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初恋28

翔平君と太陽を交互に見ながら考えていると、翔平君が姿勢を正し、表情をすっと引き締めた。


緊張感を漂わせるほどの、なにか私に伝えたいことがあるんだろうけれど、私はこんなときにもまた、翔平君の整った顔に見惚れて瞬きも忘れるほど。


そんな自分にあきれつつ、翔平君の口元がきゅっと結ばれる様子にドキドキしている。


翔平君のことを、本当に好きだなあとしみじみ実感している自分にこれではだめだ、と叱咤しながら、翔平君の言葉を待った。


すると、私に向き合った翔平君は、がくりと肩を落とした。


「萌……。頼むからその大きな目でじっと見るのは、とりあえず今はやめてくれ。決心が鈍る」


「決心?」


「ああ。今年に入ってからずっと悩んでたんだ」


「今年? 今十二月だし、ってことは一年間も悩んでたの?」


「悩む……そうだな一年間、ずっと悩んでた。もっと言えば、この五年間どうすればいいのか悩んでたな」


「五年……」


五年という言葉に、どきりと反応した。


私にとっては心から望んでいたわけではない仕事に向き合い、やりがいと喜びを手に入れようと頑張っていた歳月。


翔平君にとっては事故によってトラウマを抱え、克服しようと静かにもがいていた期間。


人生の大きなターンとなったあの事故を思い出して、気持ちを整える。


今では深く考える機会はそれほどないとはいえ、翔平君が今でも傘を見れば緊張する原因となったあの事故。


五年と言えばそれを連想することがわかっているのに、わざわざそれを話題にするなんて、一体何があったんだろう。


表情が変わったに違いない私に気付いたのか、翔平君の手が伸び、私の手を握ってくれた。


「それほど構えることじゃないんだけど、いや、それも違うか。萌にとっては、自分の未来を変えるかもしれないことだし」


「翔平君……」


もったいぶってるわけではないだろうけれど、私を気遣う声音に焦れてしまう。


「悪い悪い。まず、これ。このペットボトルだけど、さっき小椋君が久和さんに聞いていた復刻版の第一弾として販売が決定してる」


「え、本当? 翔平君、大好きだったから嬉しいでしょ」


「まあ、な。懐かしいし、おまけに今回俺がデザインの変更を担当したから尚更だな」


「そっか。話題にもなってるし、さすが水上翔平だね。今日久和さんが私のことをもちあげてくれたけど、私なんてまだまだだね」


「何言ってるんだよ、今日工場で大きな打ち合わせをしてきたばかりだろ。それに久和さんの目はたしかだ。萌は……どんどん俺が今いる場所に近づいてくるさ」


私を励ますでもなく諭すでもなく、とくに感情がこめられていない声音から、それが翔平君の本当の気持ちだとわかる。


「だけど、実力不足だし経験も浅いし、翔平君がいる場所になんて百年かかってもいけないと思う」


拗ねているわけじゃない、冷静にならずとも今の自分の実力はよくわかっている。


若手の同業者の誰もが翔平君に憧れ、目指しているというのに、私がそんな高みにいけるわけがない。


翔平君が本気でそう思っているのなら、それはもう「惚れた欲目」というものに違いなくて、そんなことを考えるあたり、私もかなり図々しくなったみたいだ。


図々しいし、翔平君に愛されているとようやく信じられるようになったのかもと、気持ちの変化を感じていると、相変わらず真面目な顔をした翔平君が話を続ける。


「別府さんが萌のこれからのことは考えてるみたいだけどな。経験を積めば実力はついてくる。それに、百年もかけずに俺に近づくためのいい話があるんだ」


「……何それ」


「今日、小椋くんが久和さんに復刻版の内容を聞いたけど教えてもらえなかっただろ?」


「あ、うん。私も興味があるから残念だったけど」


「関係者以外極秘で進められているんだけど。久和さんの会社が二年後に創立三十周年を迎えるにあたっての大々的なプロジェクトなんだ」


「極秘って……そんな大切なことを私に言ってもいいの?」


「ああ。久和さんには許可をもらってるし、萌には話さないといけない理由があるんだ」


そう言って、翔平君は「はあっ」と息を吐くと、頭を抱えて体を丸めた。


その手を包んでいた私の手は、翔平君の膝の上からするりと落ち、行き場を失くした。


「翔平君……」


一体なんなんだ? と戸惑いながら、翔平君の顔を覗き込んだ。


「あのね、翔平君。わけの分からないことばかり言ってないで、言いたいことをはっきりと言ってよ。遠回しに色々言われても、鈍感な私にはわかりませーん」


落ち込んでいるらしい翔平君の気持ちを盛り上げてみようかと明るい声を出してみたけれど、翔平君に変化はない。


