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プロローグ
初めまして、ニャッピーです。今回が初投稿なので緊張気味です。読んでいただければ嬉しいです。
ヒック・・・ヒック・・・
どこからか泣き声がする。
辺りは一面、橙色に染まっている。でも、どこか薄暗い。
「そうか・・・。僕は『夢』を見ているのか」
そこには、女の子が一人、泣いていた。こんな夕暮れの公園で・・・。一人ぼっちで。彼女はなんで、こんなにも泣いているのだろう。
ふと、そこに一人の男の子がやって来た。
「ねえ、いっしょに遊ばない?」
男の子は女の子に手を差し延べた。
「えっ・・・」
女の子は驚いていた。
「いいから、いっしょについて来て。」
そう言って、男の子は女の子の手を握って走って行った。
「ちょっと、どこに行くの?」
「とってもきれいな場所!」
男の子は無邪気に、楽しそうに言った。
「ねえ、あなたお名前は・・・」
「僕の名前は・・・」




