越南再び
17年7月初旬
再びベトナムへ。
(ベトナムは某国と違い……なんつーか、普通に国名を出してますなー)
広州でトランジット。約2時間の待機の後、お昼真ん中辺りでハノイ空港着。
今回、某国で仕事はしません。通り過ぎるだけです。幸せです。
同行者は、前出のYさん(ベトナム専用機)です。
20時に工場(寮)入りしました。
部屋に荷物を放り込んで夕食です。
誰も居ないので自炊となります。
日本から持ってきた棒ラーメン+(日本の)市販スープで作ったラーメン。
真っ暗な寮の中。食堂だけ明かりを付けラーメンを啜ります。
コンビニの煮卵を添えて。
あと、広州の某クレジット会員ラウンジで盗んで……なぜかポケットに入っていたビールを飲みながら。
2日目&仕事初日
4時に仕事を引けました。
Yさんより、散歩がてらに地ビールを飲みに行こうと誘われます。
地ビールですか?
「良いですね。行きましょう!」
何故かビールのみに行くのにペットに入れた水を持ってこいと言われた。
工場を出る際、Yさんは警備の人に毎回声をかけます。
「こんにちわー!」と日本語で。
返されるのは毎回「ニーハオ」です
どうやら、警備の人には日本人と認識してもらってない模様です。
そりゃベトナムの関税に引っかかるはずだ。
体力状況を兼ねての事なので、かなり早足の散歩です。
散歩も30分過ぎると疲労の色が出てきます。
後で調べましたが、この時間、気温31℃、湿度100%。
Tシャツの上半分が汗で色変わってます。
水持ってこいと言われた意味がここで分かりました。
その後も歩きに歩いて、さらに1時間が過ぎました。
「いったいいつ着くの?」
「後半分」
このクソ暑い中、2時間も歩かけるか!
「帰る」
「タクシー乗りましょう」
大通りに出てタクシーを拾います。
10分くらいのって目的地に到着。
支払いの段で、おつり返してくれない。
お釣りは? と聞いても運ちゃんは「OKOK!」と連呼するだけです。
ベトナムのタクシーはひどいね。
私が金を払うんじゃなくてよかった。
案内された店は、地元のビール製造工場。
工場とは道を挟んだ反対側に工場直営店があります。
ここで飲ませて頂きます。
ビールはジョッキで100円。
安い!
私が頼んだ黒ビールで120円。
安い!
一気に半分を飲み干します。
くーっ! キクー! 美味しー!
1時間歩いた甲斐がありました。2時間は歩けませんけど。
Yさんが言うには、つまみは頼みませんとの事。
なんで?
「この店、ビールは美味しいけど、料理は檄マズなんです」
そうっすか?
お通しで出されたピーナツっぽい炒り豆だけで、残りのジョッキを空けます。
1杯だけで酔いが回ってしまった。
「弱いですねー」
「1時間も歩かされたからでしょうが!」
高温高湿の中、1時間も早足で歩かされた後で、冷えたビール一気飲みすれば酔うわ!
不本意ながらジョッキ1杯で退散。
帰りは「最初から」タクシーで。
工場(寮)の前でお支払い。
札2枚と小銭数枚の料金。
札を渡してから小銭を探していると「OKOK!」
運ちゃんから小銭要らないと言われた。
ベトナムのタクシーって良いね!
3日目の最終日
もはや夕方。
工場担当者より、最終の数値情報に間違いがあったと報告が入る。
ものすごい勢いで誤ってます。
際に来て仕方ないなと呆れつつ、習性数値を要求。
「今日中に頼むよ」
と、きつく申しつける。
「解りました」と急いで走り去ります。
数字が上がってくるまでに別の仕事を片付けておくかと、最後の仕事ラッシュ。
ふと気がつくと日が沈んでました。
工場は4時までなので、部屋以外の明かりが落ちます。
まだ報告が来ないところを見ると、ベトナムの人にしてはまじめにやってるんだな。なんてYさんと談笑してました
すっかり暗くなったので、事務所に残ってる人に(英語の勉強していた)、担当者はどこだと訪ねました。
「定時で帰りました」
帰ってた。
仕事が残ってても時間が来たら帰るんだ。
明日は早朝4:30工場出発。
どーすんの?
あれ以来、担当者とは顔を合わせていません。
修正値は後日、メールで入ってきました。
どっとはらい。
一旦、最終回とさせて頂きます。




