5
俺は、メイドならぬ、配下?!達のムサイ集団に否応なく、皇子様仕様のキラキラした寝巻きに着替えせられた。
しかし、何でメイドじやあないんだよ!
俺は、まだメイド喫茶に行った事がないから、
「ご主人様!」と、
やられてみたい!どうだ、本間!リアルだぞ、リアル!
あ、本間と言うのは、大学からの同期でメイド喫茶オタクで、医局長に、メイド喫茶の出入りを止めないなら北海道の阿寒に飛ばすと言われた困った奴だ。あれ、リアルって、俺は、とうとう、否やっぱり、こっちをリアルと認めてしまったのかと、自分に愕然とした。
そうだ、やっぱりメイド服はブリブリのミニスカートが、へへ、えーんでないかい。でれ。
あ、俺の知性と理性が、、、KOの、プライドが。
って、俺は、かなり変態の域に入っている危険を感じる、、、
俺、凄い魔法使いらしいけど、今、魔物と戦えと言われたら、逃げていいのかなあ。
だって、ほら、こーやって手を翳して、裸の女が見たい!と、言ったって、、、いてえ、、、
がたん、と、頭になんか、かなり硬いのが当たった、、、あれ?額縁。
ひっくり返したら、何と!裸婦像の描かれた絵よ!
何でさあ、凄い進歩しているらしい科学のありそうな反面、女の子の裸は、写真や画像じゃなくで、絵画なわけ?
必要な処に、必要なものを!
適材適所が、なっとらん。
って、違う?
かなり、俺は今、欲求不満のキモオタになってないか?
ああ、プレイボーイたる、俺の矜恃が。
こうなれば、1日も早く日本に帰ろうなんて不毛な事は考えるのは先にして、先ずは健康と認められて、りあ充を目指そうと強く心に誓った。