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       3 フライを見付かる

 今日は冒険者ギルド、絡んできた奴の腕を折る。

         3  フライを見付かる



 翌日は冒険者ギルドた。こちらも20歳くらいの容姿で安ぽっい衣装で出掛けた。案の定絡んでくるものがいるので、腕を一本折った。ぎゃあきゃあうるさいので息止めた。仲間助けに来たので戻した。文句のありそうな奴がいたのでウィンドカッターで肩を切り付けた。血が当たり飛び散った。2人の怪我人を出してメンバーはオロオロするばかり。マリエールは受付嬢に入会申請をした。申請用紙に記入して申請を払えば終わりだ。先ほどのチー厶は何処かに行った。Fランクのカードか出来た。常時依頼の書類見ていると声掛けられた今度は腕を折らなくても良さそうだ。

「あんた相当強いね。あいつ等Cランク冒険者で屑みたいな連中だからあんたが気にすることはないが、あんな連中いくらでもいるよ。あんたの力なら殺しかねないだろ。我々のチー厶に入っておくのが良くないかと思ってね。」

親切で言っているのが判った。いいチー厶何だろう。

「ありがとうございます。嬉しいですけど無理です。対人戦であそこまでやったのは始めてですので心配して頂けるのしょうですけど大丈夫です。人間は殺しません。」

魔獣の多い場所を聞いたり、ギルドのいろいろなことを聞いた。最後にマリエールは昨日の端数3000エミリ(約3万円)ほど入った袋を渡した。

「医療費が掛るかも知れません。依頼の出来ない間の生活費がいるかも知れません。必要なければあなた達の食事の足しにしてください。友情の明かしです。」

もの陰からフライしてさっき聞いた草原まで飛んだ。冒険者達がいないところまで行って狩りする。と言ってもただ上空から魔法を放ち収納するだけだ。冒険者達に見られている。さっきの女性冒険者チー厶だ。どうしようか迷ったが彼女たちのところに行った。

「たまげたね。あんな戦い方なら魔獣討伐も楽なもんだ。フライとアイデアボックスと攻撃魔法ね。あんたならこの狩り場の魔獣根こそぎに出来る。」

冗談交じりの会話を楽しむ。

「自分が欲しい分は取れたので手伝おうと思って。それに地上戦も興味があって。」

メンバーはマリエールの力を借りて15頭のオークを仕留めた。

「じゃあ先にギルドに戻って自分の分を済ませて、あんた方の到着を待ちます。」

マリエールは20頭分のオークの魔石、肉、素材を出して金を受け取った。しばらく受付や他の冒険者と会話していた。女性冒険者達が来たので彼女達の方へ行った。彼女達の完了の手続きや売却が完了すると、

「打ち上げよ。付いてらっしゃい。」

マリエールはギルドに近い居酒屋に陣取った。いろいろ話せた。いろいろなことが聞けた。色恋の話があまり出なかったのはありがたかった。

 精神的に近いのが判った。彼女達は婚期をのがし仕事に生きるキャリアウーマン達だ。この世界で30と言うと孫の話し出る年頃だ。4人で金を貯め居酒屋でも出したいらしい。

「しかし、あんたが羨ましいよ。フライにアイテムボックス、攻撃魔法と揃えば直ぐに億万長者よ。それに若さ器量良しと来ればどんな生き方でも出来るわ。」

 知り合った冒険者は、婚期をのがした、キャリアウーマン、仲間で居酒屋でもやるのが夢だそうだ。気持ちが判る。

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