3 冒頭要素
冒頭に入れるべき要素。
有名作品を例にして、小説冒頭に入れるべき要素を考察する。
主人公が誰なのかを示す
読者が感情移入すべきキャラクターが誰なのかを作者が示す
主人公はルフィなのか?ゾロナなのか?他のキャラでも務まるのではないか?
主人公が到達したい目標・夢を示す
物語の目的を読者に伝える
ルフィはなぜ海賊なのか?ふわふわした目標でないか?ただ海賊になって適当に航海しているだけじゃないのか?
主人公が目標・夢を達成したい理由を示す
物語の目的を達成する必要がある合理的な理由を示す
ルフィはなぜ海賊王を目指しているのか?読者に疑問を与えてないか?読者は納得するのか?ただなんとなく海賊がかっこいいと思っているだけじゃないのか?
主人公が目標・夢を達成するための問題を示す
主人公が直面する試練・困難・敵をはっきりさせる
ルフィが海賊王になるためにすべきことは何だ?ご都合主義じゃないか?理由なく成長していないか?敵はいるのか?成長する機会はあるか?
主人公が目標・夢を達成するための問題を解決するための行動を示す
主人公が困難に直面した時、乗り越えるための努力を示す
ルフィは敵を倒すために努力しているのか?理由なく敵を倒せていないか?主人公に心理的な成長はあるか?
主人公含めキャラクター達が現在その状況に置かれている理由を示す
深みを出すためキャラクターに過去やトラウマを付ける
ルフィが許せないことは何だ?その人物にとって自分の命よりも重要な課題・人物・過去はあるのか?ナミが抱えている辛い思いは何だ?チョッパーがルフィについてきた理由はなんだ?
まとめ
今回の点は王道作品などに共通する項目。
一つでも欠けた途端、モヤっとしてつまらなくなる。
以下の点
「ご都合主義」「話の進む速度が不安定」「あまりにも急展開」「物語全体がもやっとしている」
に心当たりがある場合、今回の点を見直すと改善するかも知れない。