ぱなっぴ
ぱなっぴ
「えい!」
さく!
「えい!」
さく!
「えい!」
さく!
ふうっ!
あっ! この子、駄目やつだ! ちょこっと見て隣のお種子畑行くつもりだったけど……生涯の砂使い切っても終わらないな? うわ……こんなに出来ない子初めてだよ? 取り敢えずぱなっぴ付けといて、お仕事ポイントの保険で付けとくか?
「はいはいはい! ちょっちこっち来て! 咲菜っ葉!」
「えっ! もう良いんですか! めっちゃ頑張ったんですけど……? やっとかえれるのか!」
「いやいやいや! 全然出来てないから! わたしのデモンストレーション1aの隣で、3鍬打ったくらいで汗だらだらめっちゃ頑張った感だしてるけど、終わると思わないし始まってもないからね!」
「うそ? めっちゃ頑張ったんですけど……」
「て~い!」
おはなぱたけは咲菜ちゃん頭にテイすると、咲菜ちゃんの頭のてっぺんからむくむくむくむくと壱輪のお花らしきものが顔を出しました。
おぱなぱな~っ! ぱなぱなぱぱぱっ! おぱなぱな~っ!
「それ付けとくからね! わたしがここ離れた時はその
ぱなっぴに聞くといいからね!」
「ぱなっぴですか?」
「咲菜っ葉ちゃん付きのぱなっぴです! よろよろしくう!」
咲菜ちゃんは頭の上の、見えないぱなっぴに戸惑いながらお返事しました。
「あっ……えっと……よろしく……ぱなっぴ!」
「よろよろしくです! 咲菜っ葉ちゃん!」
「よ~し! ちゃっちゃとルーレット回そうか!」
「えっ? ルーレットって?」