表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
10/15

エミちゃんと怖い話をやり隊

 幽霊は存在する。何故ならば私には見えているから。だが、私は霊の存在を認めて欲しいとは思わない。いないと思って貰っても良いと思う。何故ならば見えない存在を信じてくれと言っても無理なのは分かっているから。幽霊と言うのは身長が3mある人や、ビルの屋上から飛び降りても無傷な人よりも有り得ない存在だ、そんな存在を信じてくれと言う程私はバカではない。

 しかし世の中には霊を見た事もなければ、触った事もないのに霊を信じてやまない人達も決して少なくはない。そうい人達が好んでするのが「怖い話」だ。私には何が面白いのかさっぱり分からないが、キャーキャー騒ぎながら物凄く楽しんでいたりする。そう、今私の目の前にいる人たちの様に。


「そんで、後ろを振り返ったらね……女の人が追いかけて来てたんだよ!しかも顔に思いっきりタイヤ痕つけて!」


「ぎゃあああああああああああああああ!」


「それはあかん!それはあかんでー!!」


「あぁ今日トイレに一人でいけないかも…」


「ブクブクブクブク」


 いや、何がそんなに怖いのか。森羅なんて泡吹いてるし。昔車に轢かれた女の人が追いかけて来ただけでしょ。そんなもん夜に車乗ってればしょっ中目撃するっちゅうねん。


「どうだぁ!ウチの怖い話!めっちゃ怖かったろ!」


「いやもう全然。私なんて途中から寝てたし」


「佐田さんの話し方は良かったと思うよ」


「正直勢いだけだったよな」


「12点」


「んだよ、お前ら!めちゃくちゃビビってたクセに何でそんなに評価低いんだよ!友沢なんて泡吹いてたろ!」


「あれは演技」


「嘘つけ!」


 私達5人は現在、視聴覚室にいる。周りは雰囲気を出す為に真っ暗にしている。どうしてこんな事になったかと言うと、友実が怖い話をしようと言い出したからだ。どうやら友実はこの前見たホラー映画の影響でオカルト的なもんに再びハマっているみたいで、昨日も心霊番組の話をしていた。そして今日は視聴覚室が借りれたから怖い話をしよう!と言い出し、私と森羅と陽子と佐田さんと美鈴を招集した。

 私は断ろうかと思ったが、陽子with愉快な仲間達の事が心配になり参加する事にした。ほら、怖い話をすると寄って来るっていうじゃない?あれは案外迷信ではなかったりするしね。


「じゃあ、次は森羅が怖い話をしろよぉ」


「分かった、やる」


「いったれ森羅!」


「友沢さん頑張ってー!」


「かましたら霊!」


「友沢気合い入れろよ」


「これは聞いた話なんだけど、とある旅客機が雪山に不時着する事故が昔あったらしいの。生き残ったのは五人。途中で一人は死んじゃって生存者は四人になった。その四人は命からがら山を下り、避難小屋にたどり着いたの。そして、その四人は救助が来るまでその小屋で待機する事にしたんだってさ」


 森羅が話してるのは有名なスクエアの話ね。そう言えば昔、リモタの世にも珍妙な物語でやってたなぁ。イヤダ亜希子主演の奴。あれは中々面白かった。


「そいでそいで」


「で、小屋に辿り着いたのは夜だったんだけどさ。雪山の夜だからすっごい寒くて眠くなっちゃうの。でも眠っちゃたらダメじゃん?だから四人は考えて、小屋の隅に四人散らばる事にしたの」


「何で隅に散らばったの?」


「うん、四人が考えた方法は四人が四つの隅に行き、時間がくれば一人目が二人目の場所へ行き二人目の肩を叩く。一人目は二人目の場所に座り、二人目は肩を叩きに三人目の所へ行く。四人目も同様。それを繰り返して朝まで耐える事にしたの」


