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従者?没未来ネタ


メリザの前身が出てくる、続編として考えたもの。数年後、乙女ゲーム設定。




みなさまこんにちは。セリーは16になったばかり、冬です。

この国では、15の秋から三年間、貴族が通うことのできる学舎があります。もともとは地方で育ち、あまり良い教育係が望めない方々のために、騎士教育や領主教育を王都式に教え込むものだったそうですが、今では女生徒も多く通っております。夏生まれのわたしが16になったということは、この学舎では2年生に相当します。もちろんネヴィルも貴族の子弟として、1年生になりました。

そして、学舎に入ってから一週間。屋敷では今まで通り、嬉々として側に寄ってはわたしを褒めるのですが、反して学舎ではあまり近寄って来ないようにしているらしいのです。お友達が出来たのであれば、それは喜ばしいことです。

ただ、たまに視線を感じるとしょぼんとこちらを見つめるネヴィルが居たり、手を振るとあからさまに喜んでいたり、待てを言い付けられた犬のような姿が気になります。誰かに、何か心ないことを言われたのでしょうか。

スイッチが入ってぐいぐい迫ってきたり、うっとり酔われたりすると困ってしまいますが、わたしの側に居ることに慣れたらしいネヴィルはおおよそ落ち着いた状態を保っています。だから、へんな気遣いをしなくてもいいのになあ。

と思いつつも、しばらく静観を決めました。


そうやって、中途半端に距離を空けていたせいですかね。ネヴィルの交友関係がこんなことになっていたなんて、ちっとも知りませんでした。



「ネヴィルくんを解放してちょうだい!」


そんなことを叫びながら仁王立ちをするお嬢さんを、困った顔で見つめます。解放って、ネヴィルが辞めたいならいつでもいいのですけど、彼女の後ろで走り寄ってくる彼の雰囲気を見るに、そうは思えないのでした。





「乙女ゲーム?って、なんでしたっけ……ウッ頭が!」と使わない記憶なので忘れたセリー(そもそも原作無知)と、ちょっと落ち着いた忠犬ネヴィルと、思い込みの激しいトリップヒロインの乙女ゲームものにしようかとも考えましたが、結局乙女ゲームものにするのはやめたので、学舎編を書くとしてもこうはなりません。

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