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反逆の大東亜  作者: 零戦
37/143

第三十七話

ヤマト2199………非常に良かった………。


速攻でBD買ったし。








―――米機動部隊旗艦レキシントン―――


「………無様ね」


 レキシントンは両手足が包帯で巻かれて、ベッドで寝ていた。


「……………」


 レキシントンは無傷だった右目を窓の外に向ける。


「私は当分動けないわ。悪いけど後は任せるからねヨーク」


「……………」


 レキシントンの見舞いに来ていたヨークタウンは無言で頷いた。


 米機動部隊は敗走していた。


 航空機も約八割半程を喪失、または損失して、残っているのは僅かに二四機のみだった。


 史実の五航戦並に酷い状態である。


 米機動部隊司令官のフレッチャー少将は報告を聞いた時は流石に顔を青ざめていた。


 米機動部隊の士気は極端に低下し、まるで葬式のようだった。






―――シドニー――


「航空機をタウンズヴィルとケアンズに集結させろッ!!」


 シドニーの司令部で叫ぶのは連合軍南西太平洋方面司令長官のダグラス・マッカーサー大将である。


 フレッチャーの機動部隊が敗北した今、ポートモレスビーは危機的状況であり、マッカーサーとしては何としてでも防がないといけない状況だった。


 ケアンズにはP-40やP-39などの戦闘機が、タウンズヴィルにはB-25やB-17などが集結しつつあった。(それでもタウンズヴィルには少数ながら戦闘機はいた)


 そんな時、両都市に偵察機が来た。


 両都市の司令官は撃ち落とそうとしたが、帰る間際にこちらも偵察機を発進させて敵機動部隊を発見しようとした。


 両都市を偵察しまくった零式水偵は帰還するが、索敵のB-17が零式水偵を追いかけた。


 そしてB-17は見事に第二航空艦隊を発見した。






―――第二航空艦隊旗艦翔鶴―――


「見つかったな。どうするかね?」


 山口長官は奥宮に聞いた。


「ここは守りに回りましょう。一機でも爆撃機は落としておかないとポートモレスビーを占領した時には連日のように爆撃に来るでしょう」


「自分もそう思います」


 奥宮航空参謀の言葉に三笠も賛成する。


「………分かった。直掩機の数を増やせ」


 直ちに三六機に直掩隊は増やされた。






 そして米攻撃隊は飛来した。


 戦闘機と爆撃機の戦爆連合が来襲した。


 爆撃機はB-17B-25、B-26、A-20、A-24など百五十機あまりである。(戦闘機はP-40とP-39七十機が護衛していた)


「一機残らず叩き落とすんやッ!!」


 零戦の操縦席で三笠が叫ぶ。


 三笠は戦闘機を狙わずに爆撃機を狙った。


ダダダダダダダダダダッ!!


ドドドドドドドドドドッ!!


 三笠が狙った爆撃機―――A-20は片翼をもぎ取られて落ちていく。


 零戦隊は五空母(千歳はMO攻略部隊に回された)+補用機も投入され、百三十機あまりいたが、米軍の戦爆連合隊は零戦隊の防空網を突破した。


「砲撃始めェッ!!」


ズドオォォォォォーーンッ!!


 輪形陣で空母を守る戦艦金剛、榛名、重巡筑摩、摩耶、和泉、笠置が一斉に三十五.六センチ連装砲と二十.三センチ連装砲(和泉と笠置は三連装砲)を砲撃開始する。


 弾種は三式弾である。


 三式弾の直撃など受けた機は炎上しながら海面に墜落していく。


 そして高角砲の射撃範囲に爆撃機が入ると、高角砲が射撃を開始した。


ズガアァァァーーンッ!!


 突然、B-17が高角砲弾に直撃して爆発四散する。


 これに怯えた爆撃隊は高度を四千近くまで上昇して水平爆撃を敢行した。


ヒュルルル………ズシュウゥゥゥンッ!!ズシュウゥゥゥンッ!!


 第二航空艦隊は、落下してくる爆弾を楽に回避する。


 結局、米戦爆連合隊は戦果らしい戦果を挙げずに帰還するはめになった。





―――第二航空艦隊旗艦翔鶴―――


「次は我々の出番だな」


 山口長官は、飛行甲板で作業をしている整備員を見ながら言う。


「零戦隊のパイロットには少し負担ですが、やむを得ません」


 奥宮航空参謀が申し訳なさそうに言う。


「なに、彼らは分かってくる」






 そして一時間半後、零戦五四機、九九式艦爆五四機、九七式艦攻五四機の攻撃隊が第二航空艦隊から発艦してタウンズヴィルを目指した。









御意見や御感想等お待ちしていますm(__)m

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