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第222話、デストロイヤー転生、これぞ駆逐艦『娘』、最強伝説だ⁉【解説編】

響けペレストロイカ「──というわけで、いかがでしたでしょうか、私こと大日本帝国海軍所属、特Ⅲ(あかつき)型駆逐艦2番艦、『ひびき』を主役とした、前回第221話のほうは? ちなみに今回は当然第222話……すなわち、記念すべき『ニャンニャンニャン』の回でございます♡」




駆逐艦型大戦艦デストロイモード「……ええと、『響』さん──いえ、『ヴェールヌイ』さんとお呼びしたほうが、よろしいでしょうか?」




響けペレストロイカ「いえいえ、きよしもさん、この前回の第221話に対する【説明回】においては、僕のことはどうぞ『響けペレストロイカ』とお呼びください。僕も清霜さんのことは、『駆逐艦型大戦艦デストロイモード』さんとお呼びいたしますので」


駆逐艦型大戦艦デストロイモード「では、『響けペレストロイカ』さん、一体前回は、何だったのでしょうか? いかにも第二次世界大戦末期の、ソビエト軍の対日参戦を彷彿とさせるようなエピソードを、唐突に挟み込んだりして」


響けペレストロイカ「ああ、例のアレですよ」


駆逐艦型大戦艦デストロイモード「アレ、って?」




響けペレストロイカ「どこかの総理大臣閣下が、自分も敗戦国民のくせに、ロシアの対ドイツ戦勝利75周年記念式典に、参加するなどと臆面もなく言い出したことに、インスパイアされたわけなのですよ」




駆逐艦型大戦艦デストロイモード「……あー、なるほど」


響けペレストロイカ「一体、何を考えているのでしょうね?」


駆逐艦型大戦艦デストロイモード「アレって、もしかしたら、ロシア政府のほうから招待されたんじゃないんですか?」


響けペレストロイカ「だからって、のこのこ参加しにに行くなんて、どういう神経しているんでしょうね? きっと他の招待国からは、白い目で見られるに決まっているではないですか?」


駆逐艦型大戦艦デストロイモード「Web小説なんかでは、貧乏なヒロインが、悪役令嬢にお城のパーティに招待されて、その場違いゆえに赤っ恥をかかされてしまうと言う、お馴染みのパターンですよね」


響けペレストロイカ「昔、『メンフ○ス・ベル』という、アメリカ軍マンセーの映画が流行った時、米軍の爆撃機がドイツ国内の軍需工場の爆撃に成功したシーンで、それを観ていた日本人の観客が拍手喝采をした際には、思わず反吐が出そうになりましたよ」


駆逐艦型大戦艦デストロイモード「わかります! 日本がドイツの同盟国だったことを抜きにしても、アメリカの無差別爆撃は別に軍需工場だけではなく、都市そのものを破壊していたのであって、女性や幼い子供を始めとして、何の罪もない人たちだって、大勢『殺している』のですよ⁉ それなのに東洋の平和ボケどもが、笑顔で拍手喝采するなんて、どこまでアメリカに洗脳されているんだよ⁉ ──って、感じですよね!」


響けペレストロイカ「こういったことを踏まえると、まさか某国を代表するプライムミニスターご本人様が、ロシアの対ドイツ戦勝記念式典にのこのこ参加するなんて、絶対に許されませんよ!」


駆逐艦型大戦艦デストロイモード「──あ、でも、一応日本は、ロシアの対ドイツ戦勝利に、少なからず『貢献している』と、言えるんじゃないですか?」


響けペレストロイカ「はあ? 何を言い出すのですか! 確かに日本はロシアと不可侵条約は結んでいましたが、積極的な軍事協力なんて、一切行っていないではありませんか?」




駆逐艦型大戦艦デストロイモード「そう、まさにその『不可侵条約』なのですよ! ドイツ軍の猛攻によって、あわや首都モスクワが陥落せんとした時に、かつてノモンハンにおいて激戦を交わした日本軍と不可侵状態にあることは、まさしくロシアにとっても文字通りに『後顧の憂いを断っている』状態にあって、何の心配も無く全力でドイツ軍の迎撃に当たることができ、ロシアならではの過酷な『冬将軍』の助けもあって、辛くも撃退できたってわけなのですよ」




響けペレストロイカ「──ッ。つまり、日本軍は間接的に、ソビエト軍の対ドイツ戦を、有利に運ばせたと言うの⁉」


駆逐艦型大戦艦デストロイモード「まあ、そういう意味からすると、某首相が、ロシアの戦勝記念式典にお呼ばれしても、それほど不思議は無いかなあって」


響けペレストロイカ「……かなり『こじつけ』臭くもありますが、確かにまったく根拠が無いわけではありませんね」


駆逐艦型大戦艦デストロイモード「でも、本当に日本のお陰で、ドイツに勝ったとすると、大戦末期に不可侵条約を一方的に破棄して、突如対日参戦したことは、絶対に赦せませんよね⁉」