「だけど、普段強気で俺様な翔平君がたまにこうして弱ってる姿を見せるのも、悪くないね。私が側でどうにかしなきゃって、力がみなぎるもん」


私はソファの前にひざまずくと、翔平君の膝に手を置いて、何度かトントンと叩いてみた。


すると、両腕の間から顔を覗かせた翔平君と目が合った。


当然ながら泣いてる様子はなく、単に言いたいことをどう言おうか悩んでいるだけのような気がする。


「言いたくなければ言わなくてもいいよ」


にっこりと笑い頷くと、翔平君もつられて口元だけで笑った。


「言いたくないけど、言うことにしたんだ。ちゃんと聞けよ」


「う、うん」


翔平君が好きだったオレンジジュースが再び発売されるという話から始まったこの流れの終着点はどんなものなのか、いい加減、はっきりと教えて欲しい。


「結論を先に言うけど。自動販売機のデザインを、やってみないか? あ、小椋君が手がける案件とは別で」


……は、どういうこと?


久和さんの会社は飲料水メーカー最大手で、誰もがその名前を知っている。


数ある商品の中には発売二十年以上というロングラン商品も幾つかある。


そして、再来年創立三十周年を迎えるにあたり、記念イベントを予定しているらしい。


新商品の発売はもとより、これまで人気があった商品の復刻版を期間限定で販売するのもそのひとつで、その第一弾が翔平君が手にしていたオレンジジュースだ。


その発売は一か月後で、それを皮切りに、二年後の三十周年まで、過去の人気商品が月に一種類ずつ復刻版として発売されるという。


それぞれの商品の販売期間は三か月と決まっていて、どんなに売り上げが良くてもそれ以降の販売はないという。


翔平君が第一弾のデザイン担当に指名されたのは一年ほど前で、プロジェクトの大きさと責任の重さに驚いたらしい。


おまけに担当する商品は思い出深いオレンジジュースだ。


断る理由などなく、翔平君が抱えていた仕事の量の多さを忘れて引き受けてしまったのも納得できる。


オレンジジュースが関係した美乃里さんとの思い出を聞いたあととなれば、尚更だ。


翔平君がオレンジジュースの担当として指名されたのはまったくの偶然らしいけれど、そこもまた彼の強運を表している。


おまけに復刻版第一弾だけでなく、二年後の最後に登場する商品も担当することが決まっているらしい。


二年後の発売に向けて年明けから打ち合わせをするらしいけれど、そのことが、翔平君が私に言った「自動販売機のデザイン」というのに関係している。


今回のプロジェクトでは、復刻版の商品それぞれをイメージした自動販売機を数台作り、全国のどこかに設置する。


第一弾のオレンジジュースにデザインされているすっとぼけた太陽がどんと大きく描かれた自動販売機も全国に数台、設置されるということだ。


もちろんそのデザインは翔平君が手がけていて、既に完成しているらしい。


設置される場所も決まっていて、発売日前夜にひっそりと運び込まれる。


現在、その流れすべてが極秘に進められていて、小椋君からの質問に久和さんが何も答えれられなかったのも理解できる。


大企業が進めるプロジェクトだから、かなり大がかりだろうとは思っていたけれど、その規模も期間も予想以上のものだった。


自動販売機だけでは消費者の手元に行き渡るわけもないので、通常の流通ルートにのってコンビニやスーパーなどでも売られるらしいけれど、自動販売機は全国でも数台。


かなりの話題を呼びそうだ。


「で、俺がデザインすることになっている、最後の商品なんだけど」


「あ、うん」


プロジェクトの詳細を聞くにつれて、そんな大きな仕事に指名される翔平君の凄さを改めて感じていると。


ソファに並んでいる体を私の正面に向け、翔平君がきりりとした表情を作った。


私もつられて向き直り、そのとびきり素敵で惚れ惚れする……ではなく、私に真面目な話をしようとしている翔平君を見つめ返す。


「復刻版の最後には、実は桃の新商品が投入されるんだ」


「え? それじゃ復刻版じゃないでしょ」


「ああ、中身もラベルも新しくなって、名前だけ従来のものを使うんだ」


「へえ。そういうのもありなんだね。でも、それじゃ復刻版にはならないような気がするけど」


「たしかに完全な復刻版ではないんだけど、仕方がないんだ。このオレンジジュースだって、まったく同じかと言えば違う。当時原材料のみかんを作っていた農家が廃業していて別の農家にお願いしているし、みかんが違えば味のバランスも変わってくるだろ? 企業秘密だと言って教えてもらえなかったけど、以前の味に近づけるためにいくつかの農家からみかんを集めて甘みや酸味の調整をしたんだそうだ」


