マサシのナンパ就活論
「よし!!んじゃ、つとむ!!しっかり聞けよ`∀´!!」
「はい、マサシさんお願いします」
類似点その1
(面接や履歴書で自分を良く見せて、売り込む力)
「これは簡単だろ`∀´!?ナンパにおいて、面接はデートやメール、履歴書は出会い系サイトとかSNSのプロフィールと一緒だ!!んで、いかにして女の子に自分をアピれるかが課題ってわけだよな笑!!」
「・・・・・・なるほど履歴書はプロフィール」
類似点その2
(たくさんの企業を受けてみて、一つの企業がダメでも、すぐ次に気持ちを切り替える、内定をとるまで決して諦めない、根気と粘り、我慢強さ・・・)
「まぁ、これなんか言うまでもなく、ナンパそのものだな`∀´!!一人の女の子からフラれても、いつまでも落ち込んでてもしょうがない、すぐ次の女の子に声かけなきゃな笑!!」
「・・・・・・なるほど、ナンパも就活も落ち込んでたらやってられないッスね!!」
類似点その3
(就活って、お金とかもけっこうかかりますよね)
「まぁ、これも当然ナンパに該当だな`∀´!!大手の企業とかに限って金かかる事ないか??ホラ、面接を受けるために東京、大阪の本社に行ったりしなきゃいけないから交通費がかかる事とか多いだろ??ナンパの場合も一緒でな、可愛い女の子に限って、けっこうデート代がかかりやすいんだよな笑!!」
「・・・なるほど、レベルが高い企業と可愛い女の子は、お金がかかるんですね。マサシさんありがとうございます。とりあえず、ナンパと就活がよく類似してる事は、よくわかりました・・・えと・・・、じゃあ、あの・・・、つまり、マサシさんはナンパで就活テクを極めたって事で良いんですかね´∀`;?」
「・・・フフフ、まぁそういう事だな!!ちなみにこの事は俺とお前の秘密だかんな^^」
秘密ねぇ・・・、そりゃ秘密にしてたほうが良いだろうね・・・、去年、伝説と言われたアンタがナンパで就活の練習してたなんて、ウチの大学の就職センターもビックリだろう・・・それより俺としては、何かのコネがあると思ってたからショックだよ・・・
「はい・・・分かりました。でも、俺には先輩のような就活はできそうにないですね・・・」
「はぁ´∀`?つとむ何を言ってんの?」
「いや、だから俺には先輩みたいに就活の練習でナンパなんて・・・」
「はぁ´∀`?お前、俺の秘密を聞くだけ聞いて実践しねぇつもり?」
「・・・だって、俺そんなチャラい事できないですよ・・・」
「はぁ〜´д`だからお前は21年間、童貞のチェリーボーイなんだよ!!しかも内定一個もとれてないなんてダサすぎだろ!!」
「・・・うぅ」
「なぁ〜、お前も男だろ!?悔しかったら、童貞卒業して、内定とってみろや`д´」
この時、つとむの頭の中で何かが切れる音がした・・・・・・
―プチッ
「童貞・・・チェリーボーイ・・・ふふふ・・・そこまで言われたら俺も男だ。マサシさん、やってやりますよ。これから俺はナンパで内定と女の子を手に入れて見せようじゃありませんか`´キリッ!!」
「クククッ・・・初めから俺にその意気込みを見せろや!!おう!!俺がお前にテクを色々と伝授してやるよ!!明日からは厳しくいくぞ!!よっしゃ!!今日はお前の決断式だ!!オラオラ飲めや`∀´!!」
「ハイ!!師匠いただきます!!グビッグビッ・・・」
こうして、つとむとマサシの決断式と称された飲み会は夜遅くまで続いたのであった・・・