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       2 知識豊富な3歳児

 宝石や貴金属を売る。高価なものはそれなり理由を付けて売る。商業者ギルドは今後も利用出来そうだ。

         2  知識豊富な3歳児



 本職の医療関係ははっきり言うと何もない。創生魔法で医療品や医療薬を作っていく。ついでに宝石や貴金属、食料、飲み物を作り出す。欲しいものは何でも手に入る。この時代なら魔法人形とでも呼べばいいのか。身代わりをしてくれるアンドロイドだ。精神的に繋がっているので状況は判る。変幻自在があるので20歳くらいの容姿で行けば問題ない。一応我が家の家紋入りのバックを持参する。行き先は商業者ギルドだ。マリエールは言った。

「ご存知のこととは存じますが、我が領地は宝石や貴金属の産出が豊富です。我が領は別に強制されているわけではないのですが、国を通して売却しています。当然手数料もありますので、我が領に入る金額が国が売却する金額よりも少ないことは承知しています。しかし、先日の価格アップの恩恵がまったく我が領に反映されないことには思うところがございます。例えば国の他にも売却先を作っておくのも手かも知れないと領主は考えて見えます。慎重な方ですので表だった動きはされません。ただ主の心の内を考え我々が行動するだけです。主は我々に少し多目に宝石や貴金属を託されました。何のためともおしゃいません。我々は勝手に価格調査する様に託されたと思って来ました。同じものを幾つかセットにして売るつもりです。本格的な売却ななるかは判りません。これが今回の調査用のセットとこちらが銘柄と重さです。重さが違って入れば訂正してください。純度も100%と勝手に思って書きました。これも訂正してください。これはあくまでも調査です。このような動きが主の迷惑になることを懸念します。内分にお願いします。」

金、銀、プラチナ、ダイヤモンド、エメラルド、サファイア、ルビーの原石合計7点が1キログラムづつ。受付嬢はマリエールを領主の秘書と思ったのだろう。宝石、貴金属を鑑定に回して応接室に案内して自ら応接した。

「心配ございません。盗品等でなければ、出所を問うことはしません。当ギルドとしては、取り引きにからませて頂ければありがたいですが、其処は領主様の考えですものね。今回の値上げは原材料費アップを理由としているのですから領への支払いは増やすべきです。後で鑑定結果を見て頂けば一目了然ですが、ギルドに切り替えて頂ければ数倍の増益になります。」

マリエールはため息混じりに、

「領主はかつて炭鉱が国営であったことを忘れてません。極端なことをすれば国の逆鱗に触れまた国営化されるのを怖れています。許される範囲でこうした取り引きが内密に出来ないか探っているだけです。」

受付嬢はニコヤカに笑って

「もちろんですとも、可能な範囲で結構です。鑑定も終わったようですね。受付にお回りください。」

鑑定書と金額金銭を貰ってギルドを後した。想像以上の金額だ。しかし何時もこんなやり取りはやだな。次からはもっと簡略化出来るだろう。いろいろもの買い込み収納した。途中図書館があったので除いてみた。あらゆる知識の集大成と思うくらい多種多様な本があった。私は超上級魔法と家庭料理と国内の流通という本を借りた。 

 図書館を見付けた。冊数も多く利用しやすい。

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