プロローグ〈始まりの始まり〉
プロローグなので短いです。
異世界系は初めてなのでうまくかけないかも知れませんがよろしくお願いします。
一人の少年が、ある崖の上でたたずんでいた。その崖は自殺の名所でもあり、年間何百人の人がそこで自ら命を落としているらしい。そして、この少年もその1人。彼の名は山中弘人、17歳の高校二年生だ。高くもなく低くもない身長で、やや筋肉質な身体。顔はどこか抜けているような少し間抜けな感じだ。しかし、彼の瞳にはすべてに絶望しているような何かを感じさせた。
「やり直す。」
彼はそう呟いた。
「生まれ変わったら、そうだな。まずは小さい時から勉強しよう。もうこんな間違った選択をしてはいけない。ちゃんと、勉強して都内の公立高校に入学するんだ。間違ってもこんなクソみたいな地獄に戻ってきちゃいけないんだ。間違いは正解の元だ。俺は男の中の男!山中弘人!いざ、尋常に勝負!!!」
彼は大きな声で叫び、そして崖から飛び降りた。
彼は死んだ。
まだ始まったばかりでよくわからないと思うので、とりあえず第1章の1-1を見てみてください。