プロローグ
初めて書くので、変な点がいっぱいあると思いますが、あたたかい目で見てやって下さい。
人が死に至る時に、今までの人生がどのようなものか、振り返ってしまうであろう。
死に方も、生きていた人生も、人それぞれ違うのは、言わなくても当然の事である。
ただ、死に至ってからの事を考える者は、少ないであろう。
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何もなく、どこまでも黒い空間に、一人の少年が、気を失って倒れている。
年齢は、15歳ほど、少女のような容姿で、少し長めの綺麗な白髪が目を引く。
どれほどの時間がたったのであろうか。
少年は、静かに意識を取り戻し、ゆっくりと目を開いた。
少年は、身体を起こし、辺りを見回している。
・・・ここどこ?
どこを見ても、黒い。
声を出して、人を呼んでみる。
「・・・・・・」
(っえ!? 声が出ない!? なんで!?)
いくら出そうとしても、声が出ない、慌てて立ち上がり、辺りをもっと見渡してみる。
ほんと何なの・・・
やはりどこを見ても黒い。
・・・・・・とにかく歩いてみよう。
少年は、歩き始めた。
しばらく歩きながら考えていると、分かった事がいくつかあった。
まず、自分自身は見えているので、この場所は、黒いだけで暗くはないこと。
最初は夢かと思ったが、自分の身体を触ったり、地面に触れてみたりしたら、感触があったため夢ではない事。
少し寒い気もする。
少年は、少しの間歩いたところで、座り込んだ。
もう、歩きたくない・・・
歩いても歩いても何もないし、何も変わらない。
少年は、座り込んだまま、自分が目を覚ます前の事を、思い出した。
(あれ? 僕、自殺したんじゃ?)
「やっと、思い出したんだね」
!!!!!!?
どこからか分からないが、低く鈍い声が、黒い空間に、響いてきた。
「君は、自ら命をたったんだよ、愛音 幸くん」
この声の持ち主が、終わらせたはずの少年の、人生の続きを【異世界】で作らせる。
できる限り少しずつ、続きを書いていきます。