第318話、【緊急特番】何と『マギ○コ』における『キュ○べえ』の実装、完全に予想的中!
博士「──はいっ、前回いきなり舞台を、近未来の日本を彷彿させる秘密研究所へと移して、読者の皆様を大いに戸惑わせてしまった、主任研究員の『博士』です!」
助手「……いや、主任、『いきなり』はむしろ、こっちのセリフですよ? 一体何なんですか、これって?」
博士「この【緊急特別座談会】においては、私のことは『博士』と呼びなさい、『助手』君よ」
助手「はあ」
博士「それで、この【緊急特別座談会】とは、何なのかと言うと」
助手「ええ」
博士「ほら、かの超傑作魔法少女アニメの『ま○か☆マギカ』の外伝ソーシャルゲームである『マギア○コード』が、めでたくも本日サービス開始3周年を迎えたので、それに合わせて早くも記念イベントがいくつも始まったではないか?」
助手「──ちょっと、待てえええええええええええええええええい!!!」
博士「……な、何だよ、急に大声なんか上げて、びっくりしたではないか?」
助手「びっくりしたのは、こっちのほうだよ⁉ 何だよ、『マギア○コード』って!」
博士「略称『マギ○コ』とも言い、ゲームの種別としては、『魔法少女☆RPG』であって、今年の春にアニメ化されたばかりで──」
助手「何も、ゲームの詳細を聞いているんじゃ無いよ⁉ この作者って、本作のみならず、ほぼすべての自作において、『マギ○コ』や『ま○マギ』について語り過ぎなんだよ! 本作はあくまでも、『評論』でも『エッセー』でも『二次創作』でも無く、『オリジナル』作品なんだろうが⁉」
博士「まあ、待て、まずは話を聞け。実はこの話題は、本作の『オリジナル』の部分にこそ、大いに関係してくるのだよ」
助手「……へ? 他人様の人気作品の周年記念イベントが、本作のオリジナリティに関与しているですって?」
博士「うむ、話を続けるとだな、せっかくの3周年と言うことで、記念に特別なキャラを実装することになったのだ」
助手「……周年記念キャラって、やはり新規キャラですか?」
博士「そういった場合も無いことも無いが、それよりも、元々ゲーム内に存在はしていたが、プレイ対象になっていなかったものを実装したり、すでにプレイ対象であったものに対して、更にとてつもない性能を付与したりする──って言うのが多いようだぞ」
助手「なるほど、まったく未知のキャラよりも、元々人気のあるキャラのほうが、当然反響が大きくなりますからね」
博士「そういうこともあって、当日より前の下馬評では、『悪魔ほ○ら』と『う○ちゃん』とに、予想が集中していたそうだ」
助手「『ほ○らちゃん』のほうは、『ま○マギ』シリーズ全体的にも、最も人気の高いキャラだし、『マギ○コ』オリジナルキャラの『う○ちゃん』のほうも、キーパーソンとしての重要度においては、遜色ありませんしね」
博士「そのためか、ネット上の各『マギ○コ板』においても、ここ最近かなりの活況を呈したみたいだぞ?」
助手「ガチ勢だけでは無く、アンチ勢も賑やかですからね、『マギ○コ』界隈って」
博士「……それで君自身は、『誰』が選ばれたと思う?」
助手「う〜ん、人気的には『デビほ○ちゃん』のほうでしょうが、最近の『マギ○コ』のストーリーの流れからして、『う○ちゃん』のほうだって、十分あり得るよなあ……」
博士「ぶぶーっ(アニメ版最終回の『おガ○様』風に)」
助手「え? もしかして、『デビほ○ちゃん』だったんですか?(いい歳して、何が『ぶぶーっ』だよ、似合わねえんだよ!)」
博士「いやそれが、キュ○べえ…………だったのだよ」
助手「は?」
博士「正確に言えば、『マギ○コ』オリジナルの、『小さなキュ○べえ』(別名『モキ○』)だがな」
助手「は?」
博士「もっと言うと、プレイヤーの皆様にとっては、『俺たち』そのもので、今回ガチャで当てると、『自分自身(の名前)』が輩出されるという、ソシャゲ史上最大級の珍事が──」
