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派遣社員の人生やり直し 日本の未来を変えるために各種ゲーム製作から成り上がる!大学生編  作者: 水源
昭和63年(1988年)

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千葉ニュータウンのテコ入れについてもうすこし北条さんと相談してみた

というわけで俺は北条さんと千葉ニュータウンについて相談をしている。


「で、千葉ニュータウンについての具体的な計画だけど、基本的には10年単位で7万人ずつ居住者が増えるように人口増加は計画して、それに応じた数の一戸建ての分譲や公営住宅の賃貸を建設していくようにしていったほうがいいかなと思ってる」


俺がそういう北条さんは


「10年で7万人ずつですか?」


と聞いてきた。


「そう、全体としては10年で7万人。

 20年で14万人。

 30年で21万人。

 40年で28万人。

 50年で35万人。

 その後は35万人を維持しつつ、50年経っても乳幼児や学生の人口が変わらないようにしていきたいと思う。

 そうすれば、例えば50年後に私立の学校や遊園地にゲームとかみたいな子どもや学生を対象とした商売にも影響が出ないようにね」


「なるほど、私達の経営している会社にとってそれは大切ですわね」


「そうなんだ。

 子どもが減っていけば、その分俺達が扱ってる仕事の顧客が減るわけだしそうならないようにしていくのは大事だと思う」


「でも、なんで50年後までで、その後は現状維持なのですか?」


「家をたてて買ったり賃貸に住んでいる人たちも当然年を取るからね。

 今は20代30代でも、50年後には70代80代だしそうなったり自宅に住み続けるっていうのは難しいだろうから、老人ホームに入ったってもらったりすることになると思う。

 そうでなくても家を立てても50年たったら立て直しは必要になると思う。

 だからマンションとかは分譲ではなく賃貸にしたほうがいいと思うんだ。

 そして入居して20年も経てば生まれた子どもは、一部の長男とかはともかく別の家に出ていくことになると思う」


「なるほど賃貸なら契約が切れれば出ていってもらえますが、分譲だと老朽化しても集合住宅に住み続ける人が出てきて、建て替えもままならなくなるからですわね」


「そういうことなんだ」


実際に未来では老朽化した集合住宅の立て直しとかはなかなか進まないでいたからな。


分譲マンションも古くなれば価値とかがなくなるし、エレベーターやオートロックなどの設備がないとなかなか新しい買い手はつかないから厄介だったりする。


「あと少しずつ住宅地を増やすなら最初はカブトムシやクワガタを捕まえられる雑木林とかザリガニや小魚を釣れる用水路とかを危険がない範囲で開放して子どもが自然に触れ合えるようにしたいとも思う。

 農業体験とかもできるようにして農業に興味がある子どもも増やしたいね。

 こういうのは現在はまだ村である田舎だからこそできることだと思うし、キャンプ場やバーベキュースペースなんかも当然併設したいけど、そのあたりの知識も俺達はあるからね」


俺がそう言うと北条さんは頷いた。


「確かに男の子はそういう事ができたら喜びそうですわね」


「いずれにしても50年後をちゃんと見据えて開発していけば、千葉ニュータウンは総武線沿線や常磐線沿線に匹敵する住みやすい街になると思う。

 へんな外国人とかも入り込んでないから治安もいいのはメリットだと思うよ」


まあその分風俗や水商売とかの店も少なくなるとは思うけど、ヤクザとかが大っぴらに絡んでくることもないはずで良いことではないかとも思う。


「そういうわけで大変だと思うけど、北条さんたちにお願いできるかな?」


北条さんはやれやれと肩をすくめたあという。


「はいはい、現在は優秀な東大女子のサポートもありますし何とかいたしますわよ。

 私達の安心・安定の将来のためにもですが」


「ああ、そうだな」


俺は計画を話すだけでそれを実際にそれを現実的な形するのは北条さんたちなんだが、実行できてしまうあたり北条さんは本当に優秀なんだと思う。

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― 新着の感想 ―
何か主人公じゃなくて北条さんが主人公みたいに見えて来た、 主人公何でもかんでも北条さんに丸投げで、まるでのび太とドラえもんみたいに見えてきてしまった。
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