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反逆の大東亜  作者: 零戦
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第四十三話

ここ最近はスランプに近い状態です。orz


ミッドウェーが頭の中では終わっているのに書こうとしなかったりそのまま風邪でダウン。


気分転換にゲートを読んだらかなりハマって、RPG系の話も考えてしまうざまです。


まぁリアルも忙しいのも原因ですが。







―――第一航空艦隊旗艦赤城―――


 小沢中将の第一航空艦隊はミッドウェー島を目指していた。


 小沢中将の第一航空艦隊の各空母の飛行甲板には陸用爆弾を搭載した攻撃隊が発艦の準備をしていた。


「………果たして、姫神の作戦は通用しますか?」


 小沢長官の傍らで草鹿参謀長が呟いた。


「さぁ………どうだろうな。だが、艦艇補給が厳しい我が海軍がこれを成功したら戦線は大分楽にはなるだろう」


 小沢長官は草鹿参謀長にそう言った。


「………ですな。何せ、『敵機動部隊を捕獲』するんですからな」


 草鹿参謀長はそう言った。


『敵機動部隊を捕獲する』


 これは三笠が敷島に集まった時に言ったのだ。


 まぁ一部の読者の方々は既に予想していただろう。


 『敵機動部隊の空母を捕獲出来れば、帝国海軍は米軍相手に有利な立場となり、新型空母の建造をせずに楽になる』


 三笠は豊田長官にそう言ったのだ。


 奇しくも豊田長官は艦政本部長をしていた時期があったので建造日数が長い艦が、戦艦や空母等と既に知っていた。


 そのため、豊田長官は苦笑しながらも敵機動部隊の捕獲を容認したのである。


「彩雲からはまだ連絡は無いのか?」


 小沢長官は草鹿参謀長に訊ねた。


「はい、まだ敵機動部隊発見の一報はありません」


 小沢長官が発言した彩雲とは史実の『我ニ追イツクグラマン無シ』で有名な彩雲一一型である。


 彩雲は史実の一一型の性能である。


 しかし、彩雲は五月に制式採用されたばかりで数は少なく、聯合艦隊には第一航空艦隊の五機しか配備されていない。


 まだ、第一航空艦隊の零戦は全て改良型の三三型になっている。


「まぁ………取りあえず、ミッドウェー島は徹底的に叩くか」


 小沢長官は飛行甲板に整列しているミッドウェー島攻撃隊を見つめた。


「攻撃隊発艦準備完了しましたッ!!」


 内藤航空参謀が言う。


「………よし、攻撃隊全機発艦せよッ!!ミッドウェー島を徹底的に叩けッ!!」


ババババババババッ!!


 整列していた攻撃隊のプロペラが回りだし、発艦に入る。


ブオォォォォォーーンッ!!


 先頭の零戦パイロットである板谷茂少佐機が赤城の飛行甲板を蹴って発艦していく。


 各空母から攻撃隊が次々と発艦する。


 攻撃隊は赤城から零戦十二機、九九式艦爆二七機、九七式艦攻十八機が発艦し、加賀でも同数の攻撃隊が発艦していく。


 空母蒼龍と飛龍零戦九機、九七式艦攻十八機ずつが発艦した。


 これは史実の教訓を元にして、ミッドウェー島攻撃には大多数の攻撃隊が必要だった。


 そのため、攻撃隊の主力は第一航空戦隊である赤城と加賀になってしまったが、第二航空戦隊の蒼龍と飛龍の彗星のパイロットはピカ一の腕前を持つので支障は無いと判断された。


 攻撃隊の指揮官は飛龍の友永大尉に任された。


 赤城の淵田中佐は史実通りに虫垂炎で倒れているためである。


 攻撃隊は一路、ミッドウェー島へ向かって飛行した。






 しかし、その攻撃隊を見つめる一機の偵察機がいた。


「おいポール。ありゃぁジャップの攻撃隊だッ!!ミッドウェー島へ打電するんだッ!!」


 ミッドウェー島から偵察に出ていたカタリナ飛行艇が友永攻撃隊を発見したのである。


「このまま奴等が来たところに行くぞ」


 カタリナ飛行艇は第一航空艦隊に向かった。







 一方、ミッドウェー島では急いで迎撃準備に追われていた。


「全部吐き出せッ!!爆撃隊はジャップがやってくる方向に向かわせろッ!!」


 ミッドウェー島守備隊司令官が指示を出している。


 滑走路から次々とF4Fワイルドキャット、F2Aバッファロー戦闘機が離陸していく。


 また、対空陣地では高射砲や対空機関銃が砲身を上へと向けていた。


「何時でも来やがれジャップ………」


 対空陣地の砲員が空を睨みながら呟いた。










御意見や御感想等お待ちしていますm(__)m

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