ちょいエロ恋愛妄想 短編
優斗は恋を諦めかけていた大学生
そんな中やってきた、意中の相手、莉子との距離を縮める千載一遇のチャンス...?
「最近、どう?」と莉子が僕に問いかける。
莉子。共通の友人を通して(合コンである)知り合った、同じ大学の同級生だ。整った顔立ちに、小柄ながらすらっとしている。僕は一目で恋に落ちた。話してみると、知性的で、人の話を楽しそうに聞いてくれる。友人たちはやれ貧乳だの尻が小さいだの何もわかっていない。そこがいいんだっつーの。
「まあ、いつも通りかな。莉子は?」
「私も。最近ちょっと退屈だったの。何か新しい刺激が欲しいなって思ってた」と莉子は言いながら、僕の目をじっと見つめる。
思わずドキッとした。
咄嗟に
「そうなんだ。」
と素っ気なく返してしまったが、その視線に、僕の心は大きく揺れた。僕は、莉子がただの友達以上の感情を抱いているのではないかと感じ始めていた。こんなできた娘に、男がいないはずがない。勝手にそう思い込んで諦めていた。でもこれって...その感情は、人のはけ始めた夕暮れのキャンパスの静けさと共に膨らんでいった。
じゃ、と手を振って去ろうとする莉子を呼び止め、僕は自分を奮い立たせて言葉にした。
「よかったら一緒に飯でもどう?」
彼女はゆっくり微笑んで言った。
「うん。」
二人は、夕暮れの中を歩きながら、店に向かっていた。僕が上京した時からずっと気に入っているレストランだ。莉子と行くならここ、と決めていた。しかし、そこへ最悪のことが起きた。レストランが閉まっていた。暗い店内にはうっすらと「臨時休業」の文字が浮かんでいた。なんてダサい姿を...と立ち尽くしていると、莉子が口を開いた。
「もしよかったら、ウチ、来る?晩御飯作ってあげるよ。」
予想外の誘いに戸惑いつつも
「あぁ、ありがとう。」
と返した。
莉子の家に向かう間、他愛もない話を少ししたが、あとはほとんど無言だった。ふと見た彼女の横顔はうっすら紅潮していた。閑散とした住宅街に響く二つの足音は2人の高まる期待に合わせて弾んでいた。
家に着き、
「ここで待ってて。」
と言われ、リビングのテーブルの前に腰を降ろした。生活感があって綺麗な部屋だ、と思った。しかし本棚には、女子からぬ難解そうな本が何冊もあって、感心してしまった。
しばらく待っていると、
「できたよー!」
という明るい声と共にキッチンから彼女が顔を出した。彼女が運んできたプレートには形の綺麗なオムライスが乗っていた。料理までできるのか、と感心の連続だった。
その後、2人で談笑しながら彼女の作った料理を食べた。
「どう?美味しい?」
彼女が声を弾ませながら聞いてくる。
「あぁ、今まで食べたオムライスで一番美味しいよ。」
「嘘〜。あたしそんなに料理上手くないよ?」
とはにかみながら聞いてくる。あぁ、なんで幸せなんだ。今はただ、レストランの店主に感謝を。そのまま美味しく頂いて、莉子も完食した頃、
「食後はコレ〜。」
彼女が浮つく声色でそう言って持ってきたのはビール2缶。
「酒、飲むんだっけ?」
「最近、好きになってきたんだよね。」
そう言って、2人で乾杯し、飲み始めた。
「サシで飲むのは初めてじゃない?」
そう尋ねる彼女に、
「確かに、いつもは大体あいつらがいたしね。」
と、友人の顔を思い浮かべる。友人A、友人B!僕は今幸せですよ!
