表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
平和な異世界へ転移!  作者: はるか
1/3

序章

「はぁ〜〜〜、わかったって言ってんじゃん。しつこい男は嫌われるよ?サナトス。」


パールホワイトの髪に瞳はヒヤシンス色。中世的な顔立ちの男は違う世界の創造神にそう告げる。


「うるさい、そもそもお前が貸しをいつまでも返さないからだ。こちらの世界は消滅寸前だというのに。」


こちらは黒髪に赤眼というなんとまあ不吉な見た目をしている男はそう吐き捨てた。


「そもそも俺はサナトスという名前ではない。創造神に名前がないのはお前が1番わかっているだろう。なあ、地球の創造神。」


そう呼ばれた中世的な男は顔を歪める。その呼び名がよほど嫌なのだろう。

しかしすぐに笑顔になった。


「だって見た目も性格も死の神っぽいじゃんっ。でもタナトスよりサナトスって感じ。ね、サナトスっ!」


「それはお前の世界の話だろう。いいから早く人間をよこせ。今話している間にこっちの世界は消滅に向かっている。」


「わかってるって。条件は?」


先程までへらへらと笑っていた男が真面目な顔をしてそう問う。


「今までの常識にとらわれずこちらの常識に順応できる、こちらの知識がある程度ある。後はそうだな、そっちで不幸になってるやつをくれ。ある程度絶望を体験しているやつがいい。こっちで幸せにしてやる。」


「サナトスったら男前っ!明日までに見つけてそっちに魂送るからよろしくね。」


「わかった。」


2人の男の話はそこで終結した。

ちなみに神に性別はない。ただ人間が彼らの姿を見ればほとんど全ての人間は彼らを男と呼ぶだろう。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