五幕
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本日のやる事が全て終わり、歓迎会をしようとする流れになったが胡桃が今日は用事があって難しいと言ったので、別の日にやる事が決まった。
そして胡桃の本日最後の用事である暁良と姫乃に接触してきた。
「えっと、先ずは姉達の目的から教えますね?」
胡桃がいきなり暁良達が聞きたい事を教えようとしてきた。
「どういうつもりだ、それを話してお前達に得があるのか?」
だが、暁良達も素直にその言葉を鵜呑みに出来ないでいた。
「気持ちは分かりますけど話だけでも先に聞いてください……」
暁良達の気持ちも分かる為、胡桃も申し訳なく言ってきた。
「取り敢えず、私が姉から言われた事は貴方達の監視です。
もう姫乃先輩には監視がとっくにバレていましたけどね」
「以前から感じた監視は貴方だったのね」
姫乃の言葉に胡桃は「そうですよ」と返してきた。
「それで、姉は開き直って堂々と一緒に居て見張って来いって事が今回の流れです」
胡桃は本当に嫌そうに話している。
「それはあくまで監視が目的なんだな?」
「はい、姉からはそれ以上の事は言われてません。
私としても、監視とか正直やりたく無いので適当に報告するつもりですので、暁良先輩達も余り私を避けないでくれると嬉しいです」
津名と同じ顔でそんな事言われてる暁良達は微妙な表情でいた。
「直接的に被害を出すって手段を取らないなら俺としては許容してやるよ」
「そうね、私もそれ位は我慢してあげる」
二人はそう言うと、話は終わり?と言わんばかりに胡桃に視線を向けた。
「良かったです!姉の目的は今話した通りです。そして、此処からは私の目的を話しますね?」
話は終わりじゃないと告げる。
「まだ他にあるのか……」
「内容次第では、貴方をこのまま返す訳にはいかないわよ?よく考えてから喋りなさい」
其々の反応を示す二人を見て、胡桃はそれでも話しを続けた。
「私の目的は姉の……と言うよりかは渡辺家の失墜です。
正直な話しをしますと私は普通の生活をしたいんですよね〜」
いきなり何を言ってるんだと思う暁良であったが、取り敢えず話しを聞く事にした。
「私の家では姉が絶対的存在なんですよ。
両親ですら、渡辺綱の再来と言われる程の才能を持った姉を持ち上げ、才能が無い私は居ない者として扱つかわれてきました」
「渡辺家に恨みを持ってるから失墜させたいって事か?」
渡辺家の事情を聞いて、暁良はその様に考えてしまった。
「恨みではないですよ〜、ただ退魔師の家系って物に縛られ過ぎているように私は感じたんですよ、姉も両親も親戚全員も……。
だから、私なりの方法で家を変えたいんです」
胡桃の目的を聞いた暁良は、コイツは嘘を言ってる様には感じなかった為、信じても良いのかもしれないと思ってしまった。
「だから、俺達側に着くって事でいいのか?」
確認の意味も込めてこの様に聞いた。
「表だっては動けないですけど、そう取って貰って大丈夫です」
「そうか、だったらこれからは仲間になるんだ、宜しく頼む」
「ハァ〜……、私はまだ完全に信用してないけど暁良がそう言うなら一先ずは宜しくお願いするわ」
そう言って二人は手を差し出してきたので、胡桃はその手を取って軽く握手をした。
「あっ、折角仲間になれた記念って事で情報上げますね!先輩が求める強さの正体は霊血突破と言う力ですよ」
いきなりの事に暁良はポカーンとしてしまった。
そして、言葉の意味を理解したと同時に動き出す。
「知ってるのか!どうやればあの時見たいに力を出せるんだ」
暁良は胡桃の肩を掴み前後に揺さぶる。
「あわわ、揺らさないで下さい……。
私も使えないので、説明は出来ないのですが、明日は幻魔様がお見えになるんですよね?その時に聞けば答えてくれるかと思いますよ」
揺さぶられながらも、その言葉を聞くと暁良は「そうだな」と言って胡桃の肩から手を離した。
「悪い、取り乱した。
明日は社長に、先日の強さについて聞くつもりだったからな、ただ取っ掛かりとして今聞いた言葉を使ってみるよ」
「そうして下さい。そして、先程言った技術は第一部隊員の強さの秘密でもあるので覚えておいて下さい」
「わかった」
そうして三人の話しは終わり、明日は幻魔の訓練もある為その日は解散した。
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