単位がどうとか、この教授がどうとか、そんなくだらない話を延々とした。人生で一番楽しい痴話話だった。
そうしているうちに時間は過ぎ、気づけば日を跨ぎそうに近くなっていた。まさかこんなに彼女と楽しめるとは思わなかった。これ以上のことを期待していなかったと言えば嘘になるが、僕としてはもう十分楽しんだ。それに、酒に酔った女の子につけ込むなんてことはしたくないのだ。
「時間もアレだから、そろそろ失礼しようかな。」
そういって立ちあがろうとすると、
「待って。」
と、彼女が僕の服の裾を引っ張った。
「優斗、ほんとにこのまま帰るつもり?」
と酔ってすこし赤くなった顔で、僕の目を、まっすぐに見つめて言った。その言葉に、先程の覚悟は一瞬で崩れ去ってしまった。
「なんの気もない男を、家にあげると思う?」
莉子は僕にくっつきながら言った。
「ご飯に誘ってくれた時、すっごく嬉しかったよ。でもね、本当はね、お店がしまってた時、もっと嬉しかったんだ。」
「これはチャンスだーって、優斗とえっちなことするチャンスだーって。」
僕は自分でも気付かぬうちに彼女を抱き返していた。
そして、互いの吐息が触れ合う距離で見つめ合った。
「優斗…」
と莉子が囁きながら、唇を優しく重ねる。その微かな声に、僕の心も一層高鳴った。
「初めて会った時から、好きだったよ、優斗。」
「っ…莉子…」
と僕は応じながら、自分の唇を彼女の小さい唇に押し付けた。僕等のキスはますます深くなり、互いの呼吸が絡み合った。僕の手が彼女の髪を撫で、彼女の体に優しく触れると、莉子はその優しさに身を委ねた。
そしてようやく唇を離すと、伝えたい想いが込み上げてきて、
「僕も...一目惚れだったよ。初めて見た時からずっと、好きだったよ。」
莉子は酒のせいか、それとも、顔を赤くして言った。
「嬉しい。」
「ねぇ…ほら。」
と莉子が囁きながら、僕の背中に手を回した。キスの感触が徐々に深まり、僕は両手が彼女の背中を滑る感触に全身を委ねた。僕は、彼女の体に触れながら、その温かさと柔らかさを全身で感じ取っていた。
莉子もまた、僕の体温を感じながら、僕の胸に頭をもたれかけた。
「あったかい。」
僕の鼓動が彼女の頬に伝わり、心地よい安心感とともに興奮がじわじわと広がっていった。僕の手が彼女の背中を優しく撫でる感触に身を任せると、莉子はその手のひらの温かさと力強さに、自分の体が反応するのを感じた。彼女の呼吸は速くなり、心臓の鼓動が激しくなるのが自分でもわかるほどだった。
「優斗、もっと…」
莉子は僕の耳元で息を吹きかけるようにささやき、僕の体にさらに引き寄せた。彼女の声には切実さと熱が込められ、欲望が強く表れていた。いつもの理性的な莉子はどこへやら。トロトロの表情で僕の目を見て言った。
「お願い…私をもっと感じさせて…?」
僕はもう自制が聞かなかった。
彼女のシャツを脱がし、彼女の胸に触れた。僕の手が触れると、莉子はその感触に震え、全身に興奮が広がった。
「んっ…その手、もっと強く…」
「こんな小さい胸ッ、んっ...触って楽しいの?」
「あぁ、すっげぇ可愛いよ。」
「もう...バカ、んっ...変なこと言わないで。」
莉子は呼吸を荒くしながら、僕の手が自分の胸を包みこむのを感じていた。僕の手が彼女の体に触れる度に、莉子の体はより強く反応し、感情の高まりがさらに増していった。
「莉子、君の…」
僕は莉子の体を優しく撫でながら、目を見つて言った。
「君の体が…すごく熱い…」
「優斗も…」
莉子は興奮を隠せず、僕の唇にキスを重ねた。
「あっ、この感じ、すっごい…もっと…」
