百鬼 チョコの後味
恋人を幸せにする事が自分の生き甲斐だ
人によっては
妬んだり
ムカついたり
甘いばかりの言葉かもしれない
そんな事を言われても
自分は幸せなのだ
二人で過ごしてきた日々が
どうしようもなく
際限なく
幸せで仕方がない
恋人の事を語ればキリがない
惚気話をさせてほしい
どこに行っても
誰と話しても
その話しかしたくないほどに
難しい話はできないし
正直言って苦手である
自分は幸せで仕方がない
ザッピング
ノイズ
ザッピング
ザッピング
ノイズ
ザッピング
目を覚ますと
そこは見ず知らずの部屋だった
右を見ても左を見ても
自分の知る物はない
これは夢なのだろうか
考えるのが苦手な所為もあり
頭がパニックになっていた
すると
後ろから猪口が割れる音がして我に帰った