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反逆の大東亜  作者: 零戦
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第六話

タグにも書きましたが二次元ヒロインズが出ます。


三笠「ズかよ………」






―――八月下旬横須賀基地―――


『シャアシャアシャアシャアシャアッ!!!』


「………暑い」


 山からクマゼミの鳴き声が聞こえてくる。


「暑いのは皆一緒だ」


「………そう言いつつ、さらしと褌の金剛は何をしているねん」


 俺は今、横須賀の工廠で金剛と長門の改装具合わー見に来ていた。


 榛名は神戸の川崎造船所で改装を受けている。


 金剛型の改装は対空機銃の増設となった。


 なお、各戦艦にはボフォース四十ミリ機銃が設置されるが、まだスウェーデンから輸入品が届いてない。


「そういえば三笠。先週、伊号艦が十八隻、遣独任務に出港したな?」


 長門が俺に聞いてきた。


 ちなみに、長門も金剛同様にさらしと褌の状態や。


 何でも、俺が来る前に他の艦魂達と遠泳をしていたらしい。


 まぁ、遠泳をするのはええんやけど………二人共ナイスバディですッ!!(キリ(`・ω・´)


「あぁ。ドイツに護謨などの天然資源や酸素魚雷などを提供して代わりにシュノーケル、防音技術、電探、精密工作機械を交換予定や。更に、陸軍の要望でドイツから購入した四号戦車D型五両を分解して持って帰ってくる予定やな」


 ちなみに史実でも日本陸軍はティーガー戦車一両を購入している。(結局パーになったけど………)


「そうか。それで日本の技術力が上がるといいがな………」


「まぁ史実よりかはマシになるやろな」


「それより三笠。何か用事があって来たんじゃないか?単に私らの改装を見るだけじゃないだろ?」


 長門が言うてくるけど、中々鋭いな。


「あぁ、実は先日言っていた陸軍からの出向士官が横須賀に来るんや」


「これから会うのか?」


「あぁ。昼飯も兼ねているからな」


 腕時計を見るともうすぐ昼の十二時を指そうとしていた。


「それじゃあ俺は行くわ。また来るからな」


「あぁ、次は酒でも持って来てくれ」


「おいおい………(汗)」


 金剛の言葉に溜め息を吐きながら横須賀工廠を出た。






「確か待ち合わせは三笠公園やったな」


 俺は横須賀の三笠公園に来ていた。


「あ、三笠や。今度行くか」


 三笠にも艦魂はおると思うし、日本海海戦の話しも聞きたいしな。


「姫神三笠少佐ですか?」


「ん?」


 後ろから声をかけられて、振り返ると陸軍の士官がいた。


「東條閣下から出向を命じられました霧島歳樹大尉です。よろしくお願いいたします」


 俺より少し歳が上の人みたいやな。


「姫神三笠少佐です。貴方より歳は下だと思いますがよろしくお願いします」


「こちらこそ。歳はいくつですか?自分は二五ですが」


「は、自分は二十になります」


「そうですか。ですが、自分は貴官の部下になるので敬語はいいです」


「なら霧島大尉もいいです」


 俺の言葉に霧島大尉は苦笑した。


「中々面白い方だ」


「いえ、よく言われますんで」


 お互いに苦笑しあう。


「近くに蕎麦屋があるからそこで話ながら食べようか」


「了解です。腹が減っては戦は出来ませんからね」


「ハハハ。違いない」







―――蕎麦屋―――


「………成る程。日本帝国は滅びるのか……」


 蕎麦を啜りながら霧島大尉が言う。


「日本国として復活はしますが、アメリカの言いなりですよ」


 俺も蕎麦を食べる。


「………ある程度は予想していた。日本とアメリカの国力は月とスッポンだ」


 へぇ、霧島大尉は中々分かっているな。


「それで内密にドイツから精密工作機械を手に入れようとしているのか」


 本当は三国同盟は九月に締結されるけど、史実より数週間早めに三国同盟は締結されていた。


 そのために伊号艦の遣独任務があったんやな。


 それからも、霧島大尉と話をしていた。





―――午後八時―――


「よぅし、三笠。家で飲もう」


「霧島大尉、酔っ払っているのによう飲めんなぁ」


 俺と霧島大尉はあれから話ながらしていたら、いつの間にか敬語では話していなかった。


「俺の家はすぐそこだからな」


 俺は霧島大尉を背負って歩いている。


「おぉ、此処だ此処」


「ほんまに近いなおい………」


 歩いて五分くらいのところに霧島大尉の家はあった。


「霧島大尉着きましたよ」


「おぅ………」


 駄目だこりゃ、聞いてねぇや(´Д`)


「すいませぇん」


 俺は仕方なく、家の扉を開けた。


「何の用だ?」


 奥から一人の女性が出てきた………あれ?この女性、どっかで見たような………。


「あぁ、酔っ払った霧島大尉を連れてきた」


「そうか。全く兄上は何をしているんだか……。八重姉さんも手伝ってくれ」


「また酔っ払って帰ってきたの?」


 隣の部屋からまた一人の女性が出てきた。


「あらありがとね。わざわざ連れてきてくれて」


「まぁ構わんけどな」


「私は霧島聖だ」


 日本人でありながら、紫色に近い神をした女性――霧島聖が言う。


「あたしは霧島八重。あたし達はこの霧島歳樹の妹だよ」


 黒髪で大人の女性―――霧島八重が言う。


 ………うん、作者は一体何を考えているんやろか……。


 目の前にいる二人はどう見ても、夜桜四○奏の士夏彦八重とパワ○ロの六道聖そっくりやった。


「あら?聖ちゃんお客さん?」


 ………何故かナース服を着た女性も出てきた。


 ………そしてこの人は………これまた夜桜四○奏のV・じゅり・Fにそっくりやった。








御意見や御感想等お待ちしていますm(__)m

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