彼女の声はあえぎながら、僕の体に密着し、自分の欲望を素直に表現していた。キスの深さと熱さが、二人の感情を一層高め、莉子の舌が僕の唇をなめるように滑り、その熱い感触に僕の舌も反応した。彼女の唾液が二人の唇を濡らし、より一層の興奮を生んだ
「んっ、僕、もっと深く…私を感じて…」
彼女は体が震えるのを抑えきれず、僕の体にさらに密着した。そして、僕の足の間に手を伸ばした。
「優斗の…硬くなってる…」
息を荒くしながら、彼女はいった
「君のせい...莉子のせいだよ…」
彼女は僕のを優しく撫でるように触り、僕の耳元で囁いた
「あたし…優斗とひとつになりたい…」
「お願い…」
僕は興奮と緊張で酔ってしまいそうであったが、彼女の言葉に応じるように、彼女をさらに引き寄せ、僕は口元を彼女の耳に寄せた。
「じゃあ、入れるね?」
莉子は短く頷くと、その言葉に反応して目を閉じて深く息を吐いた。二人は互いに身を寄せ合い、興奮と期待に包まれながら、体の深い結びつきを迎えた。僕の体が彼女の中に入り込む瞬間、二人の息遣いが一つになり、熱と興奮の波が全身を駆け巡った。
「んっ…入った…」
「あれ、もしかして...初めて?」
僕は恥ずかしがりながらも頷いた。彼女はクスッと笑うと、
「嬉しい。」
莉子は息を切らしながら呟いて、僕の肩にしがみつき、体を引き寄せた。
「じゃあ…んっ…めちゃくちゃにして…?」
僕はもう必死に腰を振った。僕の動きが一層激しくなり、彼女の体が激しく反応した。キスをすると、莉子の閉じきらない口からは、甘い喘ぎ声が漏れ、ベッドのシーツにしっとりとした痕跡を残した。
彼女の体が僕に寄り添うたびに、僕の呼吸もさらに荒くなり、二人の興奮が一体となっていった。額から流れる汗が二人の肌を滑り落ち、シーツに染み込んでいった。
「優斗…」
莉子の声が、徐々に息を切らしながらも、より切実になっていった。
「もう…限界…」
絶頂に達する直前、僕はさらに速く、深くなり、二人の体が完全に重なり合い、まるで一つの存在となったかのような感覚が広がった。莉子は身体全体が震え、彼女の口からは断続的に
「あっ…あっ…」
という喘ぎ声が漏れた。
「もう...無理そう。」
僕は絞り出すように訴えた。
「うん、私も...一緒に気持ちよくなろ?」
その言葉に、僕の体は彼女の中で快感の頂点に達した。
その瞬間、僕たちの体が一つとなり、達成感と快感が爆発的に広がった。僕等は抱き合ったまま、果てた。莉子の体は快感に引きつけられ、
「あぁ…優斗…」
と喘ぎながら体が震えた。僕の体もまた彼女の中での最高潮に達し、
「莉子…もう…耐えられなかった…」
と息を切らしながら、彼女の体をしっかりと抱きしめた。僕らはは一緒にこの瞬間を共有していた。体の奥から湧き上がる熱と感覚が、二人の間で一体となり、僕らの息遣いと共に部屋に溶け込んでいった。
「ふぅー...気持ちよかった?」
彼女の問いに僕は、
「うん、めちゃくちゃ良かった。」
と漏らす。その神妙な面持ちに莉子は吹き出した。
「あっはっは! 何その反応!」
その後もしばらく、彼女は笑い続けた。
「そんなに面白いか?」
と聞くと、
「うん...それに、ホッとして。」
?わけがわからないという顔をすると
「だって君、今まで全然手だしてこなかっでしょー?」
「私はずっとアプローチしてたのに!」
「だから、性欲とか無いのかと思ってたよ!」
真面目な顔をしてそう言う彼女に思わず僕も吹き出した。
「ちょっと、そんな笑うとこ?あたしは本気で悩んでたんだけど?」
と拗ねたように言った。当然僕はこう返す。
「ううん、ホッとして。」
初投稿です!
読んでいただいた方はここまで付き合っていただきありがとうございます!
構想の甘さから僕自身があまり好まない鈍感系主人公になってしまいましたが、これはこれでアリですね!




