原因は色々あるんだが金型やマザーマシンの中国などへの流出は早目に防がないとな
さて、日本の家電メーカーは90年代ぐらいまでは、相当繁栄していたがその後の30年ほどで見る影もなく衰退した。
これは豊畑を除いた自動車メーカーなどもそうだ。
日本大手家電メーカーや日三自動車自動車などは安く製品がつくれて、ちゃんと届けばどうでもいいと大手メーカーは本気で思っていた。
そしてそのために旋盤などのマザーマシンや金型などの技術や製品を手渡して中国で大量に作らせた。
その結果として日本から中国などに技術が全て流出してしまい、日本国内でのサプライチェーンは崩壊し、国内では金型が作れない状態になってしまった。
これは軽工業である繊維産業が東南アジアに工場移転した結果国内ではほぼ絶滅するというのを通った道なんだけどな。
製品を作り出すための機械を全部海外移転させてしまうと、結果として日本にはなにもなくなってしまうんだ。
ちなみに豊畑は部品も含めて全部関連企業として抱え込んで国内で生産していたので、これはこれで下請けいじめなどとは言われていたりするが、日三は自分達で金型なんかを作るのは高くなるからと、中国の工場に作らせ、さらには国内の工場閉鎖をし、でも車は売れないでいいところが何もなくなってしまった。
バブル崩壊からはコストカットばかりを優先させ、コストパフォーマンスばかりに目がいって10年20年30年先のことは全く考えていなかったんだな。
もっとも大きな原因には財務省などの省庁もある。
金型を金型メーカーの資産として金型を持ってるだけで凄い額の固定資産税がかかるようにしている。
まあそもそも日本はGHQによって産業が育たないように仕向けられていて、政治家や官僚はその手先として働いているからな。
で、よくある話だが日本の金型企業が中国に工場を建て、技術者を派遣して生産を軌道に乗せたら、中国人経営者にパクられ、何と隣の空き地にそっくりの金型工場を建てられ、従業員をより高給で引き抜かれ、技術も人材もも物流も客先も全部取られたりしたとも言う話だ。
家電メーカーのご術者が中国メーカーに引き抜かれノウハウだけ吸い取られてポイ捨てられたりしたが中国人を信用しちゃいけない。
とくに大手メーカーはそういった企業をパートナーと見ずに下請けとして値段を叩くことしか考えていない。
結果、技術が海外に流出してしまい取り戻すのはほぼ不可能になった。
さらに日本経済新聞のようなマスコミが90年代末から00年代にかけて、中国で生産すれば儲かり、リスクはない!と海外移転を煽り続けたのもある。
ただ問題はそれだけじゃない。
90年代以降はパソコンや携帯電話などを見ればわかるが、技術の進歩速度が指数関数的に上がってしまい、家電などは数年すれば型落ち、あるいはテープがCD、さらにMD、MP3プレーヤーに素早く置き換わったように製品そのものの入れ替わりは極端に早くなってしまった。
その結果、電化製品のライフサイクルが猛烈に短くなってしまっている。
なので新商品の設計から製品化までの時間をどれだけ短縮して、ヒットする製品を十分な台数世の中に送り出せるかが大地になってしまった。
そして個々の商品の製造ロットは少なくてよくなった。
こうなるとそれまで用いていた鋼の金型はマイナス要因しか残らない、時代遅れの金型になってしまった。
しかし大量生産時代に適応しすぎた日本の金型メーカーは鋼の金型にこだわりすぎた。
製品のライフサイクルが極端に短くなってくると。マイナス要因ばかりが目立つようになってしまったわけなのよ。
それに対してアルミは柔らかく、削りやすいので、金型としての寿命・耐久性は落ちるが、職人による熟練作業が不要になり、工作機械だけで必要十分な精密加工が可能になるうえに、完成までが馬鹿早い。
そうすると金型の価格も相当安くできるわけだ。
まあそうなると金型職人そのものが不要ってことにはなっちゃうんだけな。
ともかく日本はとにかく仕事の転換スピードが圧倒的に遅く、一回勝ち筋が見えたらそれにこだわりすぎるのが最大の欠点だ。
ともかく今持ってる家電や自動車などのメーカーには、中国や韓国への技術移転や交渉進出は一切禁止を徹底させよう。
そして金型メーカーにはアルミ金型への移行を進めさせないとな。
あと大蔵省の、予算偏重・決算軽視は害悪以外なにもないのもあるので、アメリカのGAOのように決算と監査を司る決算庁を儲け、なおかつ主税局と主計局すなわち税制担当(主税局)と予算・財政担当(主計局)を分離し、毎年の決算をテレビと新聞も含めてタイムリーに公表し、各省庁のお手盛りは徹底的に晒し上げよう。
最悪は自分で金型企業などを立ち上げることになるかもしれないが。




