1. はじめに
タイトルは本編と関係ありません。
こちらは『混沌の淵に潜む竜は永久を嗤う』のイラストやSS、いただいたファンアートの置き場です。
本編はドシリアスなお話なので、こちらはもうちょっと肩の力を抜いていこうかなぁという、作者の「息抜き」、もしくは「逃げ場」みたいな場所です。
で、本編なのですが――。
創始の竜の血族の末裔、リューゼ・リ・アビナ。彼は14年前の政変により、故国ロサを追われた。
家臣の機転で災難を逃れ成長した彼は、簒奪者「闇公」バックに復讐を誓っていた。
しかし寄る辺ない身の上の彼に協力しようとするものは少ない。
そんな時、大地女神を奉る神殿の巫女がひとつの神託を受ける。
「三つ首竜の王がロサに現れる」と。
この言葉により世界は動き始めた。
未だ動乱の収まらぬソル大陸に、新たな嵐の予感がーー。
創始の竜の眠る国ロサの王座を巡って、人々の思惑と闇の力が渦を巻き始める。
こんなお話なのですね。
剣と魔法の異世界ダークファンタジー。
けどね。
意気込み過ぎて、ダークが重くなってしまった。
あ、タイトルの「三つ首竜」は主人公リューゼの生家であるアビナ家の紋章です。この紋章入りの指輪を、彼は左人差し指にはめています。
この指輪の竜、時々動くのですよ。なぜでしょうね。
「マーミ&リューゼ」
……かなり過去絵ですが。指輪しているでしょ。
ちなみに、このふたりは同じロサの血族。
マーミことマーミリージュ公女はもうしばらくご出演はありませんが、物語の鍵を握る人物です。
(続く)