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第9話仲良し2人

遠足当日、クラスのみんなはバスに乗り込んでいた。

「席自由らしいけどどうする?」

「私佑と隣がいい〜!」

「俺も佑と隣がいいな!」

「いや困るなおい」

基本2人席なのでグループ2人ずつに別れる。歩と類はどっちも佑の隣に座りたいので2人の間で無言の勝負(?)が始まってる気がする。

(どうすれば平和に解決できるだろうか)

「じゃあさ、俺行きは類と座るから帰りは歩美と座るわ」

「お、いいね!」

「歩美もそれでいいか?」

「しょうがないからそれでもいいよ〜」

そうして佑は行きは類、帰りは歩美と乗ることとなったのだが

「な、なあ佑」

類が小声で話しかけにきた。

「もしかして俺帰り中村さんと隣同士になるのか、、?」

「あ、そういやそうかもしれん」

「は?俺の心臓が持たねえって」

「まあ良かったじゃん頑張れ」

「まあまあ任せろって」

そうして類と佑、その後ろに歩美と中村さんが乗ることとなった。

「これどんぐらいで着くんだ?」

「まあ1時間ぐらいじゃね?」

「暇だな、しりとりしようぜ佑」

「いいよ、しりとり」

「りんご〜」

「なんか後ろから聞こえてきたな」

2人のしりとりに歩美が乱入してきた。

「ごはん!」

「いや終わってるじゃねえかよ」

「ありゃ」

「ありゃじゃねえよ」


そうしてバスは目的地へと着いた。グループでの行動となり、4人は昼食の準備を始めた。

「まず火を起こさないといけないのか」

「まあまあ俺に任せろって」

「お前中村さんにいい姿見せたいだけだろ」

「当たり前だろ」

謎に自信満々の類は火を起こし始めた。

「まあまずは着火剤を下に敷くんよ」

「なるほど」

「そして着火剤に火を付けて」

「なるほど」

「炭を並べる」

「いいんじゃないか?」

「昨日ネットで調べたら出てきた」

「だろうな」

無事に炭を起こし終わった2人は調理器具を持ってきていた歩美と中村さんと合流した。

「お〜これ誰火起こしたの〜?」

「めちゃめちゃちゃんと出来てますね」

「俺!俺が起こしといたよ!」

「まじ〜?意外と仕事出来んだね!」

「私も火の起こし方知らないので尊敬します」

「えへへぇありがとー」

「おい顔きもいぞ」

女の子に褒められまくった類は笑顔になりすぎてもはや顔が変形していた。


「そんじゃあまず麺茹でるか」

「料理は私に任せて〜」

「おう、頼りにしてるぞ」

「まあインスタントだから書いてあるとおりに作るだけだけどね〜」

「それもそうか」

「佑はみんなのお皿だけ用意しといて〜」

「了解」

(ところで類と佐藤さんはどこ行ったんだ?)

ふと思った佑は後ろを振り向くと少し遠くにあるベンチで休憩している2人を発見した。

「あいつらサボってんじゃねえか」

「まあいいんじゃな〜い?類くんも中村さんと話せてハッピーだし私も佑と話せてハッピーだし!」

「そうか、ってお前類が中村さんのこと好きなのなんで知ってんだ?」

「ん〜見ればわかるくない?明らかに中村さんと話してる時だけ表情豊かだし」

確かに佑から見ても中村さんと話してる時の類はいつもより表情が柔らかくとても楽しそうだった。

「お前も俺と話してる時は表情豊かだよな。他の人だったらまじで真顔だけど」

歩美は1番クラスの中で付き合いのある佑と話す時は大分表情が柔らかく、逆に類や他の人だとビックリするぐらい1ミリも笑わない。話しかけられても軽く受け流しているような感じだ。

「そ、そう?そんな顔に出てる、、?」

「自覚ないのかよ、まあ表情豊かな方が周りから見ても可愛いと思うしいいんじゃないか?」

「か、可愛い!?」

「ん?ああ、お前気づいてないだろうけど結構学校では可愛いって噂だぞ?」

類も初対面の時に言っていたが歩美は学校ではトップクラスの美少女だ。時々クラスの男子が噂にしているのを耳にすることがある。

「えっとその、、佑も私の事可愛いって思うの、、?」

「まあ俺はあまり人の顔気にすることないけどクラスの中だったら1番可愛いんじゃないか?」

「そ、そうなんだ、、ありがと、、」

歩美は一瞬後ろを向き顔を隠した。

「あの、、佑も結構かっこいいと思うよ、、?」

「そうか?あんま言われたことないけどな」

佑は自分の顔を気にしたことはあまり無かった。何せ今まで佑は異性に興味を持つことがほとんど無かったのだ。

「あ、あのさ!今度試しにセットしてきてよ!センターパートとか!絶対似合うと思うよ!」

「センターパート?やったことないけどどうなんだろ」

佑は小学生の頃から一度もセットをした事がなく、ずっとマッシュだった。

「試しに今度やってみようかな」

「なんなら私がやってあげるよ!」

「まじ?じゃあお願いしようかな」

「うん!バチバチにキメてあげる!」

「ところで沸騰してめっちゃ溢れそうだけど大丈夫?」

「あ、やばい!!助けて佑!!」

「おい!焦んな!おいお湯飛んできてる!熱いって!」

話に夢中になりすぎてすっかり忘れていた2人であった。

一方その頃。

「あっち楽しそうだね」

「そうですね、宮島さんと歩美ちゃんって付き合ってるんですか?」

「いや、ただの友達らしい。それにしては大分仲良いよな」

「そうですよね、てっきり付き合ってるのかと思ってましたけど」

「傍から見たらそう見えるよなあ」

こちらはこちらでコソコソと後ろで話している類と中村さんであった。






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