絶望①
「うわぁぁぁぁぁぁぁぁあ」
腰が抜けた。
その顔は、右眼が開かず、大火傷をしたようで血管が浮き出て変色していた。
万里「母さん。なにこれ...」
母「何って、あなた先生のバイクに轢かれたのよ。覚えてないの?」
万里「バイクに轢かれた?僕は翔真を助けたんだけど」
母「何言ってるのかわからないわ。そんな大怪我しちゃって、いい加減迷惑かけるのやめて頂戴」
万里「迷惑って...」
そうだ。母は僕のことをなんとも思っていない。その理由は...
バタンッ!!
「お母さーん!お金ちょうだい!」
「あら、まゆー。わざわざここまで来なくてもよかったのに。」
そう言って俺の体を案じず入って来たこの女は僕の双子の妹、六道万結だ。
万結は成績優秀、スポーツ万能、容姿端麗で僕とは真逆の存在だ。
だから、誰も僕を気にかけない。
万里「か、母さん」
母「万里、私万結と買い物してくるから安静にしとくのよ」
万里「母さん、僕の目は...?」
母「あー、うん。そうね。治らないらしいわ。じゃあね」
万里「えっ...?」
そう言って出ていってしまった。
目が治らない...?そんな...そんな
絶望した僕は看護師さんに聞いた。
万里「僕の目ってどーなってるんですか?治らないんですか?」
看護師「そうですね。眼球が潰れてしまって完全に見えなくなってしまっています。治ることはないと思います。ごめんなさい。」
「義眼ならまた見えるようになるけど本人がそれを望んでいないと聞いたので、目はこのままになると思います」
なんだって!?義眼は本人が望んでいないってなんだよ。僕はそんなこと言ってないぞ。
母さんか、母さんが僕なんかにはお金を使う価値が無いと考えたんだな。
「ふぅ」。こうゆうことは今までも何度もあった。僕の味方なんて誰もいない。...いや...
翔真!翔真に会いたい。
そう思って、翔真に連絡したが何日経っても返信は返ってこない。
「なんでだよ...」
1話分の長さの加減が分かりませんw
正直もっと書きたい。
入院とかしたことないし、病院の仕組みとかよー知らんから、リアルやったらそんなこと有り得へんてのがあるかもしれませんが、そんなこと知りません。ごめんなさいw