くるくる運命
くるくる運命
さらさらさらさらきらきらきらきら……。
命の砂は降り注ぐ。
くるくるくるくるヴリュンヴリュン。
くるくるくるくるヴリュンヴリュンヴリュン。
るるるルーレットはくるくるくるくる。
コロココロ玉はヴリュンヴリュン、何度も何度も通りすぎては戻り通りすぎてゆく。
「おなはぱたけ! これ? いつ止まるの?」
「そんなのるるるルーレットに聞いてよね!」
「咲菜ちゃん! 心配しなくても、その内ゆっくりゆっくりになって止まりますからその時を待ちましょうね!」
「ぱなっぴ! 待ってたっししょうがないよ! だってわたしのコロココロ玉何処のマスかは判らないけどくっついちゃってるよ? 止めてもよくないのかな?」
「咲菜っ葉! 何言ってんのよ! そんな勝手なこと出来るわけ無いからね! るるるルーレットが壱度廻りだしたら、後はるるるルーレットに運命を委ねるしかないのよ!」
「自分の都合で止められないんですよ! 落ち着いて待ちましょうね咲菜ちゃん!」
ぱなっぴに宥めらても、こころのそわそわが止められない咲菜ちゃん。
さらさらさらさらきらきらきらきらと、るるるルーレットの止まるのを待つ間も、命の砂はとどまることなく降り続けています。