さくさくっと説明するね!
さくさくっと説明するね!
「じゃあ! さくさくっと説明するね! 耳の穴かっぽじって、よ~く聞くのだぞ!」
うんうんうん!
「何だかんだあってさ! 話すと長くなるから経緯は、はしょっちゃうね! でも、わたしめっちゃ頑張ったんだからね! と、だけは声を大にして言っときます! アリコッコたちがね管理してくれてるこれが、るるるルーレットです! アリコッコたち! 何時も有り難う!」
ぺこぺこぺこぺこアリコッコたちは、いえいえ御礼なんていいですのに仕事ですからと言わんばかりに、ぺこぺこぺこぺこ頭を垂れ波が揺れていきます。
「おはなぱたけ! 説明説明だよ!」
「まあまあまあ! 御礼は大事なんだからね! 思った時の熱い思いは冷めない内に言葉にして伝えておかないとね! 咲菜っ葉夢中になって忘れてるけど時の砂時計気にしなくなってるね!」
「えっ! あっ! そうだった……?」
チラッ!
きらきらきらきらさらさらさらさらさら……。
「でも砂時計見ててもさらさら落ちてるだけで……あのきらきらの砂の上っかわが見えないからな……どれくらいあるのか分からないから見ててもしょうがない気がするんだよね?」
「成る程ね! それも壱理あるよね! じゃあ! 消しとくね! 時の砂時計さんばっはぁはあ~い!」
時の砂時計はさらさらさらさらきらきらきらきらお花のお空に馴染む様に消えてゆきました。
「よし! 咲菜っ葉! 覚悟は出来たかな! るるるルーレット廻しちゃうぞお! ええ~い!」
「あっ! まだ説明終わってないよ~っ!」
「もう廻しちゃったから、コロココロ玉咲菜っ葉のタイミングだ放り込んじゃってよ!」
「うそ!」