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11.私は滑るローションの様に...キラン⭐️

山斬は22歳のイケメンエリートサラリーマンだよ〜

見た目の変さでイケメンを相殺してるタイプの人だよ〜

病院の様に整備された空間。

そこには自分と山斬がいた。



「ここはどこなのかしら?」

「ズガガガガガガ!!!スピー..............ズガガガガガガ!!!スピー..............」

「山斬凄いいびきね..」



とてつもないうめき声が、部屋中に響く。



そしたら山斬が

「起きたかアプシュルノぅっっ.....いやウンコだった......んっっ....」

「ええ起きたわよ」

「....んむにゃむにゃ..ごろごろにゃーおばうばう......」

「....山斬?」

顔を見てみると寝ている。

寝言だったのだ。





「おーい山斬起きてー!」

山斬は目を開けて、

「ん?起きたかアプシュルノ?いやウンコだった」

「いや寝言と完全に一致してるし!....ってウンコって何よ小学生かよ。」














ツッコミが弱かった....

山斬にとっては、熟してないバナナ、

隠しきれてないハゲのズラ、

時折外に出かけてショッピングモールとかでトイレに行った時、蛇口が締めきれず雫がぽとぽと垂れている様な感覚だった。





そんな事をなりふり構わずアプシュルノは、

「ここはどこなのかしら?」

「なんとかカンパニーっていう会社」

「何で知ってるの?」

「さっきのキレイなナースに聞いた。








そしてぇーーー寝た。」








「貴方っておめでタイやつね」











「あっ」










ふっと漏れてしまった偶然のギャグ。

アプシュルノは赤面し、山斬はニャッっと笑った。

「ハハハ!オモロいぞアプシュルノ!いいセンスだ!」

「いや別にさっきのは偶然だから!」

二人共、別に友達ではない。親友や、ましてや恋人ではないまた別の感情。何かほっこりする。そう表す事しか出来ない不思議で心地よい感情が二人の間にはあった。



















そんな事は関係無く天井からエレベーターの箱だけがこの部屋まで突き抜けて来た!

「ズドオオーーーーン!!」

天井は貫通して歪み、ドアが開き、中からは“水素と窒素で酸素を作りたい、この気持ち。”と書かれた濃いピンクのTシャツを着た人間体格の人面猫が出てきた!





「早速だが二人共!実はこの銀河防衛カンパニー株式会社ではバイトを募集している!」

「へっ!?はっ!?ななんですか!?」

「因みに拒否権は無いから今から下に来い!」





そして更に下に向かってエレベーターは貫通していった!





「何だったのかしら...」

山斬は追いかける様に行こうとすると......

「ちょっと!?何か抵抗は無いの!?」

「ん?無いが?寧ろ今ワティフェィ無職になっちゃったしいい機会だと思ってるが?」

「す..凄い思い切りね..」

そう会社が竹で壊された今山斬は無職なのだ!





「行くぞアプシュル............なあ」

「何?」

「お前名前長えよ」








「いや知らないわよそれが私の名前なんだから!」

ちゃんと名前を言ってもらえなかったアプシュルノは怒り気味だった。




一方山斬はやっと我慢してた事を言えてスッキリした!





そして、山斬は少し考えた後...





「アノ。アノでどうだ?」

「アノ?」

疑問で聞き返すアプシュルノ。

「アプシュルノの最初と最後を取ってアノだ!」

「...まあいいけど」

アプシュルノは見え見えの照れ隠しをした。








そして二人はエレベーターで空いた穴に入ると..

金属で覆われたワォータースライダーの様な所になっていて、機械の音声が流れた!




「さあ皆んな!このワォータースライダーであっそぼう!!皆んなの愛と希望と借金が詰まったスライダーだよ!借金なんと600万だったよ!返済中だよ〜!」

「リアルな事を言うのね..」








そうすると大量の液体が流れていきて、急に二人は、滑り出した!

機械の音声はズレて..............







「出発まで〜!3!2!1!」

「いやもう私達流れてるわよ!!」

「あーワティフェィ寝不足やわー」

「いや貴方はさっきまで寝てたでしょ!」








そして前から光が見えてくる!!

光は次第に大きくなり、二人はスライダーから飛び出した!

そうするとボウリング場の天井から出てきた!



アプシュルノはうずくまり、山斬は楽しそうだった!二人はレーンを滑り切り、ピンを倒す!更にストライクの音が流れる!



「おおおおおお!!!」

「ポロンポロンポロン!!!」(ピン倒れる音)

「ストライ〜ク〜イクイク」

そして奥の穴に入り暗闇の中を滑ってゆく!!

また光が見えてきて光から飛び出すと、大きな部屋に出てきた!



そして二人はクッションに飛び込んだスライダーは終わった!




「あ〜〜〜〜楽しかった〜〜!!」

山斬はご機嫌だった。

「はあちょっと怖かったわ......」

アプシュルノは怖かったらしい。





少し上を見上げると、“バイト面接大会2021“と書かれた布が貼ってある。






周りを見渡すと、老若男女で多種多様の人がバイト面接に来ていたのだった!



途中で出てきた人面猫

名前:狐太郎

年齢:38歳

趣味:パワハラ

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