみると案の定その相手は母親だった。
「あんた まだ働いてないんでしょ 私たちだってね、お金ないんだから働きなさい。もう30でしょ。自分の身ぐらい自分で賄いなさい」
そんな一方的で真志の意志をへし折るような電話だった。電話はきれてしまったが真志はそれに関係なく叫んだ。
「働け 働けうるっせんだよ!! 俺だってな働きたかったよ…それを潰したのはくそ会社共だろうがよ!!。だいたいなこんなふうに育てたあんたが悪いんだろ!」
大声で叫び、壁を思いっきり叩いた。そこはマンションで隣との壁が薄かったか、隣から叩き返された。そこに居ずらくなった真志はマンションを飛び出した。走りきって体力を使い果たした頃には、知らない場所まで来ていた。とりあえずはお金を近くでおろし、どうやって帰るか考えた。そこに2人組の女子中学生が通りがかった。そのうちの片方はありえないほど美かった。それに見とれながらも思い切って真志は話しかけた。
「すみません道を聞きたいんだけど」
「ひ…えっと」
その美しい方の子は怯えていた。だが真志はその声に惚れてしまった。
「いいよ ちとせ。私が話すから」
ちとせ…
その名前を頭の片隅におき、案内の元真志は家に帰った。
次の日、真志はあの声、顔を思い出した。
もう一度会いたい…
そしてついに真志はちとせに会いに言ってしまった。
次の日も同じようにストーカー行為をしてしまう。
その次の日も
そのまた次の日も
次の日も
次の日も
次の日も次の日も
次の日も次の日も次の日も次の日も
次の日も次の日も次の日も次の日も次の日も次の日も次の日も
次の日も次の日も次の日も次の日も次の日も次の日も次の日も次の日も次の日も次の日も次の日も次の日も次の日も次の日
そしてついに見つかってしまった。だが真志はあまりにもバレたことがショックであまり覚えていない。だがあの言葉だけが脳裏から離れない
「キモ」
その言葉をちとせ自身が言ったのかは記憶にないが、ただショックだった。好きな人から振られるのは誰しもが嫌であろう。その帰り道あるお店が目に止まった。
「そこの お客さん これを買いませんか?」
その店員の目には光すら感じられないが、そんなことがどうでもいいぐらいにその人が持っている銅像が気になった。
「あなた 多分とても嫌なことがあったんじゃないですか?」
その言葉と銅像の誘惑に負け銅像を買ってしまった。その銅像は特徴という特徴はなく表すならば、小学生が作ったような不格好で、目が上から粘土をたされたかのようにくっつけた目玉のない銅像だった。
それを持って帰った真志は家につくと急に睡魔に襲われた。真志はその服のままベッドに倒れ、銅像を待ったまま眠ってしまった。
キャラクター説明
高寺千歳
ひ弱でアニメのように整った顔立ち。
竹中真志
親のスネをかじり課金ゲーをしている。
短編小説を作りました。感想など残してくれると嬉しいです。




