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死神体  作者: 朝月遊
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1話 主人公の朝

酔ってます。

誤字脱字ご了承を。

 朝起きたらいきなりアニキに文句を言われた。


曰く、「自分が朝早く仕事をしていたのにぐっすり寝ているのを見て腹が立った」だそうだ。

まったく、理不尽だ。


普段は高校生である自分よりも、アニキの出勤時間のほうが遅いのだから

一日くらい俺がゆっくり寝ていてもバチは当たらんだろうに。


その事をアニキに言うと、


「うるせぇ、さっさと学校に行け。早起きは三文のなんちゃらっていうだろ?

三文なんざ、現代日本じゃ流通自体してねぇから手にはいらんだろうが、代わりになんか

手にはいるかもしれねぇだろ?」


だそうだ。

なんちゃらじゃねーよ。得だ。得。


大体、この現代日本で三文の価値のものってなんだよ。


通学中にふと、朝方の会話を思い出し、手持ち無沙汰なので

スマホで調べてみたら、「文」の価値は時代時代によって違うらしいが、有力なのが一文約30~35円。


三文だと大体100円くらいだ。


早起きして100円相当のなにかを得るなら、代わりに10分でいいから多く寝かせてほしかった

というのが正直なところである。


そんな役にも得にもならない事を考えながら、いつも昼飯を食う時に一緒に飲む

お茶を買うために、行きつけのコンビニに寄る。

そのため少し遠回りをすることになるのだが。

そして普段は、そのお茶を買うための少しの遠回りの所為で、校門をくぐるのは十中八九ギリギリな

時間になってしまうのだ。


近場に売っているか、いっそ不人気で販売されなくなれば

諦めて適当なお茶を買って飲むのだが、

なぜかそのコンビニにしか置いていないクセに、結構な人気商品の上、

独特のクセのある風味が一部のお茶好きに評判がいいのだ。そのお茶は。

無論、面倒を承知でそのお茶を毎朝購入している俺も、

その、『一部のお茶好き』の一人なのだが。


だからいつも学校に着くのは、大体8時30~35分くらいになるのだが、今日は

10分ほど早く起こされてしまって、そこそこの余裕がある。

普段の様に、急いで走るような事もなく、ゆったりと歩いてコンビニへと

向かっていた。




その10分が、10分では済まない面倒事をオレに引き寄せてしまったのだが。




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