第七話「謎の森」
主)コロナウイルスまだ終結しませんね、異世界はそんなのありませんからね〜、羨ましいです
「ここがダリアのギルドですか〜」
ダリアのギルドは大きな建物の中にあった
「Eランク依頼からSランク依頼まで幅広いですね〜」
「もちろんじゃ、ダリアは広いんじゃよ、その分色々な依頼が舞い込んでくるのじゃよ」
と、サリアさんに言われ、応接間まで案内された
「受けてほしいのはこの依頼じゃよ」
「森の侵食を食い止めてください、って依頼ですか?」
「そうじゃ、ダリアの街の北部の近くには大きな森があるのじゃ、しかし最近この森の侵食速度が上がっておっての〜、少し困っておるのじゃ、この依頼を受けておられる時は、別の依頼を受けても構わんぞい、定期的に行ってくれれば良いのじゃからな」
「分かりました、その依頼を受けます」
「ありがとう、心優しき冒険者よ、もちろんそなたも受けるよな?ルビー」
「ええ、もちろん、おばあちゃん」
「え?おばあちゃん」
「私のおばあちゃんなのよ、ダリアに住んでるとは聞いてたけど、ギルド長になってるとは思わなかったから」
少し僕は驚いてしまった、確かギルド長になるのにはAランク以上である事が条件だったはず、この歳でAランクとは…と思ってると心が見透かされたように
「あら、私はAランクじゃなくてSランクですわ」
「え?!」
「私のおばあちゃんがSランク冒険者で憧れてこの世界に入ったのよね〜」
「あ、そうだったんですか」
「まあ、そう言われちゃうと照れちゃうね〜」
〜森の中〜
「なんだか妙な感じがしますね」
「ええ、何か不気味な気配を感じるわね」
何か魔物の予感がする
「そういえば君って子供の割には大人っぽいよね〜」
「え?そ、そうですか?」
「そう思っただけよ」
「は、はい」
〜10分後〜
「この木植物型の魔物ですよ」
「え?これが?」
「はい、これはビーストプラントと言って普段はおとなしいですが傷付けたりボスに攻撃をすると攻撃してきます」
「ボス?」
「はい、この森には多分エンシェントビーストプラントが居ると思われますね」
「エンシェントビーストプラントって確か神話上のSランク級魔物ですよ」
「エンシェントビーストプラントってSランク級だったんですか?」
「え?知らなかったの?」
「まあ、神話上にランク付くんですねって思っただけですよ」
「存在するから付くんでしょ…ってあなたも居るって言ってたわよね」
「あ、そういえば言いましたね、アハハ」
「とりあえず森の侵食を食い止めますか」
「そうね」
「ヘルファイア(獄炎)」
「私も負けないわよ、スーパーファイヤーボール(超火弾)」
「もう少し進めましょうか」
「ええ、もちろん」
「ヘルファイアオブバード(獄炎の鳥)」
「スーパーファイヤーボール(超火弾)」
「ん?あれは荒廃した村?でしょうか?」
「あ、あれは3年前滅んだ村ダフィン、私の生まれ故郷よ」
「ダフィン?」
ダフィン聞いたことがある名前だ、確か100年前住んでいた村だ、だとしたら遺跡があるはずだな
「では、少しあの街で休憩しますか」
「え?ええ、そうね」
そしてダフィンの街に向かうのであった
主)第七話「謎の森」いかがでしたでしょうか?ザ・シークレットウェアーウルフゲームも近日更新予定です