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残酷の微笑  作者: 彁鋻都窳
1.憎世
6/11

第六話 祖父合戦①

牢屋にぶち込まれてから3日ほど経った。依然俺たちの要求は通らない。だけど、、、。

「お前たち、飯の時間だ!出ろ!」

来た!この飯を待っていた!ここは超絶品グルメが飯として出される。例えば山菜や獣肉、大型魚などだ。今日は山菜らしい。

「今日はこれだ。残さず食え」

鮮やかな緑!その中に少し混じる赤や黄色!そして、ほのかに匂うきのこ!最高すぎだろ、、!!

「うめぇ!!」

憙嵒(きがん)が叫ぶ。無理もない。本当に美味いんだから。

そう俺たちが飯を食ってたとき、看守が1人こっちにやってきた。

残愛(ざんめ)、立会人がいる。ついてこい」

、、?俺に立会人?俺は彼女いない歴=年齢の悲しい男性ですが、、?そう思いながらついていくと、そこには思いがけない人がいた。

「じいちゃん!!?なんでここに?」

「ん?知らんのか、、。儂はここの国王じゃ」

「、、は?いや、じいちゃん、冗談はよしなよ」

「いや、マジじゃよ、残愛」

「いやいやいやいやないないないない」

「信じろ、儂はこの国の国王じゃ」

「あーんじゃこの国の王様が俺に何の様ですかー?」

「お主を助けてやろうと思うてな」

「へ?まじ!!?」

「もちろん、タダで、とは言わん。儂と戦ってもらう。それでお主が勝てばお主らを釈放してやろう」

「ほうほう、それって俺1人とじいちゃん1人ってことか?」

「あぁ、当たり前じゃ」

「んーまあいいよ。どうせ勝つし」

そういう経緯で俺とじいちゃんは戦うこととなった。

ーー1週間後ーー

よし、行ってくる。

「じいちゃん、俺は勝つよ」

「お主にできるかのぉ、残愛」

俺たちはお互いに構えをとる。そして俺はこの間に自分の超能力『精神操作(マインドコントロール)』を作動させる。これは相手の目を一定時間見つめることで発動させれる。そしてその時間は自分と相手の戦力差によって変わる。でも大体は10秒ほどかかる。じいちゃんもそんくらいだと思っていた。だけど、10秒経っても支配できない。なんでだ、、?

「終わりかの、、」

そう言うとじいちゃんは一気に距離を縮め、俺にグーパンを放った。

「っ!!」

「お主の『精神操作』は儂には効かん。さあどうする?残愛」

「ふっ、残念だったな。俺にはもう一つ、手があるんだよ」

「そうか、、。ならぶつけろみろ!儂に!」

俺のもう一つの技。それは『直入拳(ちょくにゅうけん)』。俺の戦力を()()相手の体内に入れる技。

ーー戦力。憎世人が体内に宿す力の源。それで自身の身体能力を強化、また防御することができる。そして、それはよく強さの基準として用いられる。戦力は体内に廻っていて、体外に出ることはあっても他人の体内に入ることは()()()()()ない。2人の戦力が混ざると、戦力は反発力を生み出し、爆発を起こす。

俺ならいける。、、よし。

「じいちゃん、おれ、やるよ」

『直入拳』!!

「ふっ、なんだ。ただの殴打ではない、、ぐっ!!?」

(なんだ!?何が起きた!?体の中が、燃える様に熱い!!まるで、戦力が爆せる様な、、!!)

じいちゃんは直入拳の効果に気づいていない。ここで一気に畳み込む!!

「どりゃぁ!」

「ぐほぉっ、、!」

これは勝っただろ!そう思ったが

「ふふ、やるのぉ、残愛。儂も本気を出すとするか」

「へ?」

「儂の超能力、『古代兵装(こだいへいそう)』を開放する!!」

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