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~詩集~ 忘れゆく魔法  作者: 木山花名美


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十二の水

 

 今朝は睦月 祝いの水

 盃交わし慶び合う

 麗しく出で 溢れ返る


 今日は如月 雪の水

 何かの気配を感じつつ

 凍った側から溶けていく


 今日こそ弥生 花の水

 春に優しく起こされて

 ふくよかな蜜 解き放つ


 明日には卯月 希望の水

 潤い湛え 華やぐ顔

 前だけ見つめ 通り過ぎる


 今日から皐月 緑の水

 朝露抱き 薫り立つ

 清々しく朗らかに


 明日も水無月 天の水

 まるで何かを振り絞る様に

 絶える事なく降り続く


 午後には文月 風の水

 素肌の汗をさらいつつ

 青空めがけて舞い上がる


 葉月の昨日 汐の水

 多くの心を引き付けて

 誇らしげに 寄せ返す


 今宵は長月 月の水

 瞳に注ぐ黄金きん色は

 甘く 蕩ける 雫の如く


 日々、神無月 土の水

 湿った地面に誘われて

 乾いた葉達が落ちていく


 今日も霜月 愁いの水

 凍てつく風に触られて

 理由わけなく涙が 頬伝う


 何時しか師走 追憶の水

 温かく沸かし語り合う

 湯呑みに浮かぶ 十二月じゅうにつき


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