さあ! るるるルーレット廻すよお!
さあ! るるるルーレット廻すよお!
わたしがおはなぱたけから、コロココロ玉を受け取ってまじまじと見詰めていると。
やけに周りが騒がしく感じられた。見渡すとえっ! あの小さな蟻さんたちに囲まれていました。
どぉゆぅこと!?
「さあ! るるるルーレット廻すよお!」
「えっ? ルーレットが?」
そうなんです、るるるルーレットが目の前にで~んとお出ましになってるんです?
おはなぱたけがにたりと笑いながら、ぐるんと廻そうとるるるルーレットにお手々を掛けていました。
「今更何? ずっとここにあったでしょ?」
「いやいやいや! ないないない! なかったよ!」
「認識の違いだね? 目の前あっても気付かないから見えて無かったんだよ! さあ! いくよ!」
「ちょっと待って! ちょっと、待ってよ! るるるルーレット廻すとどうなるのか? わたし聞いて無いもん! 教えてよ! おはなぱたけ!」
「もう! 面倒臭いな!」
「さくさくいきたいのはわかるけど、説明は必要だと思うよ!」
「ぱなっぴ! 余計な口挟まないでよね!」
「わたしからもお願いします! ねえ! おはなぱたけ!」
「はあ……わかったわよ! 壱度しか言わないから、耳の穴かっぽじってよく聞きなさいよ!」
「うん!」