響けペレストロイカ「そう、そうなのよ! だからこそ前回、あのようエピソードを、急遽挟み込んだわけなのです!」


駆逐艦型大戦艦デストロイモード「──ということで、作品自体の意義については、一応話がまとまりましたので、いよいよ本作全体のこれからの展望について、述べていくことにいたしましょう」


響けペレストロイカ「これからの展望、と言うと?」




駆逐艦型大戦艦デストロイモード「実は本作の作者の、今回の『第8回ネット小説大賞』における全作品的テーマが、『軍艦擬人化美少女作品の、新たなる地平を切り拓け!』でして、本作を始めとして、主力長期連載作品の『わたくし、悪役令嬢ですの!』も、今回新たに連載を開始した『ナデシコ転生!~軍艦擬人化美少女無双物語~』も、軍艦擬人化美少女や魔法少女を、メインに据えた作品となっているのでございます」




響けペレストロイカ「ほう、それはめでたい。作者の持論によると、軍艦擬人化美少女も、魔法少女の一種のようなものだから、実質上すべてにおいて、軍艦擬人化美少女をメインに据えるも同然ですな」


駆逐艦型大戦艦デストロイモード「それでですねえ、元々は新規に作成した『ナデシコ転生!~軍艦擬人化美少女無双物語~』こそを、かの日本を代表する大戦艦である『大和やまと』さんをメインヒロインに据えて、王道的展開を目指す予定だったんですよ」


響けペレストロイカ「ほう、大和さんならまさに、王道的展開にふさわしいですよね」


駆逐艦型大戦艦デストロイモード「でもですねえ、王道的展開なら、もう本作のほうでやっているではないですか?」


響けペレストロイカ「そりゃそうですよ、元々この『なろうの女神が支配する』における作中作である『デストロイヤー転生、これぞ駆逐艦『娘』、最強伝説だ⁉』は、『第8回ネット小説大賞』へのエントリーを予定していた、軍艦擬人化美少女の最新作のための、『試行作品プロトタイプ』的な意味合いもあったのですから」


駆逐艦型大戦艦デストロイモード「ええ、まさにその通りであり、私のキャラ付けに始まり、世界観設定やストーリーのベースラインに至るまで、新作の『デストロイヤー転生、これぞ駆逐艦『娘』、最強伝説だ⁉』に使われることを前提にして、考案されたものだったのです」


響けペレストロイカ「うん、こう言っちゃなんだけど、いわゆるアニメ等で言うところの、『使い回し素材(バンク)』も随分と貯まったところだろうし、新作の作成もはかどるってものでしょうよ」


駆逐艦型大戦艦デストロイモード「確かにその通りで、作者自身も新作の作成にあたって当然楽ができるものと、実際に取り組んでみたものの、思わぬ弊害に気づいてしまったのでございますよ」


響けペレストロイカ「弊害、ですか?」




駆逐艦型大戦艦デストロイモード「何か、『同じことを繰り返すのも、面白くねえなあ? ──やめたやめた、どうせなら完全新作を書き起こそう!』てことで、今現在新ストーリーの作成に、四苦八苦しているそうなんですよ」




響けペレストロイカ「──はあああああああああ、何その、絵に描いたような『自縄自縛』は⁉」




駆逐艦型大戦艦デストロイモード「うん、あきれますよね。──でも、確かに作者の気持ちも、わからないでもないんですよ」


響けペレストロイカ「……ああ、まあねえ。『王道』作品がすでにあるんだし、どうせなら『変化球』作品にも、挑戦してみたいでしょうねえ」


駆逐艦型大戦艦デストロイモード「そもそも、作者の軍艦擬人化モノは、『わたくし、悪役令嬢ですの!』における、変化球中の変化球エピソードから始まったんですし」


響けペレストロイカ「そういえば、本作前回の第221話も、最初期案からかなり変更されたんですよね」


駆逐艦型大戦艦デストロイモード「え、そうでしたっけ?」


響けペレストロイカ「あれって最初は、『小説家になろう』様の『冬の童話企画2020』に、エントリーする予定だったそうなのよ」


駆逐艦型大戦艦デストロイモード「はあ、あんなとんがった内容で、『童話』とか、何考えているのよ、あの作者ってば⁉」


響けペレストロイカ「いやむしろ常日頃から、そんな作品ばっかり創っているじゃない? 何かと言えば、奇をてらってさあ」


駆逐艦型大戦艦デストロイモード「あ、そうか、そもそも正式に『冬の童話企画2020』にエントリーした『80年ぶりの、クリスマス★プレゼント』も、軍艦擬人化キャラこそ出てこなかったものの、身体に『Tー34』と落書きされたシロクマが、本当に第二次世界大戦におけるソビエト軍の傑作戦車である『Tー34』に変身して、侵略者であるドイツ軍と戦うって言う、第221話と似たり寄ったりの作品でしたっけ?」


