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【プロットタイプ】気が回るね、お兄ーさん

作者: 秋暁秋季

注意事項1

起承転結はありません。

短編詐欺に思われたら申し訳御座いません。


上手い回答が出来ない人間なので、感想欄閉じてます。

これは読者様の問題ではなく、私の問題。


詳しく知りたい方は代表作の『作品と作者の注意点』に書いてあります。


注意事項2

本日の出来事。私なりの解釈ではこうでした。

スタミナ食、食べ放題、一見すると活が着くようなものであるが、実際は消化にもエネルギーを使うそうで、食べたら食べた分だけ疲れるらしい。

『そんな御冗談を』なんて笑い飛ばしていたら、街を歩いている時に、一気にそのツケが回って来た。今、物凄く、眠い。

本日はつけ麺の予定であったが、其れを消化出来る元気が今の私には無い。多分、歩いているうちに眠くて倒れる。だから志向を変えて、うどんにする事にした。

交差点を跨いだ真ん前、うどんの暖簾が書かれた店へと直進する。内部はこじんまりとした長方形。カウンターの立ち食いスタイル。其れでも味は有名店に劣らず一級品。色々食べたけど此処が一番美味しいと思っている場所。

今はお昼前故に店の中は伽藍としていたので、五席ある内の中央の席を陣取る。これには訳があり、後続の客が来ても入れる様に、また自分が出易い様にという私なりの考えがあった。

前のポスターを見てうどんが来るのを待っていると、男性客が入る。私の予想では、余り奥深く立ち入る事無く、出入口付近で立ち止まると思っていた。しかし彼はすすっと私の後ろを抜けると、最も奥まった場所を定位置とした。

興味を持ったのも束の間、お次の客も私の横を同様に抜けると隣を居場所とした。そしてそのまた次の御客も。皆が皆詰めてうどんを啜る。

常連さんかな。気が回るね、お兄さん。そしてそんなお兄さんに比べて気が回らなかった私って。昨日の疲れと、視野の狭さから死んだ目で饂飩を啜る私って。


「って事があったのー」

家に着くなり俺の膝に頭部を乗せて、呻く様にそう言った。連日の放浪の疲れが出て来たのか、何時もよりもアンニュイ。目を見てみると、疲れ故に光がない。

「ほらー、店員さん側からしたら回転率上げる為に詰めて欲しーじゃん? 入口一杯だとすぐ入れないかもって逃げちゃうから。

でも私達からしたら、人にぶつかりたくない。なんか通り抜けるの面倒臭そう。隣に立つと何か言われそうとか言う理由で、間隔を開けて居場所にすんの。

でもお兄さん、詰めて座っててー、気が回るなーって。

もしかしたらそこまで御客側は考えてないのかも知れないけど、私的にあの場所は御客的にも大事な場所なんじゃないかなーって」

ダラダラとした口調に反し、思考はまだ疲れ果ててない様だった。

うどんと言ったら〇〇ヤンマだと思ってる人。

〇〇製麺も美味しいけど、口に馴染むのは〇〇ヤンマ。

あ、異論は認めます。


ただ立ち食いメインなので、お店が何処もちっちゃいんです。袖触れ合うのも他生の縁、を地で行きそうな程。

出る時も、皆様譲り合ってすすっと抜ける感じのところ。

だから混んでたら詰めるし、空いてたらちょっと席を開けるし、みたいな事が起こり易い話。


んでもって、人と体が当たりやすいので、空いていると皆様、入口付近に固まるんです。

自分が出やすい様に、人にぶつからない様に、問題が発生したら厄介だから。


でも今回は、そういう自分の考えは一旦置いといて、詰めた方が、沢山の人入りやすいから、奥に詰めよう。

という気遣いの話。

自分の気遣いよりもさらに上の気遣いを見た話。


明日は平日だよー。

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