「結果はどうなったの?」


「四人とも朝まで寝る事なく過ごし救助されました」


「良かったじゃーん」


「でも、彼等は救助された後に気付いたの。…ゴメン、怖くなって来たからこの話はここで終わる。呪われたら嫌だし」


「ええええええええそこでえええええ!?」


「いやいや友沢さんそこからが大事なのでは!?」


「消化不良にも程があるぞ」


「何というモヤモヤ…友沢お前が一番こえーかも」


「はぁ…しょうがない。続きはあの方法は四人では成立しないって気づくのよ。ほら、隅は四つしかないんだから、移動していくと四人目は肩叩く人がいない筈でしょ?」


「?????」


「ああ、なるほど!」


「どういう事だってばよ…」


「どういう事だってばさ…」


「なっ…」


 陽子以外理解出来てない!せっかく私が森羅に変わりに説明してあげたというのに…。まぁいいや、今度世にも珍妙な物語のDVD借りて来てこやつらに見せてあげよう…。それが一番手っ取り早いと思うし、私も久しぶりに観たいしね。


「エミ続きを話してくれてありがとう」


「どうしいたしまして」


「よし、次は私が怖い話をしてやろうではないか」


「おっ、智美いくか!」


「さとみん頑張って〜!」


「おうよ!これは私が中学生の頃の話なんだけどな。私は一人でイギリスに旅行に行ってたんだ」


「……」


 あっ、これ嘘っばいな。まず中学生が一人でイギリスに行ったりなんてしないでしょうに。親が許さないでしょうし、中学生が一人でイギリスに行くっていう発想は中々無い。


「私はとある観光地に行こうと思って列車に乗ったんだ。で、その時全然寝てなくて列車の中で眠っちゃたんだよ」


「あるある」


「いや、あんた一回も海外旅行行った事ないでしょ」


「ほいで気がつけば夜になっていて、目的地は完全に過ぎていたんだ。あん時は本当に焦ったなぁ〜」


「ぐっすり寝てたんだね〜」


「私は次の駅で降りる事にした。何分かすると列車は駅に到着し、私はその駅で降りたんだ。そいで急いで反対側に行き、目的地の駅まで戻ろうとしたんだ。だが、待てど暮らせど列車は一向に来なかった。どうやら終電は行ってしまってたらしい。私はどうする事も出来ずに途方に暮れいた」


「海外の駅で終電逃すって中々怖いな」


「そして途方に暮れたいた私を見かねてか、一人の駅員が私に話しかけてきた「コンナトコロデオマエナニシテンネン!レッシャナラモウケエヘンゾ!」ってね」


「何で片言なの…?しかも関西弁だし」


「Mr.ベタベターみたい」


「コンナトコロデヒトリニシテラレヘンカラ、オマエチョットコッチコイ!」と言われ、私は彼に頼るしかなく言う通りに着いて行くことにした」


「あっNOと言えない日本人発見!」


「うるさい、そん時は仕方なかったんだよ。話に戻る、その駅員が連れて行った場所は駅の中にある待合室だった「トリアエズケイサツヨンドイタカラ、アトハケイサツニマカセルワ。オレモウカエラヘントイケヘンシナ」といい、駅員は帰り支度をし始めた。私は警察と聞いて何故か逮捕されるんじゃと思い、かなり焦った」


「日本の警察にはビビらないくせに、海外だとビビるんだな」


「まぁ奴らはレベルが違うからな、多分だけど。で、私は駅員に警察に私はいないと伝えてくれと頼んだが「イヤ、モウココシメルカラ!オマエヲホットカレヘンシ!」と言い、言う事を聞いてくれなかったんだ。そしてそんなやり取りをしているウチにサイレンの音が聞こえてきた」