響けペレストロイカ「そうそう、前回のラストにおいて、結局史実では僕こと旧帝国海軍の駆逐艦『響』が、いわゆる『倍賞艦』として、戦後ソビエトに引き渡されたことにかけて、タイトルも『プレゼントは、わ・た・し♡』とかいったふざけたやつにして、企画イベントテーマである『贈り物』をクリアしようとしたものの、内容のほうがあまりにもアレだったので、『童話』としてエントリーするのを諦めたわけ」


駆逐艦型大戦艦デストロイモード「……とはいえ、アイディア自体を没してはあまりにももったいないから、こうして同じ『軍艦擬人化モノ』である、本作において番外編的に復活させたわけですか」


響けペレストロイカ「基本的な世界観としては、『カクヨム』様のほうの『カクヨムコン5』において公開した、これまた新作の軍艦擬人化作品のものを再利用しているのよ」


駆逐艦型大戦艦デストロイモード「……ああ、あれもこの作者にしては、『イデオロギー』面において、かなり挑戦的な作品になっていましたね」


響けペレストロイカ「現在鋭意作成中の『第8回ネット小説大賞』用の完全新作である、『ナデシコ転生!~軍艦擬人化美少女無双物語~』のほうも、これまでになくぶっ飛んだ内容になりそうですよ?」


駆逐艦型大戦艦デストロイモード「たとえば、どんな?」




響けペレストロイカ「一応異世界を舞台にしているのですが、魔法と機械文明が同居していて、天災級のチートスキルを有する『魔法少女』たちが無数に跋扈していて、世界中で破壊活動しているのを、現代日本から召喚した『チート勇者』たちに討伐させるんだけど、勇者たちもTS転生しているので、どちらとも外見は『幼女』で殺し合うという」




駆逐艦型大戦艦デストロイモード「──どういう、ディストピアSFなんだよ⁉ そもそも『軍艦擬人化』の要素は、一体どこ行った?」




響けペレストロイカ「それは、実際に公開されてからの、お楽しみと言うことで♡」


駆逐艦型大戦艦デストロイモード「結局、ステマかよ?………いや、これもう、ダイマだろ⁉」


響けペレストロイカ「あらあら、そんなこと言っている場合ではありませんよ? 今回の『第8回ネット小説大賞』における『軍艦擬人化美少女』全作品についての成否は、他ならぬあなた自身にかかっているのですからね?」


駆逐艦型大戦艦デストロイモード「え、何で? ご存じのように私の主演作である『デストロイヤー転生、これぞ駆逐艦『娘』、最強伝説だ⁉』は、あくまでも完全新作のための【試作版プロトタイプ】として創られたもので、他の諸作品みたいにぶっ飛んだところがあまり無い、比較的平穏なストリー展開でしかないんですけど?」




響けペレストロイカ「平穏だからこそなのよ。他の作品がぶっ飛んだ『キワモノ』ばかりだから、作者にとっての軍艦擬人化モノの『主軸』となれるのは、もはやこの作品以外にはあり得ないってわけなの」




駆逐艦型大戦艦デストロイモード「ちょっ、そんなこと勝手に言われても、いきなり肩の荷が重くなってしまったじゃないの⁉」




響けペレストロイカ「まあ、あなた自身はそんなに気負わずに、これまで通りやっていけばいいのよ。この作品についてはすでに、ラストまでのプロットも一応できているみたいだし」


駆逐艦型大戦艦デストロイモード「……ああ、そもそも【試作版プロトタイプ】なんだから、そんなに長く続けるつもりはなかったろうし、大体の筋道はできているはずよね」


響けペレストロイカ「──ていうことで、少なくとも今回のコンテスト中は、ある意味この作品こそが『メイン』であるようなものだから、しっかり頼むわね」


駆逐艦型大戦艦デストロイモード「こ、こいつ、自分のほうは単発の読み切り作品だからって、気軽に言いやがって…………そもそもあなたってば、作中では『ボクっ』として、男言葉をしゃべっていたくせに⁉」


響けペレストロイカ「いや、あれって台詞的にはあまり書きやすいものではないから、このような【会話劇】向きじゃないのよ」




駆逐艦型大戦艦デストロイモード「キャラクター属性、全否定じゃん⁉ どこまでいい加減なのよ、この作者って?」




響けペレストロイカ「──というわけですので、『第8回ネット小説大賞』期間中は、読者の皆様におかれましても、本作に対するご支持ご鞭撻のほど、よろしくお願いいたします♡」




駆逐艦型大戦艦デストロイモード「ちょっ、勝手に締めないでよ? メインヒロインは、私でしょうが⁉」

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