プロローグ
初作品ですので、誤字などが多いかもしれません。なるべく気付き次第修正したいと思います。感想等もぜひお願いします。
神崎陽太は他人の不注意によって引き起こされた事故で亡くなった。夜のコンビニ帰りに酒に酔ったトラック運転手によって轢かれて死んだのだ。
翌日には高校2年生となり待ち遠しかった新学期が始まるというのに。陽太には親友というよりも腐れ縁のような関係の幼馴染がいたが、結構可愛くていつか告白しようとしていて平和でかなり楽しい生活をしていたはずだったのに。
学校での友人関係はかなりよく、謙虚だが時にはクラスの為に仕事ができるような人格者だったと陽太の親友は語った。
多くの者が陽太の死を悲しんだが、当の本人はと言えば―――――――
★ ★ ★
陽太は太陽が光り輝く中、どこかの草原にいた。何故ここにいるのか全く記憶になかった。何があったのか思い出そうとするが、黒いもやのようなものがかかってしまい、思い出すことができない。
さっきから気になっていたが、妙に視線の位置が低い。おまけに頭に何か被っているのか知らないが、金色の髪のようなものが風になびいて揺れている。
「何じゃこりゃ………あれ?」
草原に響いた声は16年間、途中声変わりはあったものの聞き慣れているはずの声ではない別人のものだった。
頭を触ってみると、金髪は地毛であることがすぐにわかった。髪を触る手も華奢でか細く女の子のようだった。
「………まさか、な」
みるみる青褪めていく陽太は確認の為に、全身を触り始めた。誰かを護りたいと思って一心不乱に鍛え上げた肉体は消えて、胸が少し膨らんで見事なくびれが出来ており、男の象徴であるアレは無くなっていた。目線がかなり低くなっていたのは気のせいでも何でもなく、身長が縮んでおよそ160と少しぐらいだったようだ。
「………女になってるぅぅぅぅぅぅぅッ!?」
陽太は完膚なきまでに男としての威厳を失ってしまったのだ。
大体遅くても1週間に一度は更新したいと思っています。しばらく無理な時は必ず言うように心がけたいと思います。