「そっか。たしかに販売が終わってから十年以上経つもんね」


復刻版と簡単に言うけれど、やはり一度販売終了した商品を再び世に出すというのは簡単なことではない。


ひとつの商品でさえかなりの労力を要するのにゴールまでの二年間で複数の商品を再販売するなんて、かなりの大仕事だ。


久和さんの会社の社運がかかっているといってもおかしくない。


「桃に関しても同じで、産地を変えなくてはいけない事情があったらしい。味そのものが変わるのならいっそ、新しい味の新商品を出そうと決まって、名前だけは以前使っていたものをそのまま復活させることになったんだ」


翔平君はそこでひと息つき、体を私に近づけた。


「で、二年後の最後の商品なんだけど。設置場所はアマザンホテル一か所だけなんだ。アマザンホテルのイメージカラーはサーモンピンクとオフホワイト。設置される自動販売機もその色に合わせる。アマザンのイメージカラーに合わせた桃のジュースが今回のプロジェクトのラストを飾るんだ。おまけに、その商品だけは期間限定じゃなくてレギュラー商品として販売が続けられるんだ」


そういえば、アマザンホテルのロビーに足を踏み入れるとすぐにサーモンピンクの床が目に入り、濃淡はあれど、館内のほとんどが同じ色合いのもので統一されている。


客室のタオルやバスローブも含め、翔平君がそのデザインを担当し好評価を得ている。


だからアマザンホテルでのみ販売されるというジュースもテーマカラーのピンクである桃に決まったんだろう。


となると、自動販売機の色もサーモンピンクになるのかな。


たった一種類のジュース専用の自動販売機となれば、そのジュースに合わせたデザインが採用されるだろうし、それもまた翔平君がデザインすることになるんだろうな。


あ、でも。


翔平君はさっき、私に自動販売機のデザインをしてみないかと言ってくれたけど、桃のジュースと何か関係があるのだろうか。


……まさか、そんなことあり得ない。


こんな大きなプロジェクトを成功させるために翔平君をはじめたくさんの著名なデザイナーが結集しているとも聞いているし、私がそこに呼ばれるわけがない。


翔平君が大きな仕事をするのなら、私にできるのは翔平君の体調を気にしてみたり、ほんの少しでもストレスが軽くなるように笑顔でいることくらいだ。


そうは言ってもそれってかなり素敵なことで、是非とも翔平君のそばで笑っていたいなと思いながら、軽い気持ちで翔平君に視線を向けたけれど。


「俺がペットボトルのデザインをして、萌が自動販売機のデザインをすることになった」


翔平君が口にした言葉は、私の予想を大きく超えたものだった。


その後、リビングのテーブルに料理を並べ、私はラグに座っている翔平君の横に並んで腰をおろした


夕べ母さんが持ってきてくれた筑前煮やポテトサラダを食べながらビールを飲み、翔平君から詳しい話を聞いた。


というよりも、すべて白状させた、というほうが正しい。


「私のようなまだまだ半人前があんな大きなプロジェクトに参加できるなんて思えない。実はどっきりだったりして」


「どっきりなら、萌のその顔がどっきりするほど色っぽいんだけど?」


翔平君は手の甲で私の頬をするすると撫で、含みのある笑顔を私に向けた。


「な、何を言って……」


焦って首を振る私に、尚も翔平君の顔が近づいて、小さなリップ音が部屋に響く。


離れていく翔平君の唇を視線で追いながら、体が粟立つようなもどかしさを感じる。


「萌は酒が入ると顔がピンクになるよな。大きな目は潤んでるし力が抜けた口元は誘ってるようだし」


ラグに直接座り、片膝を立てている翔平君の方がよっぽど誘っているようなんだけど。


昔モデルをしていた翔平君の顔は、ご両親の遺伝子のいいとこどり。


切れ長の大きな目は柔和な印象を与え、意志のある唇はほどよく厚く。


俯いたときに見せる物憂げな横顔は人工的に作られた美術品のように完璧で。


こうして近くにいるだけで、思わず目を細めて眺めてしまう。


「翔平君のほうが、私より色っぽいよね」


「は?」


「ううん、なんでもない」


ふふっと笑い、手元のビールを飲む私に翔平君は眉を寄せた。


そんな怒った顔も素敵だけど、とりあえずそれは後回し。


「私の顔がピンクなのはどうでもいいんだけど、それよりも自動販売機の件が先」


「深く考えることはない。仕事の依頼を受けただけだろ?」


