笑顔でいられるように
王太子妃の教育が終わった2年後。
今日、アレク様と私の結婚式の日。
あれから2年たくさんの事があった。
まずはヘレン様とお兄様そしてティナ様とミュラー様の結婚式は同じ日に同時に行われたの。
ティナ様がヘレン様より先に結婚式を上げたくないと言って、それならと皇后陛下が二人同時にあげればといったのがことの始まりだった。
そしてなんと同じ時期にお二人とも妊娠がわかり、少し日にちはヘレン様のほうが早かったけど同じ年の同じ月にヘレン様もティナ様も可愛い男の子を産んだ。
二人の赤ちゃんはなぜかアレク様に似ていて母方に似たんだと皇后陛下は大喜び。
私も小さなアレク様のようで可愛くて仕方ない。
それに二人とも私に懐いてくれてるし。
マリアとフィリップ様はまたキルフィスへと戻っていった。
キルフィスに教会を作り、マリアはそこから祈りをささげつつ北の大地を守る事になった。
もちろん警備もバッチリ。
コーリ様は伯爵の名をつぎ、ずっと支えてきてくれたエミ様を奥様とした。
二人とも爵位などはじめてだからとお父様が信用している執事とメイドを派遣して日々二人でいろんなことを学びつつ領地経営もしている。
二人が落ち着くまではお父様とスペンサー公爵様が後見人となりライジン伯爵領を見守っていくことになっている。
それにコーリ様は神官としての役割もある。
北の教会の神官長はコーリ様そこの聖女がマリアとなっている。
忙しいコーリ様を支えるエミ様は元々騎士だったようで身軽で領地内をくまなくまわってくれていて領民達に慕われているという。
あとは伯爵夫人としての知識とか領地経営の為の知識だけどそこは我々でフォローしますと執事とメイド長達が張り切っているみたいだから安心しておこうかな。
お父様と歩いたバージンロード。
お父様はずっと涙目。
そして、アレク様の元へ。
「リシェルをよろしくお願いします。」
頭を下げるお父様。
「はい。必ず幸せにします。」
そしてアレク様の手をとり歩き出す。
「リシェル。綺麗だよ。」
「アレク様こそ眩しすぎです。」
「この日が来るのを心待ちしていた。一生大切にするよ。」
「はい。」
私達は歩きながら人々の笑顔を見ているとパッと光った。
みんながわぁっと歓声をあげる。
エリシオン様。ルシオン様。妖精達。それにマーベラス様が空に浮かび。
【黄金の王子そして虹色の聖女よ。我々からの祝だ。】
【正しき道へ導き人々の笑顔を守れ】
エリシオン様とルシオン様がそう言うと
虹色の花びらがキラキラと舞って空高く虹がかかっていた。
【聖獣マーベラスこれより生涯黄金の王子そして虹色の聖女に従い尽くしこの国の繁栄に手をかそう。】
マーベラス様の言葉に妖精達が
【【【【【アレクは黄金】】】】】
妖精達の言葉からアレク様が金色に光ったと思うと金色の腕輪が目の前に。
「これは…。」
にこにこしてる妖精達はアレク様の周りを回ると腕輪を右手につける。
【【【【【期待してるよ!】】】】】
そう言うとパッと妖精達もエリシオン様ルシオン様マーベラス様も消えた。
それを見ていた人達からの大歓声にびっくりした。
「アレク様バンザーイ。」
「リシェル様バンザーイ。」
そんな声が大歓声となっている。
私達は顔を合わせてみんなにお辞儀をしたんだ。
きっと何を言っても今は届かないから精一杯の笑顔でみんなにお礼を伝えたんだ。
そして誓い合う。
「「私達は健やかなるときも病める時も互いを支え尊重し慈しみそしてこの国の人達の笑顔を守るために勉強し、研究し、この国の繁栄に尽力することを誓います。」」
私達は笑顔でそう誓いあったんだ。
これで完結です。
拙い文章を最後までお読みいただきありがとうございました。




