冒険者登録
1度書こうとして投げ出したものをベースに書いてます。
もとになった話は1話だけ書いて諦めてので、これがほとんど初書きになります。
出来れば夏中に終わらせたいと思ってますが夏で終わらなかったら定期連載になるかもです。…それまでに軌道に乗ればですが
大陸ホルパタ大陸の北に存在する都市パルムトン
都市パルムトンの大通りに面した冒険者ギルドがある
そこに冒険者としては若い15,16歳くらいの少女がギルド登録をしに訪れるのであった。
「あ…あのギルドの方でしょうか?あと登録をするのはここでいいんでしょうか?」
そう少女がカウンター横の掲示板に紙を貼り付けている人に話しかける。
「うん?ああ冒険者登録は、うちでやってる。でもって俺がギルドマスターのデゥルムルってだけど…嬢ちゃんはその歳で冒険者になるのかい?」
そうデゥルムルが疑問そうに質問を投げかける。疑問の理由は、まず冒険者に女性が少ないこと、また少女の装備がメイスとローブだったのである。
「はい、所属している協会の習わしで各地を見て回ることになっていますので、出来れば冒険者登録しておこうかなと思いまして」
自信なさそうに質問に答えるとドゥルムルから1枚の紙を渡される。
「まるほどね~そんじゃ登録するからこの用紙に記入して欲しいんだが、嬢ちゃんは僧侶でいいのかい?」
見た目と腰に下げているメイスを元に判断されたのであろう回復職系と書かれた用紙であった。
「はい、駆け出しですが僧侶です。」
「僧侶ね、ならそこに信仰している神とその属性、あと可能回復魔法書いてくれ。備考欄は…まあ、特技でもあったら書いてくれ。」
「う~いざ書くと緊張する…」
名前 ラク・ディール
性別 女
年齢 15
クラス 僧侶
協会・信仰神 モグラーニャ神
属性 地属性
使用可能魔法 回復術(小) 土壁魔法 硬化魔法
備考 健康で回復が早いです
「う~ん、登録ってこれで大丈夫でしょうか?」
「ああ、これで大丈夫だよ。まあ駆け出し冒険者だから簡単な仕事からだろうしな、ただ…」
ドゥルミルはすこし言葉を濁しながら答える。
「僧侶で土属性、しかも土地神系の協会ってなると少し風当たりが強いかもしれないな」
多くのの冒険者登録されている僧侶は光か水属性の神を信仰している。そのため他属性を信仰している僧侶とPTを組むことが少ないのである。
「やっぱ田舎出身の僧侶には厳しいですか…?」
半分泣きそうな声で質問を投げかける。
「僧侶に限らず回復職ってのはPTの生命線だからな、知らない神を信仰してる回復職とはPTを組みたがらない人が多いんだ」
今までの経験から答えているのであろう。PTを組む際に僧侶が2人いることもある、その時に同一神を信仰しているとなにかと便利なのである。
「なるほど、そうなると最初から厳しいことになりそうです」
今後について考えなければ行けません…はたしてどうしたものか
「ところで嬢ちゃんは行く宛あるのかい?」
「いえ、まだ決まってません」
「ならうちで冒険者として自立するまで住み込みで働いて行かないか?ギルド兼酒場だからな、怪我人もちょくちょく出るし、回復できるやつが欲しかったんよ」
「いいんですか?田舎者だしあまり力になれないかもしれませんが…」
「まあ、最初から完璧なやつなんていないだろう?それに意外に仕事の種類は多いからな、何か1つくらいできるだろ」
「あ…あああありがとうこざいます」
「あ、ああ…ギルドの裏にあるボロい小屋があるんだが、半分物置になってるがそこの小屋を使ってくれて構わないから今日は掃除でもしてきてくれ。」
「はい、行ってきます」
こうして冒険者1日目の仕事が登録と掃除で終わっていくのであった
誤字脱字はどんどんコメントください。勢いで書いてるので見直しが不十分になってます。
でも、勢いで書ききらないと中途半端に放置して未完で終わりそうなので修正はある程度まとまってからやりたいと思います