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残酷の微笑  作者: 彁鋻都窳
1.憎世
5/11

第五話 冤罪

俺らが䵷鑼禰(わらね)の声がしたところに行くと、そこには血まみれで横たわっている老人が2人いた。

「大丈夫ですか!?憙嵒(きがん)、助けを呼んできてくれ!!」

「了解!」

くそっ、一体どういうことだ!?

残愛(ざんめ)、見てみろ。傷が浅い」

「っ!!」

本当だ。

「じゃあ何でこんなに血まみれなんだ、、?」

そう思っていたら

「おいお前ら、どけ」

振り向くとそこには古代兵装軍隊兵がいた。

「、、、。この者たちを連れて行け」

「はっ」

「っ!!?俺たちは何もしていません!」

「そうです!私たちはただこれを発見しただけで、、」

「発見者は証人として扱う。それがこの国でのルールだ」

「証人、、?一体何の」

「決まっているだろう。この事件のだ。」

なるほど、そう言うことか、、。ならまあ良いか。

「傷が浅い、、。おそらく短剣だな」

「だが血まみれだぞ」

「恐らく、、」

俺は兵士に連れられていくとき、彼らの話し声をできる限り聞いたが、途中からは何も聞こえなくなってしまった。

「にしてもこの後はどうなるんだろうな」

縡臥璢(さいふる)がふと声にする。

「まずは裁判にかける」

と古代兵装軍隊兵が言った。

「はぁ!?話が違ぇじゃねぇか!!」

「落ち着け。裁判と言っても、証人になり得るかとちょっとしたお調べみたいなもんだ。お前らが有罪になることは基本的にはない」

「そうか、、」

でも俺はなぜか不安だった。何か、黒い何かが俺の心を渦巻いていた。そして、それは裁判で大いに働いてくれた。

「発見者、残愛、䵷鑼禰、縡臥璢、憙嵒。有罪!懲役12ヵ年の刑に処す!」

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