表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
魔王のお悩み相談室  作者: 黒猫 くろと
6章 マーメイド
85/86

待ちに待った観光

 それから魔王たち3人は、ゆっくりと色々な場所を巡り歩いた。


 気がついた時には日が傾き、夕日が水平線に半分ほど沈み始めていた。


「あら、もうこんな時間なのねぇ。楽しい時間は、本当にあっという間だわぁ」


 セレスティーヌは緋色に燃え上がる海を眩しそうに眺めながら、名残り惜しそうに一人ごちた。


「本当に楽しかったわぁ。まさか、魔王様が魚を見てあんなにもはしゃぐなんて、思いもしなかったわぁ」


「仕方ないだろ!鱗一枚一枚が違う色のやつ、身体が透明で内臓が丸見えになってるやつ、その他にもいっぱい見たこともないやつばっかだった」


「あの時の魔王様、子どもみたいでとってもかわいかったですよ!」


 2人から茶化された魔王の顔が、恥ずかしさで熱くなっていく。


「それを言うなら、お前らだって人のことは言えないだろ!?服屋に行ってファッションショーが始まった時は、どうしようかと思ったぞ」


「それこそ仕方ないじゃないですか!?城下町じゃ見ないような服ばっかりだったんですから!」

 二人が睨みあっていると。


 ぐうぅ~


 二人のお腹から、同時に空腹を告げる音が鳴った。その音を聞いた二人はプッっと吹き出し、笑いあった。


「そういえば朝食べてから何も食べてなかったな」


「そうですね。セレスティーヌさん、何か食べたいものはありますか?」


「そうねぇ…そしたら、パエリアが食べたいわぁ」


「「パエリア?」」


 聞いたことも無い料理名に、二人は首を傾げる。


「ええ、515年前にまだちっぽけな漁村だったこの町に、勇者様が訪れて作った料理なのよぉ。なんでも、この世の海鮮料理の中で一番美味しいんだとか」


 セレスティーヌが放った、この世の海鮮料理の中で一番美味しいという言葉に、二人はゴクリと喉を鳴らす。


「よし!そしたらパエリアを食べに行くぞ!!」


「お~!!」


 こうして魔王たちは、美味しいパエリアを出す店を探しに行くのだった。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