「やべぇよらめぇよ…」


「私は隠れて!と言った。駅員は「ソウソウソウ、ミツカランヨウニセントナ、イバショガハレタラバレデシマウカモシレヘンモンナ。テキニジョウホウヲアタエヘンノモダイジヤデ。アッ、スマンケドモウチョットオクニツメテクレルカ。アイツラ、ホンマダレノメイレイデキトンネン……ッテ、アレ?チョットマッテー、コレ…ケイサツヤナクテ、テイサツヤン…ハァイ!レッツダ〜ンス〜!と言い、駅員はちょっと踊った後に私に「ナニサスネン!」と突っ込んだ」


「随分ノリの良い駅員だったのね」


「完全にMr.ベタベターだ」


「その後私は警察に連れていかれた。警察はご丁寧に宿泊を紹介してくれたが、実はそこは霊が出ると噂の宿泊だった。そこから私の恐怖の夜が始まった」


「えええええええええええ!プロローグ長っ!今までの前振りだったの!?そこからで良いじゃん!」


「怖い話下手くそか!」


「完全にMr.ベタベターいらなかったね…」


「私は部屋に入る…」


「いや、もう良いよ!話長すぎ!さとみんはここで終了とします」


「えっ!いやいやここからが本番なんだぞ!エクソシストVS霊VS駅員の話凄いんだぞ!お前ら聞きたく無いのか!?」


「また駅員出てくるんかい!智美お腹いっぱいだ、ここで終われ」


「えー…まぁしゃあないか。続きを話せる空気ではないしな、終わるわ」


「じゃあじゃあ次は私が怖い話をするよ〜!」


「じゃあ、私もするよ!」


「じゃあ、あたしも!」


「じゃあ、私はやっぱり続きの話してやんよ!」


「じゃあ、ウチもするわ!」


「……じゃ、じゃあ私も…」


「う〜ん、じゃあ皆でやろっか」


「いや、そこはどうぞどうぞって言う所でしょうがああああ!てか、皆でどうやって怖い話すんのよ!」


しょうもないノリに付き合ってあげたのに、とんだ肩透かし食らったわ。まぁどうぞどうぞやられても迷惑だったけどさ。


「で、次は誰が行く?」


「私がやらしてもらって良いかな?トリやれる程怖がらせる自信ないし」


「おっ、みなっち立候補してきたな!いいよ、やっちゃいなよユー!怖い話…やっちゃいな!」


「ありがとう。では、早速…これは私が実際に体験したお話なんだけどね。私、犬を飼っててね、毎日散歩に連れて行くのが日課なんだ。犬の名前はハスキー、通称ハス、柴犬なんだ」


オイオイ、陽子さんよ。怖い話よりもどうして柴犬なのにハスキーになったのかの方が気になりますぜ。


「で、その日もハスを散歩に連れて行ったの。あっハスの散歩コースは住宅街を通って、近くの公園に行って帰ってくるのがお決まりのコースなんだ。因みに公園のすぐ横には墓地があります」


「墓地…これはあかんヤツや」


「んで、散歩に行った時間帯は夕暮れ時でさ。やたらとハスが後ろを気にしていたんだ。それで私も気になって後ろを振り向くんだけど、誰も居ないの。そして公園に行ってその日は問題なく帰って来れたんだけどさ。私の身に不幸が降りかかったのは次の日だった」


「……」


 陽子の身に不幸だと…もし陽子を不幸な目に遭わせた霊がいるならば生かしとくわけにはいかないわね。早急にぶっ殺しに行ってやるわ。


「私に不幸が降りかかった日、私は友達との会話が弾んちゃって帰りが遅くなってしまったの。辺りは完全に真っ暗。でも夜にハスの散歩に行くのは珍しい事ではなかったから、私は遅くなったことを気にする事なく、いつも通りにハスと散歩に出掛けた」


「ダメなフラグが立っとる…」


「いつもよりも散歩の時間が遅れたせいか、ハスはかなり興奮していて私をぐいぐいと引っ張っていた。私とハスは住宅街を抜け、公園の前に辿り着いた。興奮冷めやまぬハスは勢い良く公園に入って行こうとし、私は引っ張っられたまま公園に進入しようとした時、私は目の前に何かある事に気付いた。でも、もう遅かった。私は糸だらけになった。そう、何と公園の入り口には……蜘蛛の巣がびっしり張っていたのだあああああああああああああ!」


