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強引な朝
強引に朝はやって来る
沈んだ心に引き寄せられて
軟弱な夢に割り込み
活きた現実をひけらかす
何故そっとしておいてくれない?
けたたましい騒音
刺す光
目を覚まさずにはいられない
そこは苦痛に満ちた世界
甘い霧などどこにもない明白な世界
それでも私は動く
ぎこちなく動き出す
そんな日々が繰り返された
気付けば今日 朝は普通にやって来る
穏やかに入り
眩しさをもたらす
特別な苦痛は何もなく
誰もが感じる寝起きの気だるさ
それから私は歩く
軽やかに歩き出す
平凡で幸福な一日の始まり
あの日々に あの朝が来なければ
今日の朝を知らなかった