「翔平君ほどのキャリアがあったら納得だけど、あれだけ大きなプロジェクトで私に声がかかるなんて思えない。翔平君が裏で何かしたんじゃないの?」


私は膝立ちし、翔平君の目の前にすり寄った。


お風呂に入ったあとTシャツとスウェット姿の翔平君の顔を覗き込むようにして、答えを待つ。


「裏でも表でも、俺は何もしてない。だけど、久和さんに相談されたときには是非萌と一緒に仕事をさせて欲しいってことは言った」


「やっぱり。翔平君が久和さんに言って、あの仕事を無理矢理私に担当させたんでしょ。そんなズルしてまで仕事はしたくない」


「ズルじゃないし、無理矢理頼んだわけでもない。久和さんは萌の仕事ぶりを自分の目で見て決めたんだ。萌がペットボトルのラベルをデザインしていた頃、同時にこのプロジェクトが進んでいて、萌にも参加してもらおうって考えていたらしいぞ」


「そんな、嘘……」


翔平君の言葉が信じられず、私は呆然とした。


久和さんが宣伝を担当してヒットした商品は多く、彼と一緒に仕事をしたいと願うひとは多い。


デザイナーだけでなく、販売や物流に携わるひとにも影響を与え、ヒット商品を出して利益を得るという、会社経営の基本を改めて実感させられるという。


売れなければ意味がない。


そのための品質と戦略。


久和さんが部下に説くシンプルなことを、私も仕事で関わる中で教えられた。


そして最終的に結果を出すことができ、ほんの少し、自分にも自信がうまれた。


「久和さんのように仕事のできるひとが、私を気にかけてくれるなんて信じられない」


「……だろうな。俺も最初は驚いたんだ」


小さな声でつぶやいた私に、翔平君がにんまりと嬉しそうな表情を浮かべた。


「その話を久和さんに聞いたときにはまだ、萌が手がけたラベルのことも知らなかったんだ。『白石萌さんという若手のデザイナーさんがいるんだけど、復刻版の商品で組んでもらえないだろうか』って久和さんから依頼されたときは本当にびっくりした」


「……そうだよね、きっと」


私は翔平君の言葉に曖昧に頷くと、膝立ちしていた体を一気にラグの上になげだした。


腰をおろしたあと、両足を引き寄せて三角座り。


そして膝の上に顎を置いてふうっと息を吐いた。


「久和さんは、萌のデザインを見て売れるって確信したらしい。そしてその勘は正しかっただろ? 生産が間に合わないほどのヒットになったのは萌の力だけじゃないにしても、久和さんがよく口にする『高齢化の進んだ役員会』で萌をプロジェクトに参加させるのを認めさせる後押しにはなった」


「そんなの言い過ぎだよ。あのラベルは気に入ってるけど、売れたのは商品がいい物だからだし」


どこか力強い翔平君の言葉を、私は慌てて遮った。


久和さんも翔平君も私の力を過信しているようで居心地が悪い。


「萌の言うことも間違いじゃないけど、見た目のインパクトってのも大事だし、その面で売り上げに貢献するために俺らの仕事があるわけだから。萌が果たした仕事をもう少し称えてもいいんじゃないか?」


「そりゃ、自分の仕事をバカにしてるわけじゃないけど、私はまだまだ半人前で、修行中のようなものだし」


「その半人前で自信なんてまるでない萌を指名したのは久和さんだ。一緒に仕事をしたなら彼が妥協をすることなんてしないし、一時の思いつきで仕事を進めるひとじゃないってわかってるだろ」


「うん……、それはそうなんだけど」


私は力なくそう呟いて、抱えていた膝を更に強く引き寄せて体を小さく丸めた。


自分の仕事にプライドを持っている翔平君の言いたいことはわかるし、久和さんの仕事へのストイックさや真摯な向き合い方は知っている。


その久和さんが私の仕事ぶりを見て、大きな仕事を任せたいと言ってくれているのなら素直に喜ぶべきだともわかっているけれど、正直、不安なのだ。


これといって特筆すべきものもない、与えられた仕事に真面目に取り組むことでどうにか周囲に認めてもらっているだけの未熟者の私。


あのペットボトルのラベルの仕事だって、売れ行きが良かったおかげで評価されているけれど、そのことだけをきっかけに大きな仕事を任されても困る。


もちろん光栄だけど、とにかく今の私の実力では期待に応えられないと思うのだ。












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