「ぎゃあああああああああああああああ…ってあれ?蜘蛛?」


「うん、蜘蛛」


「何だ、蜘蛛かよ。大したことねぇな」


「ウチも蜘蛛平気だわ」


「えー蜘蛛怖くない?」


「前の日のハスが気にしてたのは何だったの?」


「あぁ、単純にお尻が痒かっただけみたい。勿論病院には連れて行ったよ」


「そう…ハスも無事で良かったよ〜。ねぇエミちゃん」


「蜘蛛………えっ!?何?何か言った?」


「いや、別に聞いてなかったなら良いけど…大丈夫?」


「大丈夫に決まってるじゃない」


 蜘蛛怖えええええ!今まで聞いた話で一番怖かったわ。何で友実達はあんなに冷めているのか、公園の入り口に蜘蛛の巣張ってあるとか超怖いじゃん。何だよそのトラップ、虫嫌いには最悪過ぎるわ。出来るだけ夜は公園には行かないようにしよ。


「じゃあ、次こそは私だね!」


「いや、私がもう一回やるよ!」


「いやいや、あたしがもう一回やる!」


「いや、続きあるから私がやるぜ!」


「んだよ、それならウチだってもう一回やんよ!」


「……私もやりたいか…も」


「はぁ…すんなり決まらないねぇ…まさかまた皆手を挙げるなんて…」


「ねぇ、もうこのノリよくない?」


いちいち突っ込むのが面倒くさいんですけど!つーかさっきやったでしょうに。大してウケてもいなかったネタをどうしてもう一回やるのか。もしや滑り芸が好きなの?


「んー、分かった。じゃあ次は私が怖い話をするよ〜」


 次は友実か。この子ホラー耐性ないくせにやたらとホラー映画や怖い話に詳しいのよね。なので、森羅達よりかは期待できると思う。


「これは私が小学生の時の話なんだけど…。当時から私は怖い話が大好きでね、友達とも色々と話してたんだ。そんでね、友達のSちゃんが提案して来たの。放課後残ってアレをやろうと」


「アレ?アレって何?」


「放課後残ってやると言えばアレでしょ!そう、皆ご存知のそっくりさん!」


「そっくりさん?」


「……友沢さん知ってる?」


「知らない。美鈴は?」


「しらねぇ」


 何だそっくりさんって???そんな怖い話聞いた事無いんだけど…てっきり話の流れからして、コックリさんの話をやるのかと思ったけど違うのか。


「アレ?聞いた事ない?有名なんだけどな〜…」


 有名…?もしかしてこの子、コックリさんをそっくりさんに間違えてるんじゃ…。もしそうならだいぶ話が変わるわね。コックリさんとそっくりさんはだいぶ違うしね。でも、このまま訂正しない方が面白そうだから訂正しないでおこ。


「まぁいいや。そっくりさんはね、一種の降霊術なんだって〜。私達は興味本意でそのそっくりさんをやってみる事にしたの」


 そっくりさんをやってみるってただのモノマネじゃん。何?放課後皆でモノマネ大会でもやってたの?すっごい見たかったわ、私。何でその場にいなかったんだろう。


「集まったのは四人。私とSちゃんとMちゃんとAちゃん。そっくりさんのやり方はSちゃんは良く知っていて私は言われるがままやっていた。やり方はどうだったか忘れちゃったんだけど、最後だけはよく覚えてる。そっくりさん、そっくりさん、おいでくださいと言った事は…」


「……」


 姿が見えないのにそっくりさん呼んでどうすんのよ、ってツッコミたい!でもこの話を終わらせたくない。もうちょっと聞いていたい。しかし、何で森羅達は間違いに気付かないのか。間違い話を真剣に聞いてる森羅達も面白いわ。


