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神様の異世界転移観察  作者: 土人形
6/7

寝落ち

よろしくおねがいします。


@月 牛日(釜曜日)


・・・ハッ!?

寝てしまいました。これが寝落ちというやつでしょうか。

一時停止かけて自室に戻ったつもりでしたがうっかり作動していたままだったようですね。4ヶ月も経過していますし通知もぎっしりです。

私が悪いですのでさっさと降臨しましょう。勇者の現在位置割り出してぴょんっと。


「お久しぶりです。如何ですか」

「ようやく出やがったな世界の敵!」


はて?世界の敵?思わぬワードが出ましたが寝ている間に何があったのやら。


「首を傾げてとぼけても無駄だ!アルバームに全ての真実を教わったんだ!」


曰く侵攻してきた(一部の過激派弱小)魔族を撃退し凱旋をしたのが2ヶ月前、今後の取り決めを(正面切っての戦争"には"反対していた)魔族と結んだのが1ヶ月前。その調印式で(男の劣化)創造神からの神託でこの騒乱の原因は偽の創造神の管理不行き届きが原因だったと言ったそうだ。


最初からエラーが発生したら対処させる形で呼ぼうとしていましたし、偽の創造神とか間違った事は言っていない説明ですね。( )の中身をこの人が知らないとは言え。

一度頭に直接叩き込んだ情報も毎日じわじわと洗脳された方が上回りますし。


「でもな、んな事はどうでも良いんだ!1番許せねえのはこの世界人間以外ロクにいねーじゃん!」

「いいのですか?」

森人種(エルフ)とか山人種(ドワーフ)とか獣人種(ビースト)とかの普人種以外はお前が全て滅ぼしたんだろ!」


この人頭大丈夫ですかね。

適当に配置しましたし適当に生きてーって彼のそばにいる狐の尻尾の少女と耳長の女性は何ですかね。


「私たちは雑種の血が隔世遺伝した忌子です。純血種は居ませんし私達のような者に居場所はありません。」

「お前の(わざわい)が降る為に故郷を、家族を失ったんだ!」


ちらりと目を向けた途端に耳長と狐尾が強い殺意のこもった瞳で射抜き口を開いたが、禍?私は特に何もしていませんね。

一時停止してちょちょいと調べてみましょう。

一番初めに普人と交流を持ったのは・・・獣人種。あー、人畜共通症を大量に増やして衛生概念が追いつかず呪いの一種と。

次が血食種、バンパイア。血を介した病を大量に増やし。

とどめが森人種。元から他の森とも交流しない程の閉鎖社会に普人が入り今までに無い病を。

って、連鎖が酷いですね。根強く呪い説が広がったところで私の存在を絡めたと言うことでしょう。おかげでどこかしらに入っている血が隔世で戻ると迫害の対象と。

あの男神なりに私対策を練っていた。そうですか。と言って丸めて世界を白に戻す者ではない方に賭けて。確かに途中で投げたりはしませんけど回避できる無用なことは全て潰しますよ。


他種族には基本的に高い体力を持たせ、閉鎖的になりがちな森人種エルフは遺伝にエラーが出ないように長い寿命ともしもの交流対策に病の耐性を、鉱山等を住処にしたがる背の低い山人種(ドワーフ)は常時消毒する為に強いアルコールで体中を浸せるぐらいの毒耐性と火耐性を、血食種(バンパイア)にはそもそもの病疫の浄化を――――。

その他諸々全ての当初居たであろう種族の設定をし直した。


よし、こんなものですね。

リスタートは読み飛ばした分も含めて城からのスタートでいいかな。

今度こそ何もありませんように。

ありがとうございました。

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