助手「いやいやいや、別に『モキ○』の詳しい解説が聞きたいわけでは無くて、そもそもどうして周年記念キャラが、よりによって『モキ○』なのかを聞きたいんですよ⁉ あいつ『魔法少女』であるどころか、『人類』ですら無いでしょうが!」
博士「だよね〜、お陰で現在ネット上では、ガチ勢どころかアンチ勢までもが、茫然自失の有り様だとよ。……プププププ」
助手「──笑い事じゃ済まされないだろう⁉ 本来『キュ○べえ』って、『ま○マギ』シリーズにおいては、まさしく『すべての黒幕』であり、魔法少女たちにとっての『真の敵』みたいなものじゃん!」
博士「『マギ○コ』の『小さな』キュ○べえは、おガ○様たちから本来のキャラ属性をぶっこ抜かれて、文字通りに小型化するとともに邪心も完全に無くなり、ただの力無き『マスコットキャラ』と成り果てているけどな」
助手「だったら、『バトルイベント』においては、どうやって戦わせるのです? それぞれ『固有魔法』どころか、反則技そのものの『ド○ペル』すら使える、神○市の魔法少女相手に、たかだかマスコットキャラごときが、立ち向かえるわけが無いでしょうが⁉」
博士「──大丈夫だ、実際の戦闘時においては、『チーム三○月荘』の連中を、自分の代わりに戦わせることになるからね」
助手「………………………え、何です、それ? 『チーム三○月荘』って、主人公のい○はちゃんややちよさんを含む、いわゆる『マギ○コ』におけるメインヒロインチームのことでしょ? それを自分の代わりに戦わせる、ですって?」
博士「例えば、固有魔法の一つである『一人だ○て戦う勇気』を使えば、『モキ○』一体で、複数の敵を相手にする場合にも、自動的に『チーム三○月荘』の5人の魔法少女が現れて、アッと言う間に敵のほうを袋だたきすると言った、『鬼畜仕様』なんだよ」
助手「──ちょっと待ってください、それってまるで、キュ○べえが魔法少女たちのことを、単なる『兵器』として、自由自在に操っているようなものじゃないですか⁉」
博士「そうだよ? ようやく君も、私の言いたかったことが、わかったようだな」
助手「……つまり、前回のこの作品で示唆していたこと、そのものってことですね?」
博士「その通り! 前回本作においては、君自身のセリフとして、
「前から疑問に思っていたんですけど、あのアニメって、宇宙人があくまでも自分たちの都合で、地球の年端もいかない女の子たちを魔法少女にするんでしょ? だったら最初から『道具』とか『兵器』として割り切って、摘出された『魂』が無事なうちは、ゾンビ化された本体のほうを、どんどん『自爆攻撃』とかに使っていけばいいのですよ。当の宇宙人のお説だと、本体のほうはいくらダメージを負っても、ある程度修復可能なんでしょう? 修復できなかったとしても、地球には思春期の女の子なんか、掃いて捨てるほどいるんだから、どんどんと魔法少女にして、どんどんと『兵器』として、『消費』していけばいいんですよ。しかも聞くところによると、魔法少女たちは究極的には、『化物』になる運命が課せられていると言うではありませんか? ──それなのに、一体何を出し惜しみをしているのだ? そのような『兵器として非常に好ましいメリット』があるのなら、最初から全力全開で利用していけばいいじゃないか? どうせ宇宙人にとっては、『消耗品』なんだろう? だったら、使える分だけ、使い潰すべきだろうが?」
──と、大々的に語っていたところ、何と本家本元の『公式』様が、そっくりそのまま採用してくださったというわけなのだよ!」
助手「……奇しくも、前回第317話の公開が、8月20日の午後4時で、『マギ○コ』における『キュ○べえ』の実装化が、8月21日の午後3時半ですか? ほんの一日差とはいえ、本作のほうが辛うじて早かったわけか」