「皆で言ったすぐ後だった…。明らかにSちゃんの様子がおかしい。なんとSちゃんの体に霊が乗り移ってしまったの。Sちゃんはどうやら狐の霊に取り憑かれてしまったみたいで、ずっとコンコン言っていた。正直可愛かった」


「そのあとSちゃんはどうなったの?」


「休みが続いた後、すぐにどこかに転校しちゃったから分からないんだ。流石にずっと狐に取り憑かれたまんまって事はないだろうけど…一体何処に行っちゃったんだろうねぇ」


「あ、それもしかしたらウチかも知んない」


「はっ!?」


「美鈴またまた〜冗談はテストの成績だけにしとけやい」


「えっ…マジ?嘘でしょ!?いや、でも確かにSちゃんの名前は佐田だった様な気もしないな…佐藤だった気もするけど」


「んー、多分ウチだと思うわ。昔そういうのやった後に、除霊しにお寺に連れて行かれた記憶あるし、私小学生の時もこの辺に住んでたからね」


「小学校の名前は!?」


「緑ヶ丘小学校!」


「Sちゃああああああああああああああん!ずっと会いたかったよおおおおおおおお!」


「嘘つけ!お前うろ覚えだっただろうが!」


 衝撃の結末…。まさかSちゃんが佐田さんだったなんて!って事は私とも同級生だったって事か。ヤバイ、全然覚えてないなぁ。悪い子がいれば覚えてそうなもんなのにね、もしかして昔はもっとおしとやかな感じだったのかな。小学生の頃からヤンキーな子そういないだろうしね。なので気付かなくてもしょうがない、気にすんな私。でも後でちゃんと謝ってはおこう。


「後、友実お前あれはそっくりさんじゃなくてコックリさんだからな」


「はあああああああ!あわあわあわあわ、そうだったー!私恥ずかしー!穴があったらディグダになりたい気分だよ〜」


「何だよ、そっくりさんって〜!はっはっはー!」


「もう!恥ずかしいからエミちゃん次の怖い話をやって!みんなの視線をそっちにやって!」


「えー、私もやるの?」


「当たり前じゃん!エミちゃん霊感半端ないんだからやらなきゃ!宝の持ち腐れだよ」


 霊感を宝だと思った事なんて無いんですけどね。まぁでも一人だけやらない訳にはいかないか。それにもう辺りもだいぶ暗くなってきたし、そろそろ〆ないとね。


「エミ霊感凄いんだ、シャーマンみたいでカッコイイね」


「エミはきっと前世はどこかの村の長で、皆を霊から守っていたに違いない」


「二人とも褒めてくれるのはありがたいけど、それどっちも嬉しくないよ」


「エミちゃん早く早く!」


「期待してんぞ〜」


「ハードル上がりまくりだな」


「分かったわよ。やるわよ。えー、さっきからなんだけどね。そこの窓から女の子がずっとこっちを見てるわ。歳は私達と同じぐらいで時々手招きもしているよ」


「えっ?嘘……?」


「ほんとよ、よく見てごらん。窓閉まってるのにそこのカーテンだけ動いてるから」


「ぎゃあああああああああああああああああ!」


「これはあかん!これはあかんでー!」


「総員退避!!!」


「逃げろおおおおおおおおおおおおおお!」


「うわああああああああああああああ!」


「……皆行ったか」


 本当は窓が少し空いてるからそっちにはいないんだけどね。終わらせるには嘘ついた方が手っ取り早かった。そんで後は…。


「ほら、私には貴方が見えているわよ。そこに隠れてないで出てきなさい。何?嫌なの?そこが良いの?なら、そこにいとけば良いわ。でも、決して人に危害を加えたらダメよ」


「……………………………………」


「んじゃ、私もう行くから。じゃあね、さようなら」


「……………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………い……………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………や……………………………………だ」













エミちゃんを笑わせ隊 対戦成績 0勝9敗


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