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スポーツマン早死の理由

岡田茂吉師論文です。

スポーツマン早死の理由


『栄光』193号、昭和28(1953)年1月28日発行


 今日世間で最も不思議に思っていることはスポーツマンの人達が割合早死である事である。何しろ体育協会の会員であり、体育については常から出来るだけ錬磨しているにかかわらず、右のごとくであるとすれば、ここに疑問が生ずるのは当然である。特に結核の多い事も衆知の通りであるが、これに関して医学の方でも全然分らないで困っているようだから、私は根本原因をかいてみよう。これは私の経験にもよるのであるから、絶対間違いないと思って貰いたい。

 まず体格を見ると、右とか左とかのある局部に必ず毒素の固まりがある。それは何がためかというと、運動の場合姿勢が一定しているからで、その一点へ力が集るという訳で、そこへ毒素が集まり固結が出来るのである。私が常に言っているように、毒素は神経を使うところに寄るという意味に外ならないのである。

 ところがその固まりへ浄化作用が起り、発熱で溶け、咳が出、痰が出るので、それを医師は結核と診断するのである。しかしこれも放っておけば必ず治るのであるが、色々な浄化停止手段を行う結果段々悪化し、ついに不帰ふきの客となるのであるから困ったものである。

 この点からいっても一日も早く現代医学の迷蒙をらし、真の医学を確立したい念願に燃えている吾々である。





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