茜の職場訪問
「茜、どうやってこの基地に入った?」
「瞬間移動で」
私は川崎茜、龍神と人間の混血だ、現在『川崎薬局』の店長をやっている女だ。今、特殊作戦群の夫の宅間大智が居る警備が厳重な?の陸上自衛隊駐屯地に魔術で潜入してわざと見つかっている。
「瞬間移動?何てこと信じられるか!」
「そうだよね、信じられるわけないよね」
「ちょっと待ってろ」
「シャワー浴びてもいい?」
「壊れたのか?」
「いや、全然」
「だったら、こっちの使う必要ないだろ」
待っている間暇だったので特殊な結界を張った。他の隊員には決して見破れない。人間にしか使ったことは無いけど今のところ問題は無い。
「あれ、早かったね」
「帰ってくれないか」
「私の事嫌いになった?」
「休みの日にたくさん抱いてやる」
「分かった、ところで大智はシャワー浴び終わったの?」
「まだだ、俺が戻るまでよく誰にも気付かれなかったな...」
「私、普通の人間じゃないから」
「どういう意味だ?」
「龍神と人間のハーフ」
「漫画の設定に影響されたのか?」
「子供達が寂しがるし、じゃあね」
そんな訳で私は魔術を使って水蒸気のように大智の視界から姿を消した。何回か見せてるからもうそろそろ飽きてくるはずなのにね、あり得ないという表情をしていた。
「可愛いねその表情」
「おかえり、貴方」
「これ知ってるか?」
「『アー』?私も前に呼んだことがある本だ、それがどうしたの?」
「後で話聞かせてくれ」
「昨日の夜は楽しかったね!」
「...何だ身体が重いぞ」
「自衛隊の癖に私より体力無いってどういう事?」
「お前、搾り取るだけだからな...」
自衛官のくせに女の私より腕力弱すぎ。それは仕方ないかぁ。見た目が人間のドラゴンだもん。良い顔してるねぇ。特撮映画の怪獣が目の前に居るからそりゃそうなるか。




