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 30歳の女医が転生したら3歳の幼児だった。しかも沢山の魔法が転生特典としてある。

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 30歳の女医がドクターヘリで現場に行き医療活動中熊に襲われ3歳の伯爵令嬢に転生、難しい立ち位置だ。3歳の振りなど出来るだろうか。万能言語でこの国の幼児言語を選べ良いのでいいが、普段の生活はどうだろうと思ったがあまり心配には及ばなかった。何してようが関心はない。とにかく本だ。私は知識を欲する。しかし、現実は冷酷だ。マリエールの手の届くところは絵本だけ。欲する本は上の方だ。台に成るものが見つからない。フライで浮かんだ。

「キャア化物」

と叫んでマリエールを拘束して領主の部屋に連れてかれた。マリエールはフライをさせられたり、他にどんな魔法が使えるか聞かれ答えた。領主は注意して使いなさい。と言った。私は領主の家族を化物と呼ぶようなメイドはクビにすべきだと思いますと言った。その日伯爵家のメイドか一人減った。その日からフライで本を探すマリエールを見て誰も何も言わなくなった。マリエールは書庫室で過ごすことが多くなった。全部の書籍に目を通したわけではないが、自分に転生特典として与えられた魔法が過剰だと思った。魔法は苦労して増やすイメージだけど、こんなにあって何に使うか判らないものが多い。いちいち調べれば判るが調べる気も起こらない多さた。

 2番目に判ったことはこの国この世界の成り立ちだ。この国は600年の歴史がある。600年前に魔王に滅ぼされた前王朝を現王朝が引きづいた。と言っても始め100年は魔王との戦いだった。そして300年前討伐隊が魔王を討伐した。それまで聖女召喚の儀式呼び出して来たが600年前に頑なに拒否続ける聖女に見切りをつけ再召喚して討伐に向かったが魔王が強くなっていて討伐出来ず、国が滅んだ。

300年前は貴族の聖女を討伐隊に加えた。彼女は小さい時から学問にも魔法にも精通していたらしい。何このいやな感じ。

 国民は10歳になると称号を受ける。称号は魔王討伐以外ほとんど意味はない。ただ魔王討伐は勇者の称号を持つものと聖女の称号を持つもののペアが中心になる。

 まさかとは思うがこの異常な魔法の意味は他に説明が付かない。魔王討伐に行く運命なのだ。

 前回の聖女については詳しい記述がある。14歳で国から聖女として呼び出され王子らと訓練して討伐に向かう。始めは消極的な聖女だったが戦いの中で積極的に役割を果たし討伐を成功させる。王子と聖女は結婚して国王と王妃となる。

 それが待ち受ける人生とは考え難いがまず聖女の称号になるかどうかだ。聖女になるのは1万人の女性に一人だけ。しかも聖女だからと言って回復魔法や殲滅の魔法が使えるわけではない。この想定の話しは考えるの辞めよう。

 その他様々なこと判った。この国の南は海だ。この世界では海は海の魔獣が住むところとして怖れられている。海産物は食べられないのか。この国では畜産も行なわれている。鶏、牛、豚はいる。後神なのか宇宙人なのか良く判らない存在が人間を助けてくれる伝承が多い。正確なこの国の歴史や考古学は進んでなく、詳しいのはこの王朝からのものだけだが研究してみるのも面白ろそうだ。

 この世界では300年に一回魔王の襲来がある。貴族の女性が聖女を務めるらしい。

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