博士「これ逆だったら、『パクリ』扱いされていたかもな」
助手「ギリギリギリのギリで、命拾いしましたね!(小池百○子ちゃん風に)」
博士「──だが逆に言えば、本作の作者の、『ま○マギ』シリーズ全体に対する、異常なまでのシンクロ率の高さが、今回如実に証明されたわけなのだよ」
助手「──ッ。た、確かに!」
博士「何せ、前回本作でも述べたように、キュ○べえの本来の目的は、絶大なる力を誇る魔法少女を自分の『手駒』や『兵器』として使い潰すのでは無く、文字通り『生かさず殺さず』の状態で、最終的には『化物』に成り果てるまで絶望させて、思春期の少女ならではの『感情エネ○ギー』を収集することなのであり、たとえ本編に比べて幾分自由度が高いとはいえ、正当なる外伝である『マギ○コ』において、『モキ○』がい○はたち魔法少女を己の『手駒』として使役することなぞ、誰にも考え及ばなかったであろうよ」
助手「……ということは、前回の『魔法少女兵器理論』は、完全に本作の作者による『独自見解』だと、胸を張って言えるわけですね」
博士「すでに作者の別作品である、『わたくし、悪役令嬢ですの!』においては、魔法少女が完全に自由意志を奪われて、他の魔法少女に単なる『兵器』として『自爆特攻』させられたり『瞬間移動』させられたり──と言ったエピソードが、正式に公開されているくらいだしな」
助手「……ああ、あれって魔法少女であるとともに吸血鬼でもあるから、『マスターヴァンパイア』の命令には背けないという、『お約束』も利用していたんだっけ」
博士「──ていうか、まさに本作の現行シリーズこそが、『そのものズバリ』ではないか?」
助手「え? 本作の現行シリーズ、って……」
博士「『デストロイヤー転生』シリーズ──つまりは、『軍艦擬人化少女』作品だよ!」
助手「……あ」
博士「『懲罰艦』部隊の指揮艦である金剛が、軍艦擬人化少女にとっての魂とも言える『心の宝石』を通じて、他の姉妹たちを単なる『兵器』としてコントロールするなんて、まさしく『モキ○』と『チーム三○月荘』との関係そのものだろうが?」
助手「……な、何で、ここまで『ま○マギ』シリーズと、シンクロしているんだ、この作者の作品って⁉」
博士「何せキーアイテムの名前が、『心の宝石』だしなw」
助手「──それについては、できることなら今すぐにでも、変えなさい!」
博士「しかも、どうして『モキ○』が絶大なる力を誇る『魔法少女』たちを、意のままにコントロールできるのかについても、単なる『思いつき』というわけでは無く、ちゃんと論理的かつ詳細に解説を施しているからな」
助手「……あー、『魔法少女や異世界転生者や軍艦擬人化少女の、ショゴス化による、量子論や集合的無意識論に則った、あらゆる超常現象の実現可能性』理論ですか」
博士「このように、常に『論理的な作品づくり』に努めているからこそ、どんな荒唐無稽と思われる内容であったとしても、実は『公式のアイディア』を先取りしていたなんてことさえも、起こり得るのだよ」
助手「……うん、いかにも『自画自賛』が過ぎるとは思うけど、本作の作者が、常に非常識な妄想ばかりしている、『変わり者』であるのは間違いないよな」
博士「変わり者、大いに結構! だからこそ、本業のアニメスタッフすら及びもつかないような、斬新なアイディアを考案できるのだから、非常にWeb作家向きとも言えるだろう。──と言うわけで、本作は『ある意味魔法少女の一種とも言える、軍艦擬人化少女』をフィーチャーした、現行の『ナデシコ転生』シリーズにおいて、更にかつて無き意表をつくイベントを繰り出していく所存ですので、読者の皆様におかれましても、是非とも御一読のほど、どうぞよろしくお願いいたします♡」
助手「──結局、それが言いたかったのかよ⁉」




