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転生風霊術師  作者: 狂咲ノ桜
2/7

少女、風霊になる

 さて、この世界に転生して早5年それはもういろいろなことがあった。


 まずは情報収集の結果より、私が見ていた風の精霊だがこれに関しては非常に助けられた。まさか想うだけで風を自由自在に動かすことができるとは夢にも思わなかった。それこそ初めは動かすといってもそよ風レベルだったのだが、どうやら私は極端なほど風の精霊に好かれているらしい、たまに話をしに来てくれる小さな粒子でなく小さな人型のちゃんと話せる位の精霊曰く


 「あなたは好かれているというより愛されてるに近いわね、そんなわけだから頭 の上に乗っていいかしら。」


 等といって許可を出す前に頭の上に座ってくる、どうやら気に入っているようだ。


 また家族関係に関して、これは早く縁を切るために一計案じなければやばそうな雰囲気


そんなわけなので絶賛計画中である。


何度企画倒れになったことか。


 続いてこの世界について、剣と魔法の世界というのはそのまま

加えて今私がいる国はリーン王国という国だこの世界の言語もそろそろ慣れてきたのでできるだけ沢山の本を読み漁っている、というかそれしかしていない。


 そんなわけで現在馬車にて移動中、私は珍しい精霊使いとして政略結婚に利用されるそうだ、現在その暫定嫁ぎ先である隣町の貴族のパーティーへの参加だとかこんな理由で早くこの家から逃れなければいけない。


 「親方様、しっかりつかまってください!」


 「ちょっといきなり速度上げなくてもっ」


 どうしてこうなった。

 簡潔に言えばオーガ2匹がなぜか出るはずも無いような場所に出現オーガに見つかり逃走中と。


 というか思った以上にはやい、正直やばいのでオーガの膝を風の刃で撃ちまくっているわけだが、現在私の出せる最大出力では木を何とか切断できるかどうかというところだ(それでも十分だが)そんなもので魔物の中でも上位に位置するオーガに致命傷を与えれるわけがない。


 誰にも言っていないが私は魔力の消耗なしで風を動かせる、普通の精霊使いは自身の魔力を精霊に受け渡しその魔力の対価としてさまざまな現象を引き起こすのだが、私は他の精霊使いとは違い魔力無しで風の精霊限定である。


 不満に思ったことは無かったが他の精霊使いと同じように水や土が操れたら足止めできたよな、とか思いながらとりあえず撃ちまくる。


 「何をしている!もっとスピードをださんか」


 「は、はいっ」


 などと豚が叫んでいるが・・・・



 「ふぇ?」


 今あってはならない状況である。体が中に浮いているのだ、どうやら焦りすぎて馬車が谷底へ・・・


 って解説してる場合かっ


 「切り裂いてっ」


 声にして精霊たちに命令すると同時に全身を魔力で覆って衝撃を殺せるようにする。


 瞬く間に馬車は風によって引き裂かれ風を思い切り下から叩きつけるようにして落下の衝撃の殺すようにする


 「やばいやばいやばいやばい」


 やばいやばいやばいやばい全く勢いが殺せてないこのままじゃ・・・・


そして谷底に生えている木々に突っ込む、無数の枝に体が引っかかり体の至るところが引き裂かれ骨折し多少衝撃は消せただろうが地面に衝突した。


 「ぁ・・・ぁ・・・」


2度目の人生も落下死か、しかも5歳って



















(・・・・・・・生きたい?)

頭に声が響いてくる、これは精霊言語か・・・。

 肺がおかしくなっているのかまともに呼吸もできない、完全に体が死に向かっているのが良く分かる。


(・・・・・・・生きたい?)


 精霊の声が聞こえる



最後に残った力を振り絞って答える












 『生きたい』と



 まともに開けない目を無理矢理開けた時そこは光りの中だった。


事実を言えば大量の風の精霊が視界を埋め尽くしているのだ。


 痛みが引いていくと同時に冷静さをとりもどす。

そして何が起っているのか体に視界を覆いつくす様な数の精霊たちが、体の中に取り込まれ失った腕や傷を埋めていく。


だが、力がはいらないそして意識が薄れて行き眠ってしまう


 





 

 



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